はじめ方 PR

【ボランチって何?】サッカーポジションの役割と適正をわかりやすく解説

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは!ちくです!

  • サッカーを観ていてもポジションがよくわからない…
  • ボランチって何?
  • 子供に聞かれたから簡単にポジションの役割が知りたい…
  • このポジションはどんな人が向いてるの?

サッカーをあまり知らない方は「ポジションの役割がわからないよ」とサッカーに興味がなくなったり、サッカーを始めたお子様に聞かれても答えられなかったりしてしまうケースが非常に多いです。

僕はサッカーを始めてから35年になるベテランです。少年の頃からサッカーの基本であるポジションについては自分なりに研究してきました。

そこでこの記事では、サッカーをあまり知らない方でも簡単にわかるざっくりポジションから、細かい役割、どのような人が向いているのかまでまとめてわかりやすく解説しています。

この記事を読めば、サッカーを観戦するのに困らなくなるのはもちろんのこと、お子様に教えられるレベルの知識が手に入ります。

お子様にこのポジションはこういう役割なんだよって教えてあげてください。

尊敬のまなざし、輝いた瞳が目に浮かびますね。

ゴリちゃん

ポジションがたくさんあるからわからないよね。

ちっくん

役割と適正をざっくりから細かいとこまで解説していくな!

サッカーのポジションは大きく4つ

サッカーのポジションを一番大きく分けると4つになります。

ゴールキーパー(GK)、ディフェンダー(DF)、ミッドフィルダー(MF)、フォワード(FW)の4つです。

これは聞いたことある人も多いと思います。

いろんな呼び方があって試合を観ててもわからなくなると思いますので簡単にまとめます。

ポジション他の呼び方
ゴールキーパー(GK)キーパー、守護神
ディフェンダー(DF)バック、最終ライン、ディフェンス、ディフェンスライン
ミッドフィルダー(MF)ハーフ、中盤(ちゅうばん)
フォワード(FW)トップ
ゴールキーパー以外フィールドプレーヤー
これらは通称や選手たちが呼ぶ正式ではない呼び方も含みます

一番大きな分類ですらこんなにたくさん他の呼び方があるんですね。

「呼び方いちいち変えんといて!」ってなりますよね。

サッカーのポジションの大前提

ここでサッカーのポジションについて大前提をお話しします。

重要
  1. サッカーのポジションは流動的に動く
  2. すべてのポジションが攻撃も守備もする

サッカーのポジションは野球のように絶対にここというのは決まっておらず、いろんな人が流動的に動きます。

センターの人がずっと真ん中にいるわけではなく、サイドに流れたり、ピンチの時は味方のゴール前に戻ることもあります。

そして、ゴールキーパーは守りだけ、フォワードは攻めだけというのも決まっていません。

全員が守り、全員が攻めるのがサッカーです。

GKが相手のゴール前に行って、ゴールを決める場合だってあるのです。

なので、試合を観ていて「あれ?あの人ディフェンダーのはずなのにあんなところにいる」と思うこともあります。

ポジションはある程度の目安にすぎないということを覚えておきましょう。

かなりあいまいなポジションを取る選手もいるので、混乱しないようにしましょう。

ゴリちゃん

自由度が高いのがサッカーなんだね。

ちっくん

そういうことや!自由が好きな僕にはもってこいのスポーツやろ?

ゴールキーパー(GK)

ゴールキーパーはサッカーの中で唯一、手が使えるポジションです。

基本的には自陣のゴール前に位置し、手や足や体全体を使ってゴールを守る役割です。

ゴールを守る最後の砦になります。

ゴールキーパーは『守護神』なんて言われたりもしますね。

守護神てかっこいいですね。

神ですからね。

呼び方は「キーパー」と言う人が多いでしょう。

ゴールキーパー以外の人をフィールドプレーヤーと言います。

手が使える範囲は決まっていて、ペナルティエリアという下の赤の部分でだけキーパーは手を使えます。

サッカー用語辞典 50音順 | 子どものサッカー応援ブログ⚽ より引用
ちっくん

ペナルティエリアから出たらフィールドプレーヤーと同じやで!

