こんにちは!ちくです!
サッカー歴30年以上の大ベテランです!
サッカー好きですか?
ボクは大好きです!
今日のテーマはトラップです。
- トラップってどうするのが正解なの?
- トラップのコツってある?
- トラップがうまくなる方法を教えて!
皆さんのこういった気持ちに応えます。
トラップはサッカーにおいてもっとも重要な技術のひとつです。
ですが、先日のクラブワールドカップの「マンチェスターシティー」対「浦和レッズ」の試合を観て「日本と世界との差」に驚きました。
「日本人はきちんとトラップができていない」と愕然としたのです。
ボク自身も現役時代はトラップにそれほどこだわっておらず、「ボールタッチの柔らかさは才能だ」ぐらいに思っていました。
しかし、サッカーについて研究していくうちにトラップやボールタッチは習得できる技術だとわかってきました。
そして、「こうすればめちゃくちゃうまくなる」という最適解が見えてきたんです。
日本人がまだトラップができていないなら、トラップの技術を磨いていけば、日本でトップクラスになれるということです。
そして、いずれ世界で活躍できる選手になる基礎になります。
これはチャンスです。
今日の記事で正しいトラップの技術をぜひマスターしましょう。
トラップはめちゃくちゃ大切な技術やけど、まだまだ重要性に気づいていない人が多い。トラップを極めると人より抜きん出ることができるで。
基本のキックに関して詳しく解説している記事はこちらです▼
≪最初に練習すべき基本のキック5種類を徹底解説!使用場面と蹴り方のコツ
トラップとは?
日本語で言うと「止める」です。
ボールを止めて自分のコントロール下に置くことを「トラップ」と言います。
言葉の意味は「罠をかける」ということらしいですが、知っていても知らなくてもどっちでもいいです(笑)。
ボクが言うトラップは
ボールをピタっと静止させること
です。
トラップしたあとにボールが動いていたら、それは「運ぶ」つまりドリブルになります。
「止める」と「運ぶ」は明確に違います。
ここでは「来たボールを自分の止めたいところにピタッと止める技術」をトラップと言うことを覚えておいてください。
では、自分の止めたいところとはどこなのか?
これにも明確に答えがあります。
自分が足を振り抜ける場所
これですね。
要はボールを止めた瞬間に強く蹴れる場所のことです。
まとめると
止めた瞬間に強く蹴りだせるところに、ボールをピタっと静止させる
これがトラップです。
なんでこんなことを言うかというと、どういう状態が「止める」かがわかっていないと、正解にたどり着けないからです。
トラップはすべてのプレーの出発点
です。
トラップをしない試合はないですよね。
もしあるとしたら、それはほぼボールに触れなかった悲しい出来事です(笑)。
ピタっと止めることでたくさんのメリットがあります。
ピタっと止められるようになると世界が変わります。
もちろんスペースに止める方がいいという議論があるのもわかりますが、ピタっと止められるようになれば、自分の意図するところに「運ぶ」のは簡単です。
ですので、今日はピタッと止める方法をお伝えしていきます。
言葉の意味をしっかりと定義づけしておかないと、何を目指せばいいのかわからなくなるからな。
ピタっと止めるメリット
ではなぜピタっと止める必要があるのかを考えていきましょう。
結論から言います。
- 次のプレーへの移行がもっとも早い
- まわりを見る余裕が生まれる
- パスの受け手とのタイミングができる
これですね。
ちょっとわかりにくいと思うので順番に説明します。
次のプレーへの移行がもっとも早い
先ほども言っていますが、トラップはすべてのプレーの出発点です。
トラップをした後にどうするかが重要です。
ピタっとトラップすると、トラップした後のプレーが格段に早くなります。
- すぐにシュートできる
- すぐにパスができる
- すぐにドリブルができる
これですね。
サッカーではプレーのスピードは正義です。
「ピタっと止めすぎたら、次へのプレーが遅くなるんじゃないか」と言う人もいますが、次のプレーがしやすいところへピタっと止めたらいいだけですね。
つまり、ピタっと止める場所は
自分が足を振り抜ける場所
ということです。
もっとかみ砕いて言うと
- すぐにシュートできる場所
- すぐにパスができる場所
- すぐにドリブルできる場所
ですね。
まわりを見る余裕が生まれる
自分の思うところにピタッと止めることができたら、顔を上げることができます。
そうすると相手ディフェンダーはうかつに飛び込んでこれなくなります。
