こんにちは!ちくです!
サッカー歴30年以上の大ベテランです!
- 自分にはサッカーの才能がないのかもと悩んでる…
- 周りには自分よりうまい人がいっぱいいる…
- レギュラーになれなくてつらい…
サッカーを続けていく上で「自分には才能がないのかも」と凹むことがあると思います。
そんなお子様を見るのはつらいですよね。
そんなお子様にまず知っておいて欲しいことは
サッカーは才能で決まるわけではない
ということです。
もちろん才能があるに越したことはないですが、際立った才能がなくてもプロになれてる人だっています。
そもそも才能があるかないかはずっとやり続けてやっとわかるものです。
今レギュラーじゃなくてもきちんと練習していけば、レギュラーになれる日は必ず来ます。
ボクは小学生の5年生ぐらいまでは全然うまくなくて、地域の選抜(トレセン)にも入れませんでした。
それでも努力を重ねていくうちに急にうまくなる経験をしています。
高校のときはあまりうまくなかったのに、日本代表で活躍した人も知っています。
逆に素晴らしい才能に恵まれてるなと思った人が意外と伸び悩むというケースも少なくないです。
極論、才能なんかいらん。ほんまのところ情熱を持って楽しんで続けられることが一番大切なんや。
とはいえ、悩んでる子どもに闇雲に努力しろと言ってもなかなかできないと思います。
なので、今日は子どもが悩んでるときに「こういうふうにしたらいいんじゃない?」という具体的なアドバイスを7つ紹介していきます。
パパさんママさんはまずお子様の話をしっかり聞いて、今から解説するアドバイスをしてあげて下さい。
7つのアドバイスは
- 得意なことだけやろう
- 毎日コツコツ続けよう
- Sランクを目指すのではなく、Aランクの武器をいくつか持とう
- 習慣化の仕組みをつくろう
- サッカーの試合をたくさん観よう
- 環境を整えよう
- 自分を大切に扱おう
の7つです。
才能がなくて悩んでるお子様に「才能なんかいらない」と教えてから、上の7つをアドバイスをすることでまた元気を取り戻してくれるでしょう。
得意なことだけやろう
才能がないと悩んでいる子にアドバイスしてあげたい1つ目は
得意なことに集中すること
です。
ただでさえ、「自分には才能がない」と悩んでいる状態で、難しいことをやっても成果は出ません。
自分のプレーの中でなにかしら得意なところを見つけて集中して練習しましょう。
もし得意なことなんてないという人はリフティングを徹底的にやってみて下さい。
苦手なことには手をつけなくてかまいません。
苦手なことは無視しましょう(笑)。
例えばボクの場合は、足がもともと遅かったので
足が速くなるような練習
は捨てました(笑)。無視無視(^^;
ダッシュの練習をしても楽しいとは思えなかったのでやらなかったです。
それよりも自分が得意で楽しいと思える
- リフティングの練習
- ボールタッチの練習
- 遊びのサッカー
ばっかりやっていました。
自分の得意なところを伸ばしていくと、苦手だなと思ってたところも気づいたらできるようになってることがあります。
ですのでお子様には、今楽しいと思える練習や得意な練習だけをどんどんやればいいよとアドバイスしてあげましょう。
ほんとに得意なことだけやっていいの?
まずは得意なところからやっていくのが大切なんや。うまくなってきたら他もよくなってくる。
毎日コツコツ続けよう
2つ目のアドバイスは
毎日コツコツ続けよう
です。
天才的なひらめきなどを目指してもしかたがないので、コツコツ派になりましょう。
「継続は力なり」と言いますね。
コツコツ積み重ねたことで成果が出てくると、自分に自信がついてきます。
- 「ちょっとした努力を続けることなら自分にもできる。」
- 「積み重ねでうまくなってきたから、もっと続けられる。」
こういう好循環ができ、少しずつ進んでる感覚が得られます。
このブログではよく書いていますが
自分がやっていることが少しでも進んでいる感覚を得られることが最大のモチベーション
になります。
進んでる感覚を得るのにコツコツ継続はとても適しています。
ボクの場合、小学生の高学年のとき、放課後毎日サッカーをしていました。
努力というよりは楽しいからやりたくて仕方がないという感覚でした。
でも毎日練習したことはすごく自信につながったし、自分の好きなことならとことんやれるということがわかって今に生かすことができています。
夢中になって続けることの大切さを知れたことは、本当に大きな財産です。
ここでイチロー選手の名言を紹介しておきます。
小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道
これですね。
要は、とんでもないところに行くのに才能という近道はないということです。
すごい才能があるのに成功できなかった人には、コツコツやる才能がなかったのかもしれません。
「自分には才能はないけどコツコツ努力できる!」こんな風に思えたらもう勝ったも同然です。
お子様には「自分にできる範囲でコツコツ続けてみたら」というアドバイスをしてみましょう。
才能がなくてもコツコツ続けられるなら、それはなにより才能があるということや!続けられる才能は何にも代えがたい!
