こんにちは!ちくです!
サッカー歴30年以上の大ベテランです!
今日はこんな本を読みました。
サッカーやっている方はご存じだと思いますが、「スピードスター」や「韋駄天」と言われるめちゃくちゃ足の速い伊東純也というサッカー選手がいます。
その「スピードスター」伊東純也選手が、足が速くなるトレーニングの本を出しています。
- 運動会のかけっこでいつもビリになる…
- 簡単に出来てすぐに速くなるものがいい…
- ネットで調べたけどどれも難しそうでできない…
こんな風に思っている人は今回の記事は役に立ちます。
もちろんサッカーをやっている人にとっても足が速いことは正義です。
サッカーは必ず足が速くないといけないわけではないですが、速いにこしたことはないのでこの記事を読んでみて下さい。
ボクも足が速くなる方法をいろいろ調べてみたのですが、ネットには「フォームを改善しよう」や「ランニングからスプリントへ」のような上級者向けの内容が多くてよくわからなくなりました。
この本のポイントは
- 難しいフォーム練習は一切なし
- 練習場所が狭くてもできる
- 忙しくて時間がなくてもできる
- すぐに結果が出る
- 親子で楽しんでできる
- 負荷が軽いトレーニングで運動不足が解消できる
などがあげられます。
ポイントは簡単で場所も時間もいらん、すぐに結果の出るトレーニングや!
多くの人が「すぐに足が速くなるわけない」と思っていますが、そんなことはありません。
普段からあまり走ることがなかったり、走るのが苦手だと思っているような人はちょっとやるだけですぐに足が速くなります。
テストの点数と同じで、すでに90点取ってる人が100点を取るより、40点の人が70点ぐらいを取る方が簡単なんですね。
パパさんがこの本のトレーニングをお子様と一緒に楽しんでやることで、親子のきずなも深まります。
すべての方法を解説できませんが、家で簡単に出来て結果が出やすそうなものを抜粋して解説します。
ボクなりに解釈してトレーニングをやっているので、その感想も書いていきますね。
それでは順番に見ていきましょう。
足がどんどん速くなるトレーニング8選
この本では4段階で足が速くなる「伊東純也式スピードスターメソッド」が書かれています。
- ウォーミングアップ
- 「一夜漬け」1DAYコース
- 「急成長」7DAYコース
- 「スタミナアップ」14DAYコース
の4つのステップで、それぞれにトレーニングが3つずつ用意されています。
上から順番にだんだん負荷が上がっていくよ。
この記事では①ウォーミングアップから③7DAYコースまでで家で出来そうなことをボクなりにやって解説します。
今日紹介するトレーニングは
この8つです。
これだけきっちりやれば成果が出るであろうものばかりです。
この本でも『一夜漬け1DAYコース』を1時間やった体験者の、やる前とやった後の50メートル走のタイムとおどろきの声が掲載されています。
結果はそうです!もちろんみんな速くなっています!(笑)
つまり
1時間のトレーニングで足は速くなる!