ボールを奪いに行ってもかわされるからです。
するとさらに
まわりを見る余裕ができる
こういう好循環が生まれます。
メッシやイニエスタのトラップを観ていると、ボールを見ているのは一瞬でほとんど顔が上がっています。
そのときにボールが足元から離れることはありません。
だから良いシュート、良いパス、良いドリブルができるんですね。
これが2つ目のメリットです。
パスの受け手とのタイミングができる
最後3つ目です。
パスの受け手の気持ちになって考えてみましょう。
ボール保持者がトラップでもたついていたら、いつになったらパスが出てくるのかがわかりません。
ですので、ボールを受けるために走り出すこともできません。
逆に、すぐにパスが出せるところにボールがピタっと止まったら、次の瞬間にパスが出てくるのがわかります。
要は
ボールが止まった瞬間に走り出せる
これですね。
ボールがピタっと止まると受け手とのタイミングが合うようになります。
サッカーは一瞬一瞬で状況が変わります。
大袈裟ではなく、トラップしてから蹴るまでの1秒以内のことで点が入るか入らないかが変わってくるんですね。
ですので、一瞬のタイミングが合う合わないは非常に大事です。
ピタっと止まるようになるとプレースピードが格段に速くなるで。簡単にはボールを取られへんくなる。
従来のトラップの教え方の限界
皆さんもトラップを習うとき
- 「ボールの上に屋根をかける」
- 「上からたたいてバック回転をかける」
- 「ボールに合わせて足を引く」
- 「カーテンのように吸収する」
このように教えてもらったのではないでしょうか。
すべて間違いではないですが、非常に難しいですよね(^^;
そして、人によって教え方が違うという問題があります。
「足を引け」と言われてもめっちゃ速い球が来たら追いつかないし、走ってるときには足を引けないし。
「バック回転かける」もタッチライン際ならできるけど、中央なら無理だし。
「カーテン」?カーテンじゃねーし。
なんて思いながら結局どうすればいいかわからず、混乱した覚えがあります。
ボク自身、今までの考え方では限界があることを身をもって体験しています。
メッシやネイマールを観ていても、無理に足を引いたり、バック回転をかけたりしていません。
だけど、足元にピタッと止まっています。
正しいやり方があるはずです。
ここから正しいトラップのやり方を説明していくで!
正しいトラップのやり方
前置きが長くなりましたが、ここから本題に入ります。
基本的なゴロ球のトラップで
- インサイド
- アウトサイド
そして最後に
- 浮き球のトラップ
について解説します。
インサイドのトラップ
まず結論から言います。
「親指のつけ根の点」で「ボールの中心より少し上の点」を触る
です。
写真のような形です。
ボールは中心より
- 下を触ると→ボールは浮く
- 中心を触ると→ボールは反発する
- 上を触ると→ボールは止まる
こういう動きをします。
ですので、ボール上部の点を触ります。
足のどの部分で触るかというと、実はどこで触ってもボールの上部を触ることができたらボールは止まります。
ただ、いちばん安定がいいのは親指のつけ根の出っ張り部分です。
ここの部分です。
これ以上つま先に近くなるとボールの勢いに負けやすくなり、かかとに近くなると反発が大きくなります。
親指の出っ張り部分で触ると特に意識しなくても、ボールの勢いが勝手になくなってくれます。
いちばん最初のネイマールのトラップの映像を観て下さい。
このトラップは浮き球ですが、親指のつけ根あたりに当たって、足がブルブルっと振動しているのがわかります。
この振動がボールの勢いを吸収してくれるんですね。
原理はゴロでも浮き球でも同じです。
今までのインサイドのトラップはかかと付近や土踏まずあたりの面で止めるという意識だったと思います。
土踏まずやかかとの面は反発が強くなるので、ボールを蹴るのには適していますが、トラップには適していません。
壁にボールを当てているのと同じで、ボールの勢いを吸収しきれないからです。
壁にボールを当てると跳ね返ってしまいます。
逆に
ボタンのように小さいものを押すときを思い出して下さい。
手のひらでも押すことができますが、普通は指で押しますよね。
より小さい物や繊細なものを触るときは、指先のような点で触れるはずです。
トラップも同じです。
より繊細なタッチは点で触ることを意識することで精度がどんどん上がります。
アウトサイドのトラップ
アウトサイドのトラップも同じです。
アウトサイドのトラップは
「小指のつけ根」で「ボールの中心より少し上の点」を触る
これですね。
