こんにちは!ちくです!
今回の記事ではワールドカップ2022のベルギー代表について勉強していきたいと思います。
ベルギー代表は前大会では3位の成績を収めました。
2018年のロシア大会では決勝トーナメントの1戦目で日本と対戦していますね。
3対2で日本が敗れています。
『ロストフの14秒』や『ロストフの悲劇』と言われる試合です。
覚えている人も多いんじゃないかと思います。
FIFAランキングでも現在は2位ですが、その前は3年半も1位に君臨し続けた実績があります。
僕はこういうタレントがそろっていて強いんだけど、優勝候補の最有力にならないようなチームが好きなんですよね。
なんか玄人好みみたいな気がしませんか。
しかも、このチームには世界最高峰の攻撃的ミッドフィルダーと言われる、ケビン・デ・ブライネがいます。
僕と同じポジションなので注目したいですね。(極めて個人的な理由です。(^^;)
ベルギー代表は強いの?
間違いなく強いで。優勝争いに絡んでくる可能性のあるチームや。
ベルギー代表を先にサクッと予習しておいて、決勝に進んだときは「俺は最初から応援していた」といきっちゃいましょう。
今回の記事でわかることは▼
- ベルギーのFIFAランキング
- ベルギーの試合日程
- ベルギーのメンバー・監督
- ベルギーの特徴
- ベルギー3人の重要人物
この記事でベルギーの大体のことを知ることができます。
時間がない人はベルギーの特徴まで飛んで下さい。
では順番に見ていきましょう。
ベルギーのFIFAランキング
ベルギーの現在のFIFAランキングは2位です。(2022年10月6日発表)
先ほどもちらっと言ってしまいましたが、その前の3年半はランキング1位に君臨していました。
これだけを見ると優勝争いに絡んでくることは間違いなさそうですね。
ベルギー代表の基本情報
■基本情報
ワールドカップ出場:3大会連続14回目
1930年の初回から出場を果たしている、歴史のある国です。
最高成績:3位(2018年ロシア大会)
前回のワールドカップで3位に輝いています。
グループF FIFAランキング・オッズ
国名 | FIFAランキング | 優勝オッズ | グループリーグ 勝ち抜けオッズ |
---|---|---|---|
ベルギー | 2位(出場32か国中2位) | 13.00倍 | 1.11倍 |
クロアチア | 12位(出場32か国中11位) | 51.00倍 | 1.57倍 |
カナダ | 41位(出場32か国中27位) | 251倍 | 3.75倍 |
モロッコ | 22位(出場32か国中20位) | 201倍 | 3.00倍 |
上の情報で判断するならベルギーは決勝トーナメントには進んでくるでしょう。
ベルギー強そうだね。
少なくともこのリーグでは1番人気やな。
ベルギーの試合日程
日付 | 対戦カード | 現地キックオフ時間 (日本時間) |
---|---|---|
11月23日(水) | ベルギー×カナダ | 22:00(28:00) |
11月27日(日) | ベルギー×モロッコ | 16:00(22:00) |
12月1日(木) | クロアチア×ベルギー | 18:00(24:00) |
ちょっと微妙な時間帯が多いですが、ベルギー×モロッコなどは比較的観やすいかもしれないですね。
ベルギーワールドカップメンバー・監督
こちらがベルギー代表のワールドカップメンバーです。
ワールドカップメンバー
ポジション | 背番号・名前 | 所属チーム |
---|---|---|
GK | 13 クーン・カステールス | ボルフスブルク |
GK | 1 ティボー・クルトワ | レアル・マドリ― |
GK | 12 シモン・ミニョレ | クラブ・ブルージュ |
DF | 2 トビー・アルデルワイデルト | アントワープ |
DF | 26 ゼノ・デバスト | アンデルレヒト |
DF | 4 ボウト・ファエス | レスター・シティ |
DF | 3 アルトゥール・テアテ | レンヌ/フランス |
DF | 5 ヤン・フェルトンゲン | アンデルレヒト |
MF | 11 ヤニック・カラスコ | アトレティコ・マドリ― |
MF | 21 ティシモー・カスターニュ | レスター・シティ |
MF | 15 トーマス・ムニエ | ドルトムント |
