こんにちは!ちくです!
この記事ではサッカーのオフサイドについてできるだけ簡単に、誰もがわかるように説明したいと思います。
わからんかったらすいません!(いきなり謝る)
サッカーを実際にやったことがない人が、サッカーを観戦するときに一番よくわからないのがオフサイドだと思います。
「サッカーを観ていて点が入ったのに、いきなり笛が吹かれてゴールが認められなかった。」
「急にビデオ判定になって、点が取り消された。」
「よくわからんから野球観よう。やっぱりサッカーおもんないわ。」
と、こんな風になることがありますよね。
子供に「パパ、オフサイドってなに?」と聞かれても、「そ、そ、それはあれや。こ、こ、子供が知ることじゃないからまたもうちょっと大きくなったら考えなさい。」
なんてお茶を濁(にご)して信頼をなくしてしまうことがありますよね。(ないか)
逆に言えばオフサイドさえマスターしてしまえば、サッカーなど恐るるに足りないというわけです。
今回の記事でわかること▼
- オフサイドを超簡単に言うと
- オフサイドポジションとは?
- オフサイドポジションの条件
- オフサイドを図で表すと
- オフサイドポジションにいてもオフサイドにならないとき
上記を詳しく解説していきます。
ややこしいこともあるので全てを覚えなくてもいいです。
ざっくりお子様に説明できるようになってくれればいいと思います。
オフサイド以外の基本的なルールについては「基本ルールについて簡単に解説」でまとめています。
オフサイドを超簡単に言うと
オフサイドを小学生の低学年に説明できるの?
ざっくり言えば簡単や。今から説明するな。
オフサイドについて細かく言うと意外とややこしくてわかりずらいので、まずはざっくり説明させてもらいますね。
簡単にいうと、『ゴール前で待ち伏せして点を入れるのを防ぐためのルール』と言えます。
例えば、相手のフォワードの選手が自分とこのゴール前にずっといるとします。(お前何してんねんてなりますよね)
ボールを取られていきなり相手ゴール前から超ロングパスでその待ってる選手に渡してゴールを入れられたら面白くないですよね。
ロングの縦パス1本の得点なんか誰も見たくないわけです。
サッカーの醍醐味(だいごみ)といえば華麗なパス回しや美しいドリブルで攻撃を仕掛けていくことだと思います。
それが、自分の見方のゴール前から相手のゴール前まで1本のパスで点が入ってしまったら面白くないです。
「縦パス1本て・・・。おもんな。野球観よう。」てなります。
それを自分のチームもやりだしたら、ただの蹴り合いになってしまいます。
ようするにその待ち伏せ行為、蹴り合い行為を防ぐためのルールだと覚えておきましょう。
オフサイドポジションとは?
オフサイドポジション?いきなり専門用語が出てきた。
順番に説明するから大丈夫や。焦りすぎやで。
上で説明したようにオフサイドとは『待ち伏せを防ぐために作られたルール』でしたね。
ではどういう状態が待ち伏せに当たるのか?
そのポジション(位置)が明確に決められています。
そのポジション(位置)のことをオフサイドポジションと言います。
オフサイドポジションとは、そのポジションにいるときにパスを出されたら、パスを出した瞬間にオフサイドという反則になりますよというポジションのことです。
ようするに「お前は待ち伏せしているーーーっ!!!」と言われているわけです。
オフサイドポジションにいること自体は反則ではない
ここで1つ大事なことを言うと、オフサイドポジションにいること自体は反則ではないということです。
あくまで、オフサイドポジションにいる選手にパスが出てプレーに関与した場合のみオフサイドという反則が取られます。
パスが出た瞬間というのが重要なポイントになります。
例えば、パスが出た瞬間にオフサイドポジションにいなくて、ボールを受けた時オフサイドポジションにいた場合はオフサイドにはなりません。
見方の選手がパスを出した瞬間にオフサイドポジションにいるかどうかで反則がきまります。
プレーに関与と言うとまたややこしいのであとでケース別に図で説明しますね。
簡単に言うと、オフサイドポジションにいても知らんふりしていてボールのところに行かなかったらオフサイドにならないことがあるということです。
オフサイドポジションの条件
オフサイドポジションとは以下の3つの条件を満たしたポジション(位置)のことです。
- 守備側のフィールド(陣地)内
- ボールより守備側チームのゴールラインに近い位置
- 後ろから2人目の守備側のプレーヤーよりゴールラインに近い位置
順番に説明します。
①守備側のフィールド(陣地)内
サッカーにはハーフライン(ハーフェイライン)というちょうど真ん中にまっぷたつに陣地を分けるラインが引かれています。
サッカーの試合が始まるときにボールが置いてある真ん中の線ですね。
オフサイドポジションは攻撃側が守備側の陣地、つまりハーフラインより前に攻めていったときにのみ適応されます。
逆にいうと、ハーフラインまでフォワードが下がってきて自分の陣地(自分の守備側の陣地)にいるときは、いくら待ち伏せになっていてもオフサイドにはならないということです。
フォワードが一人でハーフラインを越えて敵の守備の陣地に入ってしまったときにパスが出た時点でオフサイドになります。
②ボールより守備側チームのゴールラインに近い位置
またゴールラインとかいうわけのわからん用語が出てきた。
全力で逃げよう!(離脱!)