自信もって取り組んでみて下さい。
1ステップ:ウォーミングアップ
1ステップでは股関節をストレッチして柔らかくしていきます。
股関節が柔らかくスムーズに動くようになると、足は速くなります。
ウォーミングアップの項目やけどあなどるなかれ、しっかりやったらかなり運動になるで。
①ランジ
サングラス姿ですいません。カッコつけているわけではありません。(よろけてるし(^^;)
まっすぐ立った状態から一歩足を踏み出し、前の足を曲げて直角にした姿勢になって元に戻るストレッチです。
股関節と太ももの裏の筋肉(ハムストリング)を刺激することで、足の回転を速くします。
ランジのやり方は
- 走るときの姿勢で片足を上げる
- 上げた足が着地したときに直角になるように大きく踏み出す
- 背筋を伸ばして視線を前にして5秒静止
- 元の姿勢に戻り、逆の足も同じことをやる
- ①~④を3セットおこなう
注意すべきポイントは
- 上半身はリラックスする
- 最初の走る姿勢の時に足を上げ過ぎない
- 踏み出す足はまっすぐに
- 着地した足は直角に
しっかりやると結構しんどいです。
バランスを取るのが難しいので最初は1歩を小さめに取る方がいいと思います。
慣れたら徐々に歩幅を広げていくといいでしょう。
最初から無理せずに自分のできる範囲でやりましょう。
②ステップランジ
先ほどのランジをステップを入れながらリズミカルにやる運動です。
お尻まわりの筋肉とリズム感を強化して足を速くします。
ちょっと負荷が高い運動で、きっちりやるとかなり息が上がります。
ステップランジのやり方は
- 片足をあげて前に振り出す
- ①の時にかるくジャンプする
- 同じ足を後ろへ振り下げる
- ③の時もかるくジャンプする
- 同じ足をそのまま前に振り出してランジの姿勢になる
- 元の姿勢に戻り逆の足もやる
- ①~⑥を3セットおこなう
注意すべきポイントは
- 上体が前かがみにならないように
- 足は前後に約40度ぐらい振る
- ももから足を振り出すイメージで
慣れるまで少し難しい動きです。最初はゆっくりきっちりやって、慣れたらスピードをあげてみて下さい。
少しやるだけで汗をかくぐらいしっかりした運動です。パパさんは練習してから披露したほうがいいでしょう。
リズム感を意識していきましょう。
③サイドスイング
壁に手をついて、足を振り子のように左右に振る運動です。
股関節を柔らかくし、歩幅を広げケガ予防にもつながります。
この運動でケガをしては元も子もないので、足はムリなく上がるところまで上げましょう。
サイドスイングのやり方は
- 壁に手をついて片足で立つ
- 上げた足を小さく内側に振り出す
- 反動をいかして外側に足を振り上げる
- 右足5回、左足5回で1セット
- ①~④を3セットおこなう
注意すべきポイントは
- 内側に足を振り出すときに腰はひねらない
- 振り上げた足は曲がってもオーケー
- 軸足はまっすぐ、かかとを上げない
これは比較的かんたんな動きですが、勢いをつけすぎると股関節を痛めるので気を付けましょう。
股関節が柔らかくなると足の回転数も上がってきます。
自分のペースでやっていきましょう。
2ステップ:「一夜漬け」1DAYコース
この項目では、外での走り込みを必要とせずに、部屋でちょっと動くトレーニングを紹介します。
名前がユニークですが、しっかりやったら確実に走りが変わるトレーニングです。
パパさんの出番もありますので頑張っていきましょう!
運動会までに時間がないときにやったら結果が変わるで!
④30秒片足立ち
(またよろけてるし(^^;)
走っている姿勢を作って片足を上げます。その状態を30秒キープするトレーニングです。
足を上げる感覚をつかみ、同時に体幹も鍛えられます。
よくある「足の速くなるトレーニング方法」を見ていると、太ももを高く上げると書いていますが、この本では自然と上がる高さを推奨しています。
30秒片足立ちのやり方
- 走るときの姿勢になるように、片足を上げ、逆の手を前に出す
- お腹に力を入れて30秒間静止する
- 逆の足も30秒やって1セット
- ①~③を2セット
注意すべきポイント
- 目線を前にする
- 上げた足は三角形をつくる
- 軸足から背筋までまっすぐ一直線
- 足を高く上げ過ぎない
難しくないですが、地味にきついトレーニングです。
変に足を上げ過ぎたり、背筋が曲がったりしないように、姿勢に気をつけておこないましょう。
⑤おやじドーン
動画では壁を押していますが、可能なら大人の人に前に立ってもらってください。