アウトサイドもインサイドと同様、ボールの上部の点さえ触れればボールは静止します。
ですが、いちばん安定感があるのは「小指のつけ根あたり」です。
この部分です。
こういう感じですね。
今まではキックと同じ甲の横部分を使っていた人が多いと思います。
ですが、足首に近づくほどに反発は大きくなり、勢いを吸収しきれなくなります。
ですので、「小指のつけ根の点」を「ボールの上部の点」で触るという意識を持ってください。
点を点で触るという感覚は今までなかった人が多いと思うので最初は難しいですが、やればやるほどうまくなります。
頑張りましょう。
浮き球のトラップ
浮き球のトラップは
- 浮いているボールに触る
- 落ちたところを止める
この2つのパターンがあります。
順番に見ていきましょう。
浮いているボールに触る
ロングパスが来て落下地点に入ることができないときは、ボールが落ちる前にボールに触る必要があります。
浮いているボールに触る場合は基本的にゴロのボールと同じです。
自分の近くに落として止めたいなら、ボールの中心より上の点に足の点を合わせます。
- インサイド→親指のつけ根の点
- アウトサイド→小指のつけ根の点
を意識して、ボールの中心より上部分を触りましょう。
落ちたところを止める
ボールを落ちてきたところを止めるのは、いわゆるエッジコントロール(ショートバウンドトラップ)です。
ポイントは
ボールが落ちて地面についた瞬間にボールの上部の点を足の点で触ること
です。
無理に上から押さえつけようとせずに、上から触る感覚です。
ボールが来るまでに余裕がある場合はこの方法を使うのがいちばん簡単です。
点を点で触るというやり方は聞いたことがなかった人が多いと思うけど、やってみたらどんどんうまくなっていくからぜひ試してみてな!
トラップのコツ
ではトラップのコツを見ていきましょう。
いちばんのコツはここまで見てきたように
点を点で触る
これですね。
点を点で触ることでボールは勢いを失います。
そのほかのコツは
- リラックスする
- ボールの軌道、落下地点に素早く入る
- 軸足を少し浮かす
です。
順番に見ていきましょう。
リラックスする
サッカーをプレーする上で、ものすごく大事なことです。
人間は緊張していると視野が狭くなります。
視野が狭くなると、周りが見れなくなり、余裕がなくなってしまいます。
そして、体に余計な力が入っているとボールは反発して思うように止まりません。
せっかく反発の少ない足の親指部分を使っていても、力が入っていると反発が強くなり意味がないです。
さらにどんどん余裕がなくなっていくんですね。
ですので、
リラックスして体の力を抜く
これを意識していきましょう。
トラップはボールの勢いを吸収する行為です。
体がふにゃふにゃ柔らかいイメージが重要です。
ボールの軌道、落下地点に素早く入る
これはボールが来るところを予測して、素早く移動するということです。
ボールが来る位置に素早く行くことができると、余裕が生まれます。
しっかりと態勢を整えて、トラップすることができます。
現時点で、「その落下地点がよくわからないんだけど」と言う人もいると思います。
ボールの落下地点は経験がものをいうので、サッカーを続けていけば必ずわかってきます。
ポイントは
落下地点を予測しながらプレーする
ことです。
失敗してもいいので、ボールが飛んできたときは「ここら辺に来るだろう」と予測を立てながらプレーしてください。
常に予測しながらやっているのと、最初からあきらめてるのでは成長速度が変わってきます。
落下地点がわかることの大切さを理解して、誰よりも素早く入ろうと意識しながらプレーしましょう。
いずれ、意識しなくても落下地点に素早く入れるようになっているはずです。
軸足を少し浮かす
ここまでは、「足のどこの部分でタッチするのがいいのか」ということを中心に考えてきました。
ここでは、逆の足に注目して考えてみます。
大袈裟に言うと、ボールが来て、トラップの直前にジャンプしてトラップの瞬間に着地するイメージです。
ポイントは
トラップの瞬間に両足が地面から一瞬、離れている状態をつくる
これですね。
ジャンプする必要はないんですが、一瞬だけ軸足をフッと上げるとボールの吸収がとてもやりやすくなります。
足が地面から離れるか離れないかぐらい少しで構いません。
軸足のステップを来たボールに合わせる感覚です。
特に速いボールが来たときにこの方法が有効です。
メッシやイニエスタのトラップを観ていても、近くから速いボールが来るとき、一瞬だけ軸足が上がっています。
最初はゆっくり意識しながらやっていたら、無意識でできるようになります。