コツコツ継続するのにサッカーノートを書くのが役に立ちます。
自主練を続けていきたい方はこちらの記事も読んでみて下さい。
≪自主練をしない子供が自分からするようになるたった一つの考え方
Sランクを目指すのではなく、Aランクの武器をいくつか持とう
3つ目は
Sランクを目指すのではなく、Aランクの武器をいくつか持とう
です。
どういうことかと言うと、100点のキック1本にしぼるのではなく、キック70点、ドリブル80点、パス80点というように複数のAランクで総合点を稼ぎましょうということです。
この方がバランスがよくなります。
才能がないと思うなら最初は自分の好き得意を伸ばしていって、他にも得意なことを探していきましょう。
プロを目指すならその過程でSランクもできることが望ましいですが、別になくてもAランクのいくつかを磨き上げていけば大丈夫です。
今の段階で「これだっていう武器がなくても大丈夫だよ」というアドバイスをしてあげましょう。
基礎練習をしっかりやっていったらAランクの武器はたくさんできるで!
習慣化の仕組みをつくろう
4つ目は
習慣化の仕組みを作ろう
です。
才能がないから続けることで成果を出したいですよね。
でも精神論や根性論だけで続けるのはかなり大変です。
なので、仕組化することで努力や根性の部分を減らしていきましょう。
最終的には努力と根性も必要ですが、なるべく簡単に続けていくために仕組化していきたいです。
例えば
- ボールを持ってすぐに家を出られるように玄関にボールを置いておく
- 朝練できるように起きたらすぐに着替えられる場所にウェアーを置いておく
- 家の中でも練習できるようにボールを転がしておく
など、考えずにできる仕組みをたくさん作っていきます。
ボクも家に帰ったらボール持ってすぐに出られるように常に玄関にボールを置いていました。
もうひとつ
自分の生活リズムをしっかりと整えるのも大切です。
才能がないからもっと努力しないといけないと思って、練習しすぎるのは逆効果です。
- 休息も大事な練習のひとつ
- 早寝早起きをする
- 食事に気を使う
など当たり前のことにもしっかりと気を使っていきましょう。
自分の心と体が健やかにいられるように、毎日の生活を整えていくことで継続できるようになります。
これらが整えられるだけで変な悩みは消えていきますよ。
お子様には「努力しないでも続けられる方法をつくろうね」と具体的なやり方を一緒に考えていきましょう。
考える前に行動するクセをつけていくと習慣化しやすいで!
習慣化の方法についてはこの記事で詳しく書いています。
サッカーの試合をたくさん観よう
5つ目は
サッカーの試合をたくさん観よう
です。
サッカーの試合を観るのに才能はいらないのです(笑)。
観るものは
- YouTubeのスーパープレー集
- Jリーグ
- 海外のリーグ
- 日本代表の試合
- ワールドカップ
などどんなものでもかまいません。
最初はスーパープレー集などを観て、いずれは1試合まるごと観れるようになっていきたいです。
サッカーの試合を観るメリットは
- やる気が出る
- イメージが広がる
- 自分のサッカーのヒントがたくさんある
- サッカーIQが上がる
- 目的がはっきりする
などなど本当にたくさんあります。
才能がないと悩んでいても、自分の憧れの選手のプレーを観たら真似をしてサッカーがやりたくなるものです。
ボクも現役時代は常にこうなりたい憧れの選手がいました。
- 小学生→ラモス瑠偉
- 中学生→ロベルト・バッジョ
- 高校生→ルイ・コスタ
これらの選手をずっと追いかけて、テレビ中継がある試合は必ずビデオに撮って何度も観ます。
部活から帰ってきたら、ご飯の時間までビデオを観ながら寝落ちするのが日課でした(笑)。
あの時間が本当に気持ちよかった(^^;
中村俊輔選手もたくさんの試合を観るそうです。
俊輔選手は現役のとき、人の試合に何かヒントがないかと観ていたそうです。
サッカーの試合はたくさん観るようにアドバイスしていきましょう。
絶対にサッカー人生のプラスになります。
速くうまくなるためには人の真似をするのが一番や!いろんな選手のプレーをインプットしていったらいいで!