ゴールキーパーに向いてるのはこんな人

ゴールキーパーに向いているのはこんな人です▼

  • 身長が高く、手足が長い
  • 身体能力が高い
  • 冷静で味方に指示が出せる

身長が高く、手足が長い

サッカーはゴールが大きいので、ゴールキーパーには身長が高く手足が長い人が向いていると言われます。

少年サッカーでもやはりその学年で一番体が大きい子供が選ばれることが多いです。

特に最近の海外サッカーでは身長が2m以上の選手もざらにいます。

身長が高いのが有利なのは間違いないでしょう。

身体能力が高い

サッカーはすごいスピードでシュートが飛んできます。

それに反応して素早く動く、高い身体能力が求められます。

元メキシコ代表のホルヘ・カンポスのように身長が高くなくてもキーパーで成功している選手もいます。

カンポスは身長175cm(自称175cmで165cm説もある)ですが高い身体能力と反射神経で成功した有名なキーパーです。

キーパーが身長だけではないということがわかる好例でしょう。

常に冷静で味方へ支持を出せる

さらにゴールキーパーは一番後方からフィールド全体を見渡せるポジションです。

常に冷静で味方への指示や声掛けができる方が望ましいです。

サッカーを観ていると、キーパーが大きな声で味方に指示を出しているシーンをよく見かけますよね。

いろいろな能力が求められるポジションです。

ちっくん

簡単そうに見えるかもしれんけど、実は奥の深いポジションやで!

日本のGKの名選手

権田修一、楢崎正剛、川口能活など

世界のGKの名選手

ジャンルイジ・ブッフォン(イタリア)、イケル・カシージャス(スペイン)、ティボー・クルトワ(ベルギー)など

ディフェンダー(DF)

ディフェンダーは簡単にいうと守備の人です。

基本的には守備の意識が高い人、しっかりと守りができる人が担当します。

ディフェンスと言ったり、バックと言うこともあります。

キーパーを除くフィールドプレーヤーの中で一番後方に位置するので、最終ラインやディフェンスラインと言うこともあります。

相手の攻撃陣と対面するポジションで、自分が抜かれると後ろにはキーパーしかいないので、自分の後ろに相手を通してはいけない役割といえます。

逆にボールを取った場合は最初の攻撃プレーヤーになります。

ディフェンダーはセンターバック(CB)とサイドバック(SB)で役割が大きく変わるので別々に説明します。

大丈夫です。

簡単です。怖くない怖くない。

両サイドにいる人がサイドバック、真ん中にいる人がセンターバックです。

ちっくん

サイドバックは外側の人、センターバックは真ん中の人。これだけやで!

センターバック(CB)

センターバックとはディフェンダーの中央に位置し、相手のフォワードを抑える役割です。

味方のディフェンスラインを統率し、整える役割も担っています。

ボールを奪ったときには攻撃の起点になって、ボールを前に運ぶ手掛かりを探したり、ロングボールを供給したりします。

少年サッカーでは身体が大きくて、キャプテン気質の子が選ばれることが多いです。

センターバックに向いているのはこんな人

センターバックに向いているのはこんな人です▼

  • 身長が高く体が大きい
  • フィジカルが強い(強靭な肉体)
  • 冷静でメンタルが強い

身長が高く体が大きい

相手のFWは大きくて速くてうまい人が多いです。

その人たちを相手に競り合いをしないといけないので、身長が高い人が多いです。

センターリングが上がってきても競り合いで勝てる身長が高い選手の方がいいです。

フィジカルが強い

繰り返しになりますが、相手のフォワードは大きくて速くてうまい人ばかりです。

そういう人と1対1で勝たなくてはならない。

当たり負けのしない強靭な肉体を持っている人が多いです。

冷静でメンタルが強い

センターバックはディフェンスラインの統率をして連携して守らなくてはならないので、常に冷静な状況判断が求められます。

自分が抜かれたら終わるので、パニックになるようではつとまりません。

冷静でメンタルが強い人が適任です。

なので、センターバックにはキャプテンが多いです。

ちっくん

センターバックは身体が強くてキャプテンシーのある人が向いてるな!

CBの日本の名選手

吉田麻也、冨安健洋、中澤佑二など

CBの世界の名選手

ファン・ダイク(オランダ)、ラファエル・ヴァラン(フランス)、ファビオ・カンナヴァーロ(イタリア)、リオ・ファーディナンド(イングランド)など

サイドバック(SB)

