こんにちは!ちくです!
サッカーを観ていて、「これどういうこと?」って思うことはないでしょうか。
ルールがよくわからんことってありますよね。
僕サッカーのことあんまり知らないから野球観ようかな。
ちょい待ち!今から最低限のこと勉強すればすぐわかるようになるから。そうすれば楽しくなるで。
「サッカーに興味はあるんだけど、ルールがよくわからないからな。」と思ってイマイチ観る気になれないと思うことがあると思います。
特に、自分はプレーしたことがないけど、お子様がサッカーをやっているという親御さんは少しルールがわかっている方がお子様とのコミュニケーションも取りやすいですよね。
お子様は「お父ちゃんに言っても話がつうじへんな。」と思ったら離れて行ってしまうことがあります。
それはとても恐ろしいことです。(子供に嫌われるのを極度に恐れる)
ですので、サッカーの基本的なルールは学んでお子様としっかりコミュニケーションが取れるようにしときましょう。
「お父ちゃんやっぱり話つうじるわー。」って思ってもらいましょう。
今回の記事では、サッカーを観ていても困らないぐらいの最低限知っておきたいルールを簡単に解説していきます。
簡単なルールさえ知ってたら「お父ちゃん好き」って言われること間違いなしやで。努力すべきところに力を入れんとな。
サッカーのルールについて
サッカーのルールは細かいこともあるんですが、大きなことがわかればお子様と話すのに困ることはないと思いますので、大きなことから簡単に解説していきます。
細かいとこまで知らなくても十分サッカーは楽しめますので、ざっくり解説していきますね。
ここでは試合観てて良くわからんやろうなってとこを重点的に解説していくで。
サッカーで一番大事なこと
サッカーで一番大事なことはキーパー以外は手を使ってはいけないということです。
つまり、サッカーは手以外を使って相手のゴールにボールを入れる競技です。
主に足でプレーしますが、手以外ならどこを使ってもかまいません。
頭を使おうが、お尻を使おうがそれは自由です。
これさえわかっておけば大丈夫ですね。
ということで今日の記事はこの辺で終わりまーす。
ありがとうございましたー。
おい!ええかげんにせい!!!
違いましたね。(怒られるわ)
サッカーの試合時間
サッカーの試合時間は前半後半に分かれる2部制であり、間にハーフタイムという休憩時間があります。
プロサッカーと小学生、中学生、高校生という年代によっても試合時間は異なります。
そして、小学生や中学生、高校生の試合時間は大会によっても変わります。
例えば、準決勝、決勝戦だけ5分長いというような場合もあります。
年代 | 前後半の各時間 | ハーフタイム |
---|---|---|
プロ | 各45分 | 15分 |
高校生 | 各40分 | 10分 (※45分ハーフの場合15分) |
中学生 | 各30分 | 10分 |
小学生 | 各15~20分 | 10分 |
試合時間に関しては、プロは45分ハーフと決まっていますが、学生はかなり幅があり大会によって違います。
学生の試合時間は大会によって全然違うからあくまで目安やで。
アディショナルタイム(ロスタイム)
試合時間でよくわからなくなるのはアディショナルタイムではないでしょうか。
ちょっと前までは「ロスタイム、ロスタイム」っていってましたが、いつの頃からかなんかカッコいい名前になりました。
アディショナルタイムとは、反則や選手交代で中断されてプレーできなくなった時間を、前半後半の終了間際に追加する時間のことを言います。
サッカーは反則が起きて選手がケガしたり、選手交代するときも時計が動き続けています。
バスケットはそのつど時間が止められますよね。
選手交代や反則で試合が止まった時間を、あとから足してるんですね。
それがアディショナルタイムです。
なので、サッカーで勝ってる方のキーパーが倒れて大袈裟(おおげさ)に痛がって時間を止めたり、試合終了寸前に選手交代をして時間を使うシーンをよく見ますが、基本的にはその時間はあとからアディショナルタイムとして追加されるわけです。
ただ、ケガしたフリで試合を中断したり、無駄に見える選手交代をすることで時計はどんどん進むので心理的に追い詰めていると言えます。
あの時間稼ぎは観てるだけでイライラしちゃうもんね。