MF | 16 トルガン・アザール | ドルトムント |
MF | 7 ケビン・デ・ブライネ | マンチェスター・シティ |
MF | 19 レアンデル・デンドンケル | アストン・ビラ |
MF | 18 アマドゥ・オナナ | エバートン |
MF | 8 ユーリ・ティーレマンス | レスター・シティ |
MF | 20 ハンス・バナーケン | クラブ・ブルージュ |
MF | 6 アクセル・ビツェル | アトレティコ・マドリ― |
MF | 22 シャルル・デ・ケテラーレ | ミラン |
FW | 25 ジェレミー・トク | レンヌ |
FW | 10 エデン・アザール | レアル・マドリ― |
FW | 14 ドリース・メルテンス | ガラタサライ |
FW | 17 レアンドロ・トロサール | ブライトン |
FW | 23 ミシー・バチュアイ | フェネルバフチェ |
FW | 24 ロイス・オペンダ | RCランス |
FW | 9 ロメル・ルカク | インテル |
監督
ロベルト・マルティネス
生年月日 | 1973年7月13日(49歳) |
国籍 | スペイン |
就任 | 2016年8月 |
■経歴
スウォンジーやエヴァートンなどの指揮官を歴任し、2016年8月にベルギー代表の監督に就任しています。
今年で就任6年目ですね。
前回のワールドカップでもベルギー代表を指揮していますので、かなり長いですね。
2021年9月にはベルギー代表の歴史における最多勝利監督に輝いています。
3年半ものあいだ、FIFAランキングで1位に君臨し、3年間連続でFIFA選出のチーム・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
ベルギー代表の特徴
基本戦術
■システム
3-4-2-1
■戦術的志向
ボールとスペースを支配して主導権を握る攻撃的なスタイル
■基本戦術
レギュラー陣の大半が8年前のブラジル大会から中核を担ってきたオーバー30のベテランで、いわゆるベルギーの黄金世代です。
8年前からメンバーは大きく変わってせん。
基本的には、後方からビルドアップでチーム全体を押し上げ、敵陣でボールを支配し、アタッカー陣の実力でゴールを奪いに行きます。
アタッカー陣とは、CF(センターフォワード)ロメル・ルカクとトップ下の2人エデン・アザールとデ・ブライネの3人です。この3人の個人の力を前面に打ち出した戦術ですね。
この3人にいい感じでボールを預けられるかどうか、3人の出来いかんでゲーム全体の出来が決まると言って言い過ぎではない攻撃の強いチームです。
■守備
世界一の名ゴールキーパーと言われるクルトワを中心に、自陣に戻ったときは5バックで密度を保って守るが、1対1で簡単にかわされることが多く、守備面には不安を残しています。
3バックのスピード不足が顕著で、背後のスペースを突かれるのを恐れるあまり、ディフェンスラインを上げきれない場面が多々あります。
中盤は高い位置で早いプレスをかけてボールを奪いに行くスタイルですが、これがかわされカウンターを食らう場面も多いですね。
守備陣の欠点はマルティネス監督が就任してからずっと指摘されているにも関わらず、修正されていないです。
これは、守備より攻撃的な姿勢を貫くという明確な意思をチームで共有していることの表れと言ってよいでしょう。
要するに、守備面よりも攻撃面に重きを置いているよってことです。
■攻撃
基本的には後方からパスをつないで、ビルドアップするスタイルです。
このとき、サイドからの上りは早いですが、サイドから組み立てるよりも、ルカク、デ・ブライネ、エデン・アザールによりよい形でボールを預けることが最も優先順位の高い選択肢となります。
この3人の誰かに預ければ、攻撃のバリエーションは一気に広がるからです。
エデン・アザールは主に切れ味の鋭いドリブル突破やコンビネーションから裏に抜け出してのシュートやアシストが得意です。
デ・ブライネはスルーパスやミドルシュートなどを得意として、タイプが異なります。
ルカクはポストプレーで基準点として機能することもできるし、自ら裏のスペースへの飛び出しからのフィニッシュもできます。
ベルギーは何といおうと、ルカク、エデン・アザール、デ・ブライネのワールドクラス3人の個人技を生かした攻撃が最大の武器となります。
何度も言いますが、この3人の出来次第で全てが決まると言っても過言ではありません。