サイドバックはディフェンスの両サイドに位置し、主に守備を担当します。

基本的には相手のサイドアタッカーを抑える役割を担っています。

そして、攻撃するときは自分がサイドアタッカーとなり攻撃陣に加わります。

現代のサッカーではサイドバックが攻撃に参加し、センターリングを上げたり、ペナルティエリア付近まで切り込んでシュートまでいくことが非常に多いです。

このサイドアタッカーがとても重要な役割を担っています。

少年サッカーではスタミナがあり走力のある選手が選ばれることが多いです。

サイドバックに向いてるのはこんな人

サイドバックに向いているのはこんな人です▼

  • 運動量が豊富
  • センターリング(クロス)の精度が高い
  • 腐らず何度でもチャレンジできるメンタル

運動量が豊富

サイドバックはディフェンダーでありながら、相手陣地の奥深くまで駆け上がっていくポジションです。

守備のときは味方のゴール前まで下がって、味方がボールを奪った瞬間に相手陣地に向けてダッシュしていきます。

そして、今度はボールを相手に奪われたら一目散に戻ってくる。

行ったり来たりを1試合続けるスタミナが必要となります。

全てのポジションの中で一番走るポジションと言えるでしょう。

センターリング(クロス)の精度が高い

サイドバックは先ほども言ったように、攻撃の時はサイドからセンターリングを上げます。

センターリングのことをクロスと言います。(いろいろ言い方がある)

センターリングの精度は得点力に直接影響します。

このセンターリングが上手いかどうかは、チームの大きな武器になります。

サイドバックはセンターリングの精度が高い方が向いていると言えます。

腐らず何度でもチャレンジできるメンタル

先ほどからサイドバックは攻撃が大事と言っていますが、せっかく頑張って相手陣地の深くまで駆け上がったとしてもボールがもらえるとは限らないです。

下手したら逆サイドに展開されてしまうこともあるし、上がっている間にボールを奪われてカウンターを喰らうっていうこともあります。

それでも何度でも上がったり下がったりを繰り返す必要があります。

何度でもチャレンジできる精神力がモノを言います。

ちっくん

無尽蔵(むじんぞう)のスタミナを求められるで!

SBの日本の名選手

長友佑都、内田篤人、酒井宏樹など

SBの世界の名選手

マルセロ(ブラジル)、ジョルディ・アルバ(スペイン)、ロベルト・カルロス(ブラジル)、パオロ・マルディーニ(イタリア)など

ミッドフィルダー(MF)