延長戦
延長戦に関しては、大会によってある場合とない場合があります。
ワールドカップのようにその日に必ず決着をつける必要がある場合は、延長戦が設けられていることが多いです。
ただし、Jリーグのような長期に渡って勝ち点を争うリーグ戦は引き分けがあり、基本的に延長戦はありません。
プロの延長戦は前半後半15分ずつで、それでも決着がつかない場合はPK戦に突入します。
今回のワールドカップは延長戦も多かったし、手に汗握るよね。
セットプレー
セットプレーってよく聞くと思いますが、あれはボールを一度セット(止めて置く)してから始めるプレーのことです。
セットプレーの種類▼
- フリーキック
- コーナーキック
- ゴールキック
- ペナルティキック(PK)
順番に見ていきましょう。
セットプレーってボールをセットするからセットプレーって言うんだ。
フリーキック
フリーキックとは相手の反則で権利を得たチームが、ボールを置いた状態からプレースタートできるキックのことです。
直接フリーキックと間接フリーキックがあります。
直接フリーキック
直接フリーキックとはゴールを直接狙えるフリーキックのことです。
直接フリーキックの反則の例▼
- 相手を蹴る
- 相手を押す
- 相手のユニフォームを引っ張る
- 相手の足にタックルする
- ボールを故意(こい)に手で触る(ハンド)
基本的に相手との間に身体の接触がある反則行為で発生します。
フリーキックの名手の見せ場になるのが直接フリーキックやで。直接入ったらなんとも言えんカッコ良さがあるからな。
間接フリーキック
間接フリーキックとは直接狙うことができないフリーキックです。
ゴールに行くまでに誰かしらに当たってからじゃないとゴールが認められないフリーキックです。
間接フリーキックの反則の例▼
- 相手への危険行為(足を高く上げるなど)
- 相手の進路をふさぐ
- オフサイド
- キーパーへのバックパスをキーパーが手でキャッチする
- キーパーが6秒以上ボールを持ち続ける
基本的に身体接触がない反則行為と言えます。
フリーキックの時に主審が手を真上に高く上げていたら間接フリーキックです。
間接フリーキックに関して言えば、そんなルールがあるんだぐらいに頭の片隅に覚えておいてくれたらいいと思います。
コーナーキック
守備側の選手に当たって、守備側のゴールラインを割って外に出た場合、攻撃側がゲームを再開するためのキックです。
相手陣の角にある最寄りのコーナーフラッグ(旗)の位置から蹴ります。
相手のゴール前にいる味方に向かって蹴る場合がほとんどで、相手ゴールにみんなで襲いかかるので点に繋がるケースが多いのがコーナーキックです。
コーナーキックは直接入った場合、ゴールが認められます。
角度がほぼ0の状態なのでかなりカーブをかけて蹴らないと直接入れることは難しいですが、たまに入ることもあります。
ちょこんと近くの見方にパスしてから始めるトリックプレーもありますね。
これをショートコーナーと言います。
ゴールキック
攻撃側の選手に当たったボールが、守備側のゴールラインから外に出た場合に、守備側がゲームを再開するキックのことです。
守備側のゴールエリア内から蹴ります。
ほとんどの場合、キーパーが蹴ると思いますが、別に誰が蹴ってもいいのがゴールキックです。
ゴールキックも直接のゴールが認められています。
超ロングキックで相手のゴールに直接いれることも可能というわけです。
前線に向けて大きく蹴るのが一般的ですが、短いパスで始めてそこから繋いでいく場合もあります。
ペナルティキック(PK)
よく聞く「ピーケー」というやつですね。
ペナルティキックの略をPK(ピーケー)と言っています。
攻撃側が守備側のペナルティエリア内でファウルを受けたり、守備側がペナルティエリア内でハンドをした場合にもらえるキックです。
ペナルティエリア内にある小さな点から蹴るキーパーとキッカーの1対1のプレーになります。
他の選手はボールが動くまでペナルティエリアに入ることはできません。
非常にキッカー側が有利なプレーと言えます。
入れて当たり前と言われるので、プレッシャーが半端ないのがPKですね。
PKは技術も必要やけど、メンタルが試されるで。心臓が口から飛び出るかと思うからな。
PK戦