軸足を地面から離す感覚がわかりにくければ、最初はジャンプしてやってみるといいで。ボールを止める瞬間に着地する感覚や。
トラップの種類
さて、トラップの種類を簡単に紹介していきます。
サッカーではいろんなボールが飛んでくるので、体のいろいろな部分を使ってボールを止めなくてはいけません。
主にどういうところを使って止めればいいのかを紹介します。
トラップは
- インサイド
- アウトサイド
- つま先
- 足の裏
- 太もも
- 胸
でやります。
簡単に説明します。
インサイド
先ほど詳しく説明したインサイドのトラップです。
足元に来るボールはほとんどこのインサイドというか親指のつけ根で止めることができます。
アウトサイド
先ほど解説しています。
足の外側を使うトラップです。
インサイド同様、足元にくるボールにはアウトサイドも使えます。
相手に背後からマークされているときに使うと、相手から遠いところでトラップできるというメリットがあります。
つま先
フワッと上から落ちてくるようなボールの場合はつま先に当てるだけでピタっと止まります。
これはつま先でやるちょんちょんリフティングの応用です。
足を無理に引いたりしなくても当てるだけで止まるので、試してみて下さい。
力を抜いて当てると、勝手に足が勢いを吸収してくれます。
ピタっと止まりすぎて、足元に入りすぎてしまうことがあるので注意しましょう。
足の裏
足の裏のトラップはボールを足元に止めたいときや背後から相手が来ているときに使えます。
この部分で止めます。
こういう感じです。
地面と足裏でボールを挟むことでボールは足元にピタッと止まります。
このままクルっとジャンプして180度、体だけターンをすれば前を向くことができます。
ネイマールがよくやるプレーです。
太もも
腰あたりにくる浮き球に対して行うトラップです。
太ももの真ん中、いつもの太ももリフティングで使っている場所で止めます。
ポイントは
ボールが自分の足に当たるのを待つ
ことです。
無理に足を振ったり、自分からボールを迎えに行く必要はありません。
ボールが落ちてくるのをしっかりと待ちましょう。
太ももは比較的、面積が大きくもともと弾力性があります。
面を意識してボールが当たる瞬間だけ少し力を入れて受け止めてあげると、勢いを吸収できます。
ももトラップについて詳しく書いた記事はこちらです▼
≪ももトラップができれば浮き球処理が楽しくなる!ももトラップのコツを徹底解説
胸
胸のトラップは高めの浮き球がくるときに使います。
左右の胸の鎖骨の下あたり、胸の上の方を使ってトラップします。
胸の真ん中でトラップすると痛いので要注意です。
胸も広い面積があり、弾力性があります。
ですので、ポイントは
ボールが来るのを待って受け止めるイメージ
です。
ボールが当たる瞬間に少し胸を張りましょう。
胸の上にポンと乗せるような感じです。
怖がって身体が逃げてしまうと余計に痛いです。
胸トラップに関して詳しく解説した記事はこちらです▼
≪ここで止めれば胸トラップは痛くないし怖くない!正しい胸トラップのコツを徹底解説
トラップするときの体の向きについて
続いてトラップするときの体の向きについて考えていきましょう。
結論から言うと
半身になって、遠い方の足でトラップする
です。
サッカーの目的は点を取ることです。
ですので、ボールを相手ゴールに近づけていく必要があります。
後方からボールが来たときに、相手ゴールに背を向けたままトラップしてしまうと、後ろしか見えません。
トラップするときはできるだけ前方が見えるように止めるのが望ましいです。
ポイントは
おへその向きを後ろ→横へ向ける
これですね。
ボールが来るときに、おへその向きを横に向けることで半身になります。
半身になって遠い方の足でトラップすると顔が上がって、前方が見えるようになります。
上の図のような場合、ボールが来るときに11番のおへそは青い矢印方向を向きます。
そして体を開いて右足でトラップします。
そうすると相手ゴール方向へトラップすることができます。
もし仮に左利きでも、基本は体を開いて右足でトラップするようにしましょう。
もちろん、後ろから敵が来ている場合はそのまま後ろに止めていいです。
上の図のように赤5番が狙ってきているときは、後ろにトラップしてかまいません。
敵にボールを奪われないことをいちばんに考えましょう。
できるだけ相手ゴールを向いてピタっと止めるようにクセづけていくことが大切や。
トラップの練習方法
ここからトラップの練習方法を紹介します。
まずトラップの練習でもっとも大事なことをお伝えします。