ちょっと待ってください。
大丈夫です。
ゴールラインとはゴール上に引かれた線のことです。
ただ、それだけです。
怖くない。よーしいい子だ。よーしよし。そういい子だ。(外国映画の吹替風)
②のポジションとは簡単に言うと、ボールより前にいる人だけオフサイドになるよということです。
ボールよりも相手のゴールに近い場所(つまりゴールラインに近い場所)にいるということですね。
逆に言うと、真横のパスやバックパスになるポジションにいたらオフサイドにはなりません。
あくまでボールより前にいる人のみオフサイドにかかります。
③後ろから2人目の守備側のプレーヤーよりゴールラインに近い位置
なんだかややこしい書き方になりますが、簡単に言うと、自分の前に敵が1人しかいなければそれはオフサイドポジションだということです。
例えば、自分より前に相手のキーパー1人しかいなければそれはオフサイドポジションです。
キーパーじゃなくても相手の守備の人が1人しかいなければそれはオフサイドポジションです。
たまにキーパーがコーナーキックなどで前の方に上がってしまう場合があります。
その時は相手のディフェンダーが2人以上いなければオフサイドポジションになります。
2人以上誰かが自分よりも前にいる場合はオフサイドポジションではありません。
先ほども説明したようにオフサイドポジションにいること自体は反則ではありませんでしたね。
あくまで、そこにパスが出た場合、パスが出た瞬間にオフサイドになります。
オフサイドを図で表すと
最初から図を見せて欲しかったという声が聞こえてきそうですが、今までを踏まえてみてもらうとわかりやすいんじゃないかと思います。
上の図がオフサイドの典型的な例ですね。
先ほど説明したように、
- 相手の守備陣営にいる
- ボールより前に味方フォワードがいる
- 味方フォワードの前にはキーパー1人しかいない
3つの条件がそろっているポジションに位置していて、パスが出てしまっています。
そのパスが出た瞬間、そしてパスを出された人がボールに関与した場合にオフサイドの反則になるわけです。
すべての判断材料は『パスを出した瞬間にオフサイドポジションにいたかどうか?』です。
『戻りのオフサイド』について
聞いたことあるかわからないですが、『戻りのオフサイド』というのがあります。
これはどういう状態かと言うと、パスが出た瞬間にはオフサイドポジションにいたけど、ボールが自分のところに向かっている間に後方に走って(戻って)、ボールを受けた時には相手が2人以上いてオフサイドポジションではなかった場合です。
非常にややこしいですが、先ほどもお伝えしたように判断の基準はパスを出した瞬間です。
ですので、この場合はボールに触ったタイミングではオフサイドポジションにいませんが、パスが出た瞬間はオフサイドポジションにいるのでオフサイドになります。
シュートがポストに当たったり、キーパーが弾いたのを決めた場合
試合を観ていてゴール取り消しになるよくあるパターンでゴールポストに当たったり、キーパーが弾いたボールを味方が押し込んだときがあります。
これでゴール取り消しになると「なんで?」ってなりますよね。
これは見方がシュートを打った瞬間にオフサイドポジションにいるときに起こります。
この図の時に、見方がパスではなくシュートを選んだ場合、そのままシュートが入ればオフサイドにはなりません。
しかし、シュートがポストに当たったり、キーパーが弾いて一番前にいるフォワードの前にこぼれて押し込んだ時、最初のシュートがパスとみなされてオフサイドになってしまうんですね。
これは非常にややこしいですね。
ポストに当たったこぼれ球を入れたのにゴール取り消しになった場合は、そういうこともあるんだぐらいに頭の片隅に置いておいてくれたらいいと思います。
観てたら結構出てくるので、わかってくるかなと思います。
オフサイドポジションにいてもオフサイドにならないとき
ボールに関与するかどうかでオフサイドになるかならないかが分かれるときもあります。
これも非常にややこしいのでそういうこともあるんだぐらいに頭の片隅に置いておいてください。
さっきの図と微妙に違うんですが、前の方にいるフォワードは確かにオフサイドポジションにいます。
ですが、そこにパスは出ず、オフサイドポジションにいない人のところにパスが出ています。
この場合、オフサイドポジションにいる人はプレーに関与していないということでオフサイドにはなりません。
いくらオフサイドポジションにいても知らんふりをしていればオフサイドにはならないのです。
最後に、ゴールキック、コーナーキック、スローインはオフサイドにはかからないので注意です。
まとめ:オフサイドとは待ち伏せを禁止する反則
いやー長かったですね。
「どこが簡単やねん!」と思った方はすいません。
今回の記事でわかったことはオフサイドについてです▼
- オフサイドを超簡単に言うと
- オフサイドポジションとは?
- オフサイドポジションの条件
- オフサイドを図で表すと
- オフサイドポジションにいてもオフサイドにならないとき
これらを詳しく解説してきました。
小学生の低学年ぐらいまでは「オフサイドは待ち伏せを禁止する反則なんだよ」って教えてあげたら十分だと思います。
高学年になると勝手に自分で理解します。
お子様の方が吸収はとてつもなく早い。(^^;
じゃあなんでオフサイド勉強しなあかんねんてことになりますが、オフサイドを理解すると数倍サッカーは楽しくなります。
「今のは『戻りのオフサイド』やな。」なんてお子様の前で言ってあげて下さい。
「おっ!お父さんなかなかわかってるやん。」なんてお子様から尊敬を受けること間違いなしですよ。
この記事がちょっとでもお子様とのコミュニケーションに役立ってくれたらこれ程うれしいことはありません。
オフサイド以外の基本ルールに関しても「サッカーの基本ルールについて簡単に解説」でまとめています
長くなりましたが、今日はこの辺で。
ブログさいこー
おしまい。