ベルギー3人の重要人物
ケビン・デ・ブライネ
マンチェスター・Cでグアルディオラ監督に教えを受けた20代半ばに才能を全面開花させ、いまや世界最高の攻撃的ミッドフィルダーという評価を欲しいままにする31歳です。
左右両足の強く精度の高いキック、爆発的なスプリントに高い持久力、的確な状況判断と最適なプレーを選択する戦術眼、チームに貢献するための献身的なメンタル、おおよそサッカー選手に必要とされるあらゆる要素を高いレベルで併せ持っています。
中盤でボールを受けてからのスルーパス、カウンターからの高速ドリブル、2列目から裏へ飛び出してフィニッシュやクロス。ミドルシュートも素晴らしい。
どれをとっても一級品です。
ただ、ベルギー代表では現在所属しているマンチェスター・シティほどの輝きを見せられていないのが現状です。
というのは、マンチェスター・シティでは周りのサポートが早く、全員が連動して細かくパスをつなぎながら周りを活かしつつ、自分も活きることが出来るのに対して、代表では個の力に頼ることが多く、孤立しがちになるからです。
もちろん、得意なミドルシュートやスルーパスなど攻撃に絡むと大きなチャンスを作れますが、いかんせん単発に終わることが多いです。
デ・ブライネがうまく機能していけば、ベルギーの躍進に繋がるでしょう。
いや、デ・ブライネの活躍なくしては、ベルギーの躍進はありえないでしょう。
それほど、この国にとって重要な人物です。
ロメル・ルカク
190cm93㎏の巨漢にもかかわらず、一旦加速したら止められない爆発的なロングスプリントを持っていて、ゴール前はもちろんオープンスペースでも活躍できる現代的な大型センターフォワードです。
イタリアのインテルへ移籍当時コンテ監督に、それまで苦手としていた相手ディフェンスを背負ってロングボールを収めるポストプレーを徹底的に鍛えられ、センターフォワードとしての完成度はさらに高まっています。
カウンター時のスペースへの飛び出し、ターゲットとしてのポストプレー、そしてフィニッシュと攻撃のあらゆる場面で基準点として機能できる能力を持っています。
ただ、ルカクは直近でケガをしており、今のところコンディションが十分ではない可能性があります。
ルカクの活躍もベルギーには欠かせないので、本戦の、特に決勝トーナメントでベストに持って行けることを期待しましょう。
ティボー・クルトワ
所属するレアル・マドリ―で信じられない連続スーパーセーブで21-22シーズンのチャンピオンズリーグ制覇に大きく貢献したのは記憶に新しいところです。
ゴールを守ることにおいては、現在世界に並ぶものがいないナンバー1ゴールキーパーです。
ベルギー代表の絶対的な存在として君臨しています。
2メートルに届く長身と長い手足でゴールをカバーするだけでなく、キャッチング能力が高く、至近距離からのシュートに対する反応も抜群、1対1にもハイボールにも強いまさに無敵のキーパーです。
足元の技術は平均的ですが、ロングキックは精度、飛距離ともに平均以上です。
ディフェンスがあまりよくないベルギーにとってはまさに文字通り『最後の砦』と言えます。
まとめ:ベルギーは守備より攻撃
今回の記事ではベルギー代表について解説してきました。
- ベルギーのFIFAランキング
- ベルギーの試合日程
- ベルギーのメンバー・監督
- ベルギーの特徴
- ベルギー3人の重要人物
ベルギー代表は、ワールドクラスのタレント、ルカク、エデン・アザール、デ・ブライネを中心に攻撃主体のチームです。
守備面はあまり強くありませんが、世界最高のキーパーと言われるクルトワを最後の砦としています。
要するに、タレントの個人技に頼っているので、3人の攻撃タレントが機能するかどうかが躍進のカギとなります。
うまく攻撃の3人の動きがかみ合ってくれば、ワールドカップ上位に食い込んでくる可能性は十分にあるでしょう。
逆に言うと、3人がうまく機能しなければ、予選敗退もありえるかもしれないですね。
なんにせよ、僕はデ・ブライネの活躍を楽しみにしています。
マンチェスター・シティのようなものすごいプレーをぜひ見せて欲しいと思っています。
大きな声では言えませんが、内心応援している国です。
長くなりましたので、今日はこの辺で。
ブログさいこ―
おしまい。
日本の対戦相手、コスタリカについても解説しています。