前に立っている人に向かって、両足をそろえた状態から前傾に倒れていきます。(パパさんの活躍のチャンスです笑)
足が自然と出た状態で前にいる人を1~2歩押す運動です。
相撲の押し出しのようなイメージですね。(よけいわからんか。)
押される人は痛いので胸の前で腕をバツの形に組みましょう。
かけっこのスタートの動きをマスターするためにこのトレーニングをします。動き出しの感覚をおぼえることで足は速くなります。
おやじドーンのやり方は
- 両足をそろえた状態で、上体を相手に向かって倒していく
- 自然と出た足を前に着地
- 同時に両手を相手に胸にドーン
- 1~2歩前に押して1セット
- ①~④を3セットおこなう
注意すべきポイントは
- 顔から前に倒れていく
- 自然と足を出す
- 押された人は素直に下がる
- 壁などでもできる
ちょっとやると、前に体を倒していく感覚がつかめます。運動会でもスタートは肝心なのでぜひこの感覚をつかみましょう。
足腰が強くなりますので、運動不足の解消にもなります。
⑥ひじパンチ
肩甲骨を動かすことを意識しながら、腕を前後に振るだけの単純な運動です。
ですが、効果は絶大です。
このトレーニングで腕の振りが速くなります。足が速い人はしっかりと腕が振れているんですね。
今日紹介する中でも肝になる運動です。これだけでもずいぶんと速くなりますよ。
ひじパンチのやり方
- 自分に合った腕の高さを知るために高さを変えて何度か腕を振ってみる
- 肩甲骨から動かすイメージで手を前後に15秒間すばやく振る
- ①、②で1セット
- ①~③を3セットおこなう
注意すべきポイントは
- 腕の高さは自分が振りやすい高さで
- 肩甲骨から動かすイメージで
- ペンをかるく握るくらいのグーで
ひじパンチはその名の通り、後ろに人に立ってもらい、ひじでパンチをする感じで行います。
パパさんはお子様の後ろに立ち、ボクシングのミット打ちのように構えて、ひじパンチを受けてあげてください。
ひじを後ろにしっかりと引くことで推進力が増します。
その時にはげましの声掛けをしてあげると、お子様は頑張れるでしょう。パパさんの株も上がるのでは。
3ステップ:「急成長」7DAYSコース
ここまで来たら自分がだいぶ速くなってきている実感を得られるているんじゃないでしょうか。
ここからは家の中では少し狭いかもしれませんが、周りに気をつけてやってください。
もし危ない場合は外に行ってやるようにしましょう。
家の中でもできる運動やけど力いっぱいやるには外の方がいいな。
⑦全力ケンケン
その名の通り、腕の力や全身の力を使ってのケンケンです。
前傾姿勢になって腕を思い切り振ってその力を使って大きくジャンプしましょう。
腕を使う力がついて前に進む力がぐんぐんついていきます。
全力ケンケンのやり方は
- 片足立ちで前傾姿勢になる
- 軸足の膝は曲げ、軸足と反対の手を前に出す
- 両腕を振り、上げた足を前に出す勢いを利用してジャンプ
- 距離を出すことを意識して①~③のやり方で5歩ケンケンする
- ①~④で1セット
- 3セットおこなう
注意すべきポイントは
- 両腕をしっかりと振る
- 1歩の距離を長くすることを意識してジャンプする
- 周りにモノがない状態でおこなう
家の中でやる場合は1回のジャンプで元の場所に戻ったりケガをしないように工夫してください。
全身を使ってジャンプすることで体の使い方がわかってきます。同時に筋力も鍛えられます。
⑧グーチョキパージャンプ
足を素早くグーチョキパーと小さくジャンプしながら動かしていく運動です。
テンポを上げていくことで、リズム感がよくなり足の回転数も上がっていきます。
グーチョキパージャンプのやり方
- グーの態勢からスタートする
- 素早くジャンプしてチョキの態勢へ
- 素早くジャンプしてパーの態勢へ
- ①~③を10回繰り返すことで1セット
- 3セットおこなう
注意すべきポイントは
- 膝を柔らかくする
- 地面にかかとをつけない
- リズムを意識する
- パーの足は広げ過ぎない
パパさんが手拍子と掛け声でリズムをつくり、それに合わせましょう。
グーチョキパージャンプも慣れるまで少し難しいので最初はゆっくりやってみて下さい。慣れたら限界までスピードを上げてみましょう。
足の回転数が上がれば足は速くなります。
ここまでのトレーニングでボクが紹介するものは終わりです。
かなりきついものもあったんじゃないかと思いますが、速攻性もありますし、継続することでさらに足は速くなります。
スピードスターメソッドのメリット
この本には「スピードスターメソッド」の練習内容のあとに、「スピードスターメソッドが最強である11の理由」が書かれています。