トラップでいちばん大事ことは
普段の練習でどれだけピタっと止める意識を持てるか
これですね。
皆さん普段の練習でウォーミングアップで2人組の対面パスをやりますよね。
ウォーミングアップのような練習をただ流してやるか、一球一球を本気でやるかによって大きな差が出ます。
トラップは意識することが大事です。
逆に言えば、意識するだけで特別な練習をしなくてもうまくなっていきます。
ですので、ポイントは
一球一球に魂を込めてトラップする
ちょっと宗教っぽくなってきましたが、本当にこれが大事です(笑)。
どんな練習でも常にピタっと止める意識でやっていきましょう。
では練習内容です。
- 自分で高く蹴り上げる
- 壁打ち
- 対面パス
この3つです。
順番に見ていきましょう。
自分で高く蹴り上げる
ボールを自分で真上に高く蹴り上げてトラップする練習です。
うまく蹴り上げられないときは、真上に投げても大丈夫です。
これは
- つま先でトラップ
- 落ちたボールをインサイドトラップ
- 落ちたボールをアウトサイドトラップ
この3種類の練習ができます。
つま先でトラップ
先ほど解説したつま先トラップです。
落ちてきたボールが地面に突く前につま先で触ってみましょう。
人差し指と中指のつけ根当たりにうまく当たれば、ピタっと止まります。
繰り返し練習して自分で「ここが止まるな」という位置を見つけて下さい。
落ちたボールをインサイドトラップ
上に蹴り上げたボールが地面についた瞬間にボールの上部を親指のつけ根のあたりで触ってみましょう。
先ほど解説したショートバウンドのトラップです。
上から無理に押さえつけなくても、うまく触ればしっかりと止まります。
何度もやって自分の止めやすいポイントを探しましょう。
落ちたボールをアウトサイドトラップ
今度は落ちた瞬間にアウトサイドで触ってみましょう。
これもポイントがわかればきちんと止まるようになります。
繰り返し練習してみて下さい。
壁打ち
壁や公園の段差などに向かってゴロで蹴ります。
跳ね返ってきたボールを優しくインサイドやアウトサイドでトラップしましょう。
ここで大事なのは
すぐに蹴りだせるところにボールをピタっと止める
これですね。
ボールを止めたらできるだけ早く蹴ることを意識してやります。
すぐに蹴れる場所にきちんと止められたら早く蹴ることができますね。
一球一球に魂を込めて練習してください。
慣れてきたら、おへその向きにも注意してやってみましょう。
跳ね返ってきたボールに対して、体を半身にして遠い方の足でトラップします。
両足でトラップできるように練習しましょう。
対面パス
相手がいる場合の練習です。
2人組で互いにパスを出し合います。
最初はゴロから始めて段々距離を伸ばしていきましょう。
距離を伸ばしていくことで
- ゴロのトラップ
- 浮き球のトラップ
の両方ができます。
浮き球のトラップはショートバウンドでやる場合とボールが落ちる前にトラップする場合の両方を練習しましょう。
ここでも大事なのは
すぐに蹴りだせるところにボールをピタっと止める
これですね。
大事なので2回言います(笑)。
意識が大事です。
簡単な基礎練習をどれだけ意識してできるかが、トラップがうまくなるかどうかの分かれ目や。
まとめ:トラップはもっとも大事な技術
まとめいきましょう。
今回の記事ではトラップについて細かく解説してきました。
風間八尋さんが川崎フロンターレの監督になって、「止める」「蹴る」の重要性を発信してからかなり年月が経ってきました。
それでも冒頭で言ったように、Jリーグの「止める」のレベルは世界と比べるとかなり差があると思っています。
トラップはサッカーにおいてもっとも大事な技術のひとつです。
トラップがうまくできるようになれば、小さなスペースでも余裕を持ってプレーできるようになります。
プレー時間が大幅に短縮できるのです。
サッカーでは速さと早さは正義です。
トラップを極めることで世界は間違いなく変わります。
ぜひその世界を見にいきましょう。
この記事を読んで意識を変えてくれた人は必ずできるようになります。
大丈夫です。
自信を持って取り組んでください。
以上、長くなりましたので今日はこの辺で終わります。
わからないことがあれば、お問い合わせフォームやX(Twitter)で直接聞いていただければお答えします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
少しでも皆様のサッカーライフが充実して、よりサッカーを好きになってくれたら嬉しいです。
サッカーさいこー
ブログさいこー
おしまい。