ミッドフィルダーとはフィールド上の真ん中に位置して、ゲームをコントロールする役割を担います。

中盤とかハーフと呼ばれることが多いです。

攻撃にも守備にも関与していく忙しいポジションです。

ボールにさわる機会が一番多いポジションと言えます。

基本的には、チームの中でテクニックに優れている選手が付くことが多いです。

攻撃時はディフェンスからボールを引き受けて、前線にドリブルで運んでいったりパスを供給したりします。

そのまま持ち込んでシュートまでいったり、味方の得点をアシストをすることも多いポジションです。

守備のときは相手のパスを読んで奪ったり、相手の攻撃の芽を摘むことを意識して動きます。

ミッドフィルダーにもサイドハーフ、センターハーフがあります。

ゴリちゃん

外側のハーフと真ん中のハーフだね。僕でもわかるよ。

そしてセンターハーフは攻撃的ミッドフィルダーと守備的ミッドフィルダーにわかれます。

攻撃的ミッドフィルダーをトップ下や司令塔と言い、守備的ミッドフィルダーをボランチと言います。

センターハーフは▼

攻撃的ミッドフィルダーオフェンシブハーフ、トップ下、司令塔
守備的ミッドフィルダーディフェンシブハーフ、ボランチ、アンカー
ちっくん

真ん中のハーフは攻撃的(前)と守備的(後ろ)にわかれるわけやな。難しくないで。

ややこしくなってきましたね。

大丈夫です。

順番に解説していきますね。

攻撃的ミッドフィルダー

攻撃的ミッドフィルダーはセンターハーフの前の方にいる人です。

フォワードのすぐ下の位置にいるので、トップ下と言ったり、

ゲームをコントロールする意味で司令塔ゲームメイカーと言ったりもします。

いわゆるファンタジスタ的なポジションですね。

サッカーの花形のひとつと言えます。

役割は味方のゴールに関わるパスを出したり、自らシュートしたり、パスを回す中心になったりと常に攻撃の中心にいるポジションです。

攻撃のほとんどが攻撃的ミッドフィルダーを経由して始まります。

少年サッカーではチームで一番うまい選手が選ばれることが多いです。

攻撃的ミッドフィルダーに向いているのはこんな人

攻撃的ミッドフィルダーに向いているのはこんな人です▼

  • テクニックに優れている
  • パスが上手い
  • 視野が広い

テクニックに優れている

サッカーは前線に行けば行くほどマークが厳しくなります。

トップ下のポジションはテクニックに優れていて、激しいマークにあってもボールを取られないスキルが求められます。

ボールを取られずに味方に繋いだり、シュートまでいかなくてはならないので、チームで一番うまい選手がなることが多いポジションです。

ジダンやロナウジーニョをイメージするとわかりやすいでしょう。

絶対ボールを取られないですよね。

パスが上手い

点取り屋へのアシストはトップ下の選手の大きな見せ場のひとつです。

いわゆる、キラーパスと言われる味方へのパスですね。

味方の選手が触ればゴールというパスをキラーパスと言います。

走り込む味方へ後方から出すパスをスルーパスと言いますが、トップ下をやる選手はスルーパスが上手い選手が多いです。

他にも、味方への繋ぎのパス、逆サイドへ大きく展開するロングパスなど状況に応じたパスを使い分ける能力が求められます。

視野が広い

味方の選手がどこに位置しているのかを瞬時に把握する能力が求められます。

いくらテクニックがあって、キックの精度がめちゃくちゃ良くても自分の味方や点に繋がりそうな場所を見つけられないといいパスは出せません。

プレッシャーの大きい状況の中で自分の味方や敵の位置を把握して最適なところを選択する視野の広さが必要になります。

空間認知能力と言いますね。

優れたミッドフィルダーはフィールド全体を上から見ていると思えるような視野の広さを持っています。

相手の急所を瞬時に見極めてバンバンついていくわけですね。

ゴリちゃん

このポジションは名選手がいっぱいだよね。

トップ下の日本の名選手

中村俊輔、中田英寿、鎌田大地、小野伸二、本田圭佑

トップ下の世界の名選手

ロナウジーニョ(ブラジル)、ジネディーヌ・ジダン(フランス)、マヌエル・ルイ・コスタ(ポルトガル)、ルカ・モドリッチ(クロアチア)、ケビン・デ・ブライネ(ベルギー)

守備的ミッドフィルダー(ボランチ)

やっと出ました!ボランチです!

守備的なセンターハーフのことをボランチアンカーと言います。

攻撃的ミッドフィルダーのやや後方に位置して、チームのかじ取りをします。

中盤の底と言われたりもします。

ディフェンスとフォワードを上手くつなぎ、全体のバランスを取ってゲームを支配するポジションです。

ボランチはフィールドの真ん中に位置し、チームの心臓部分と言えます。

攻撃的ミッドフィルダーより守備に重きを置いたポジションです。

攻撃面では、ボールを奪取したときに最適な場所へとつなぐ役割です。

サイドへ展開したり、トップ下やフォワードにパスを供給します。

守備面では味方のディフェンスとハーフの間のスペースに入ってくる選手を潰(つぶ)しにいきます。

このスペースに相手の攻撃的ミッドフィルダーが入って自由にさせると点を取られやすいので、そこをやられないようにします。

元イタリア代表のピルロや元スペイン代表のシャビのようにチームの最重要人物が担うポジションです。

フォーメーションによってはボランチを2人置くこともあります。

それをダブルボランチと言います。

ボランチに向いている人はこんな人

守備的ミッドフィルダー(ボランチ)に向いていると言われるのはこんな人です▼

  • 視野が広い
  • ゲームの流れを把握する力と的確な判断力
  • 守備の意識とボール奪取能力が高い

視野が広い

攻撃的ミッドフィルダーと被(かぶ)るところなんですが、少しだけニュアンスが違います。

ボランチは中盤の後ろに位置するので、トップ下ほど相手のプレッシャーがきつくありません。

そして守備でもその視野の広さを使う必要があります。

なので、フィールド全体を見渡せる能力が必要となります

攻撃面では的確な場所にボールを供給し、守備面では味方の急所を嗅ぎ分け全体のバランスをとる。

ディフェンダーからフォワードまで敵味方の全体の位置を把握しているイメージです。

逆にトップ下は瞬間的に相手の急所を嗅ぎ分けるような視野の広さが求められます。

頭の中に瞬間写真がぱっと入ってくるようなイメージですね。

「閃(ひらめ)いた!ここに出せば1点!!!」みたいな感じです。

感覚的でわかりにくかったらすいません。

自分はトップ下だったもんでこういう表現になりました(^^;

ゲームの流れを把握する力と的確な判断力

視野の広さにも関係がありますが、全体を見渡す能力が必要です。

攻守に置いて要となるポジションなので、「今は攻め時か」「カウンターに注意すべきか」など流れを正確に把握して状況判断していかなくてはなりません。

守備の意識とボール奪取能力が高い

ボランチは守備的ミッドフィルダーなので、守備の意識が高い人が向いています。

相手の攻撃の芽を摘んでいくポジションです。

パスコースを読んでボールをカットしたり、1対1で抜かれずに相手からボールを奪う能力が高い人が求められます。

少年サッカーでは、守備意識が高くてうまい選手が選ばれることが多いです。

ちっくん

チームの心臓と言われる非常に大事なポジションやで!