環境を整えよう
6つ目は
環境を整えよう
です。
このブログでは何度も言っていますが、環境を整えるのは非常に大事です。
どういうところに気をつけて環境を整えればいいかと言うと
少しでも自分の能力が引き出される環境
を選択しようということです。
才能がないなら自分の能力が発揮できない場所を選んでる場合ではありません。
お子様の性格やレベルに合った、伸びる環境でプレーする必要があります。
例えば
- 怒鳴られるのが嫌い→怒鳴られないチームを選ぶ
- チームプレーが好き→チームワークを重視したチームを選ぶ
- 褒められる方が実力を発揮できる→褒められるチームを選ぶ
などですね。
監督やコーチとの相性が非常に大事です。
人によっては厳しい環境の方がいいという人もいるし、褒められる環境の方がよく伸びるという人もいます。
お子様の話をよく聞いて、今のチームが自分にちゃんと合っているのかどうかを見極めてあげて下さい。
昔ながらの厳しい体育会系の監督などもいまだにたくさんいると思います。
合わない場合は他のチームに変えるぐらいのフットワークの軽さを持ちましょう。
選択肢がひとつという状態はよろしくないです。
ボク自身は小学生のうちはとにかく楽しんでできる環境が望ましいと思っています。
自分の子どもが勝ちにこだわりすぎるチームや厳しすぎるチームなら違うチームを探します。
自分の環境を整えることはとても大事だということをアドバイスしてあげて下さい。
ここやったら安心して伸び伸びやっていけるという環境が大切やで!
自分を大切に扱おう
最後7つ目は
自分を大切に扱おう
です。
悩んでるお子様はもしかしたら、自暴自棄になってしまうかもしれません。
ですが、
- 才能がないこと
- 自分は特別で大切な存在であること
この二つは両立します。
才能があろうがなかろうが、サッカーができようができまいが、あなたには価値があると教えてあげましょう。
お子様にとっては心理的に自分の居場所があって、自分はちゃんと愛されていると思えることが大切です。
自分が大切な存在と本当の意味で理解できて初めて、自分の能力が最大限に発揮できます。
パパさんママさんは
あなたはそこにいるだけで価値があるんだよ。あなたの存在は特別なんだよ。
ということを伝え続けてあげて下さい。
才能がないことを嘆くよりも、自分のできることを一所懸命精一杯にやることが上手くいくコツです。
ボクもそんなふうに考えて、毎日コツコツ続けていけたらいいと思っています。
心が安定して初めてチャレンジする勇気が出てくるもんやな!
まとめ:才能がなくてもいくらでもうまくなるから大丈夫
自分には才能がないと思っても悩むことでも凹むことでもありません。
今日、紹介した内容を続けていけばいくらでもうまくなるから大丈夫です。
そもそもお子様に才能があるかないかは誰にもわかりません。
もし自分に才能がないと悩んでいるお子様がいたら
- 得意なことだけやろう
- 毎日コツコツ続けよう
- Sランクを目指すのではなく、Aランクの武器をいくつか持とう
- 習慣化の仕組みをつくろう
- サッカーの試合をたくさん観よう
- 環境を整えよう
- 自分を大切に扱おう
をしてあげましょう。
この中のどれかひとつでもとっかかりになりそうなものを選んでくれたらいいです。
才能がなくてもプロにだってなれるし、満足のいくサッカー生活を送ることはできます。
自分が与えられたものを精一杯夢中になって磨いていくことができたら、とんでもないところにたどり着いている可能性があります。
人と比べる必要はありません。
自分を大切にし、自分をしっかりといつくしみながら、自分なりに頑張っていきましょう。
以上、長くなりましたので今日はこの辺で終わります。
少しでも皆様のサッカーライフが充実して、サッカーを好きになってくれたら嬉しいです。
サッカーさいこー
ブログさいこー
おしまい。