延長戦が終わっても引き分けの場合、どうしても試合の決着をつける必要があるときは、5人対5人でPKを蹴り合うPK戦が行われることがあります。
2022年のワールドカップで日本代表がクロアチア代表に負けたやつですね。
みんな応援してたから知っていると思います。
PK戦は緊張して観てられないよ。両方勝ちにしてあげたいよね。
スローイン
スローインはセットプレーとは言わないですが、まあ同じような括(くく)りとしてここに書いておきます。
ボールがサイドラインを越えて出てしまったとき、最後に触った人の相手チームによってゲームが再開されるプレーです。
両手で頭の上を通してボールを投げ込みます。
サッカーではキーパー以外が手を使う唯一のプレー言えますね。
ロングスローと言って、めちゃくちゃ長い距離を投げ込む選手がいます。
この間の高校サッカーを観ていたらどこのチームもロングスローをしていました。
コーナーキックばりに投げ込むことでかなり点に繋がっているようですが、個人的には好きではないプレーです。
ちなみに、スローインが直接ゴールに入っても、ゴールは認められません。
選手交代
1試合で選手交代できる人数は5人に決められています。
この人数はちょくちょく変わります。2022年のワールドカップは5人交代を採用していました。
具体的な人数に関しては大会によって変わることもありますので、そのつど確認が必要です。
延長戦に入った場合は大会の規定によって変わりますが、6人目を交代することが出来る場合もあります。
サッカーの場合は、一度交代して外に出たらその試合中に戻ることはできません。
交代するタイミングに関しては、ボールが外に出ているときやプレーが止まっているときのみ行われます。
監督が審判に申告して認められた時に始めて交代ができます。
イエローカード・レッドカード
わざと後ろから相手を転ばせたり、点が入りそうだからキーパー以外が故意に手で止めるなど悪質な反則をしたときにイエローカードとレッドカードが出ることがあります。
イエローカード
悪質な反則をしたときに審判から出されるカードです。『警告』と言われ、同じ選手に1試合で2枚出るとレッドカードになり退場になります。
イエローカードは大会中にたまっていくルールが設定されている場合が多く、1試合で1枚しか出ていなくても、次の試合で1枚、さらに次の試合で1枚と何枚かたまると次の試合に出られないことがあります。
これをイエローカードの累積(るいせき)と言います。
何枚累積したら次の試合に出られなくなるかに関しては、大会やリーグの規定によって変わります。
イエローカードの累積という言葉を覚えておけば、そういえばそんなこともあったなと思い出せるでしょう。
イエローカードの累積はちょっとややこしいけど、アナウンサーが言ったときにわかるように言葉だけ覚えておけばいいわ。
レッドカード
イエローカードよりさらに悪質な反則をした場合、一発でレッドカードが出ることがあります。
先ほども言いましたが、同じ選手に1試合でイエローカードが2枚出た場合もレッドカード退場になります。
レッドカードが出るとその選手は退場となり、1人少ない人数で戦わなくてはなりません。
非常に不利になってしまうので、レッドカードは避けたいところです。
オフサイド
皆さんの頭を一番悩ませるのがオフサイドだと思います。
これは簡単に言うと『待ち伏せを禁止するために作られたルール』です。
相手のゴール前で待ち伏せして、そこにロングパス1本でボールを受けてゴールすると試合が面白くなります。
そうならないように、細かいルールが決まっています。
オフサイドに関しては「サッカーのオフサイドにについて簡単に解説」の記事で頑張って解説しましたので、ぜひ読んでみて下さい
シュミレーション
シュミレーションて聞いたことないかもしれないですが、プロなどの試合でよくある反則ですので解説します。
選手がペナルティエリアで倒されて笛がなったので、PKかなと思いきや守備側のフリーキックでゲームが再開されるパターンです。
シュミレーションとは、接触してもいないのに相手に倒されたと派手にこける演技をする反則のことです。
PK欲しさに無理やりこける演技をする、後でスローで観ると恥ずかしいやつです。
そういう反則があるということも覚えておくと楽しくなりますね。