ここではボクが思う「スピードスターメソッド」のメリットを書いていきます。
ボクが思う「スピードスターメソッド」のメリットは
- 難しいフォーム練習は一切なし
- 練習場所が狭くてもできる
- 忙しくて時間がなくてもできる
- すぐに結果が出る
- 親子で楽しんでできる
- 負荷が軽いトレーニングで運動不足が解消できる
の6つです。
簡単に説明していきます。
難しいフォーム練習は一切なし
冒頭でも述べましたが、ネットで”足が速くなること”を調べるとだいたいフォームの変更についての細かい内容が書いてあります。
「太ももをここまで上げて、足のこの部分から地面について」などつぎつぎと言われても、それが定着するまでに何年もかかってしまいます。
「スピードスターメソッド」はフォーム改善については一切書かれていません。
誰でも簡単にできて、すぐに速くなります。
フォーム改善について細かく書いてくれるのはありがたいけど、素人にはできへんで。
練習場所が狭くてもできる
最近の子供の悩みでよく聞くのが、「運動する場所がない」というものです。
特に都市部に住む人は学校が終わってからサッカーをしたり、スポーツができる場所がないそうです。
子供はゴールデンエイジと言われる5~12歳の時期にいろんなスポーツや運動をやることで体がすこやかに発達します。
「スピードスターメソッド」は広い場所を必要としません。場所がないことが理由で運動ができない子供の発達を助けてくれます。
ボクがこの記事で紹介したトレーニングは家で出来るものばかりです。
「家に帰ったら塾に行く前にやる」など自分で決めて習慣化したら最強です。
運動する場所がないのはつらいけど、諦めるのは早いね。
ゴールデンエイジについてはこちらの記事で詳しく解説しています▼
忙しくて時間がなくてもできる
「習い事があって走る練習なんてできないよ」というお子様もたくさんいると思います。
「スピードスターメソッド」は1つのトレーニングがすぐできるものばかりです。
がっつり時間を取らなくても、勉強の休憩中など隙間時間にも簡単にできます。
わざわざ「さあやるぞ!」という気合をいれずに気軽にやっていきましょう。
「ながら」運動が出来るのがこのメソッドのいいところや。
すぐに結果が出る
この本の最初の方に「スピードスターメソッド」を実際にやった体験者の声が載っています。
みんな一時間ほど体験しただけでタイムが速くなっています。
ちゃんとやればすぐに結果が出るんですね。
短期間で結果が出てくればますますやる気になりますよね。
もっとやりたくなって習慣にしやすいと思います。
簡単な方法やから早く結果がでるんや。
親子で楽しんでできる
ボクのブログのコンセプトでもある、「親子のきずなを強くする」にぴったりの親子でできるトレーニングが載っています。
そこまで難しい動きはないので、パパさんはちょっと練習してからお子様に教えてあげてください。
パパさんの株が上がることは間違いないですよ。
親子で一緒に楽しんでやるのはいいことだよね。
負荷が軽いトレーニングで運動不足が解消できる
ここまで解説してきたように、狭いスペースで気軽にできるので簡単に運動不足が解消できます。
パパさんの運動不足もついでに解消されるでしょう。
走るのが速くなってくると、走るのが楽しくなってきます。
楽しくなってくると、もっと運動したくなります。
運動は脳にいい影響をあたえるんですね。
学習の効率を上げてくれます。
ぜひ積極的にトライしてみて下さい。
足が速い実感が持てたら自信が生まれるよね。
子供の学力を向上させる運動についてはこちらの記事で詳しく解説しています▼
まとめ:子供の足は速くなる
今回の記事では子供の足が速くなる「スピードスターメソッド」について解説してきました。
「スピードスターメソッド」を少しずつでもやっていくと見違えるように足が速くなっていきます。
親からしたら別に足ぐらい速くなくてもいいと思うかもしれないですが、お子様にとっては死活問題だったりするわけです。
足が速くなって運動が楽しくなれば、自信がついて世界の見え方は変わってきます。
大袈裟な言い方かもしれないですが、小さな世界で生きているお子様にとっては本当に世界が変わるんです。
ちょっとでも挑戦したら何かが変わるという成功体験を積ませてあげたいですよね。
親子で楽しんでやっていきましょう!
パパさんの株が上がることを切に願っております(笑)。(しつこい)
以上、長くなりましたので今日はこの辺で終わります。
記事が役に立ったら嬉しいです。
ブログさいこー
サッカーさいこー
おしまい。