倒されたふりをする演技は反則になるんだね。
VAR
2018年以降に導入が始まり、先の2022年ワールドカップでも使われた、いわゆるビデオ判定です。
VARとは「ビデオアシスタントレフェリー」のことで主審や副審とは別に映像を観ることで審判団をサポートする審判のことです。
ゴールが入ったと思ったら主審が一旦試合を止めて、RRA(レフェリーレビューエリア)と言われるモニターの置いてある所へ映像を確認しに行って、最終ゴールかノーゴールか決めるやつです。
VARで確認される点は▼
- ゴールが認められるかどうか
- PKになるかどうか
- 退場になるようなことが起きたか
- イエローカード・レッドカードは誰に出るべきか
先の2022年のワールドカップでも導入されて、今までとは違うサッカーの未来形が少し見えた感じでした。
VARの目的は「はっきりとした明確な間違いをなくす」ことだそうです。
ビデオ判定自体はあくまでもサポートで決定権があるのは主審です。
今まで疑惑のゴールなどがいっぱいあったので、それがはっきりするのはいいことですが、「試合の流れが止まる」とか、「つまらなくなった」とか言う意見もあるようです。
今の時代にマラドーナの『神の手』は生まれなかったというわけです。
これをどうとらえるかは人によって違い難しいところですね。
ただ、あくまでプロの試合だけに用いられるものなので、一般のサッカー選手が自分でプレーする上ではあまり関係がないかもしれないですね。
『神の手』っていうのはマラドーナがワールドカップで手でゴールしたプレーのことやな。
手で入れたらダメたよね。
もちろんそうやねんけど、その時の審判は見えなかったんやろうな。ゴールを認めてしまったんや。
8人制サッカー(小学生以下のサッカー)
最近の小学生サッカー以下のサッカーは8人制が採用されることが多くなっています。
11人サッカーとの大きなルールの違い▼
- コートが狭い(11人制の半分ぐらい)
- 交代するとき審判に告げなくてもよい
- 交代は何度でもできる
- 一度交代してもまた出場できる
コートの広さが大人のコートの半分ほどでかなり狭くなっています。
一番大きな違いは交代に関してですね。
11人サッカーのように審判に言ってプレーが止まってから交代する必要がなく、次々交代してよいです。
そして、交代人数に制限がありません。何度でも交代可能です。
一度外に出ても再出場できる仕組みになっています。
余談ですが、この8人制サッカーの大会に一度大人になって出たことがあります。
全国高校サッカー優勝メンバーなどを連れて充実した人員で試合に臨(のぞ)んだんですが、フットサルとも11人制サッカーとも全然違う感覚でよくわからんまま慣れたチームにぼこぼこにやられて終わりました。
慣れてないとめっちゃ難しかった記憶があります。
まとめ:ルールを知れば楽しさアップ
今回の記事では、最低限知っておきたいサッカーのルールについて解説してきました。
特に試合を観ていてわかりづらいと思うこと中心にやったで。
- サッカーで一番大事なこと
- サッカーの試合時間
- セットプレー
- 選手交代
- イエローカード・レッドカード
- シュミレーション
- VAR(ビデオ判定)
- 8人制サッカー
ルールに関しては、なんとなく知ってるだけでも試合を観る楽しさが変わってくると思います。
今まで「なんでこんなことが・・・???」と思っていたことが少しでもクリアになれば、楽しくなってその後つぎつぎわかってくるということもありますよね。
特に覚えなくてもザーッと読んで、こんなこともあったなぐらいに頭の片隅に置いておけばだいぶ違います。
サッカーをやっているお子様との会話にも活かして頂ければこんなに嬉しいことはないです。
「お父ちゃんもそれぐらい知ってるで」って言ってあげて下さい。
お子様の見る目が明らかにかわるはずです。(ほんまかい?)
オフサイドについてはこちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
ーサッカーのオフサイドについて、小学生でもわかるように簡単に解説
オフサイドは最初にして最後の難関ですからね。
今日も結局長くなってしまいましたが、この辺で終わります。
ブログさいこ―
おしまい。