ボランチの日本の名選手

遠藤保仁、遠藤航、長谷部誠、稲本潤一など

ボランチの世界の名選手

シャビ・エルナンデス(スペイン)、アンドレア・ピルロ(イタリア)、カゼミーロ(ブラジル)など

サイドハーフ(SH)

中盤の外側に位置するポジションです。

攻撃の時はサイドに開いてクロスを上げたり、内側に切り込んでシュートを狙ったりします。

守備の時はしっかりと自陣まで戻って、相手のサイドからの攻撃を防ぐ役割も担っています。

基本的にはサイドバックと連携して攻守に貢献します。

サイドバックのところでも言いましたが、現代サッカーはサイドを起点にして攻めることが多いのでスピードや突破力、正確なクロスなど何かしら尖った武器を持っている人が多いポジションです。

中央よりマークを剝(は)がしやすいこともあり、トップ下の役割の選手がサイドハーフをやることも多いです。

サイドハーフに向いているのはこんな人

サイドハーフに向いている人はこんな人です▼

  • 突破力がある
  • キックが正確
  • 運動量が豊富

突破力がある

サイドハーフはサイドから自分の力で局面を打開できる力がある方がいいです。

サイドは中央と比べるとプレッシャーも少ないのでどんどん自分で仕掛けていくことができます。

スピードがめちゃくちゃ速いとか、ドリブルで抜いていってフィニッシュまでいけるとか、そういう個の力が求められます。

1つはドリブルでの突破力が高い人が適任でしょう。

キックが正確

サイドハーフは良いクロスを上げたり、シュートを決めることが求められます。

そして時には逆サイドへ展開するサイドチェンジが有効な攻撃の手段になります。

長短正確なキックができる選手が望ましいです。

デビット・ベッカムをイメージすればわかりやすいです。

正確なキックでトップまで上り詰めた選手です。

運動量が豊富

サイドの選手は自分の担当する範囲が広いのでかなり走り回らなくてはいけません。

サイドバックほどの距離ではありませんが、それでも攻めたり戻ったりと忙しいポジションです。

豊富な運動量が求められます。

ちっくん

クロスが正確とか、ドリブルが上手いとか何か尖った武器があるといいな!

日本のSHの名選手

三都主アレサンドロ、清武弘嗣、松井大輔

世界のSHの名選手

デビット・ベッカム(イングランド)、ルイス・フィーゴ(ポルトガル)、ライアン・ギグス(ウェールズ)

フォワード(FW)

基本的には点を取りに行く攻撃の選手です。

ですが、点を入れる以外にもポストプレーやチャンスメーク、前線からの守備など現代サッカーでは多くの仕事を担当しています

わかりやすく何点入れたかで評価されやすいポジションです。

一番前にいる選手なのでトップと言われます。

フォーメーションによって、1(ワン)トップ、2(ツー)トップ、3(スリー)トップなどがあります。

数字は単純にフォワードの人数です。

フォワードにもセンターフォワードとウィングがあります。

センターフォワードはその名の通り、真ん中にいるフォワードです。

ウィングは3トップの場合に両サイドに位置する人です。

では順番に見ていきましょう。

センターフォワード(CF)

センターフォワードは一番前の真ん中に位置するポジションです。

点を入れる役割です

点を入れる以外に大きな役割としてポストプレーがあります。

敵ディフェンダーを背中に背負った状態で後ろからパスを引き出してキープし、周りの選手が攻撃に参加する時間をかせいだり、敵のマークを自分に集中させたりするプレーです。

ポストプレーをすることからポストプレーヤーやターゲットマンと言われたりもします。

現代サッカーでは前線からのディフェンスも重要視されています。

以前のような点さえ取ればいいというポジションではなくなっています。

センターフォワードに向いているのはこんな人

フォワードに向いているのはこんな人です▼

  • 得点力
  • 強い意志力
  • 強いメンタル

得点力

フォワードはどんな形でも点を入れたら評価されます。

1試合ほとんどボールを触らなくても最後にこぼれ球を押し込めば合格点なのです。

なので、得点力は必須です。

ゴールへの嗅覚(きゅうかく)なんて言ったりしますが、点が入りそうな臭いをかぎ分ける力が大切な能力です。

そして、意外かもしれないですが、センターフォワードは全てのポジションの中で一番ボールに触る機会が少ないポジションです。

点を入れるのが何よりも好きというタイプ、「得点こそがサッカーじゃい」という人がなるといいポジションです。

強い意志力

なんとしてもゴールを入れるという強い意志力も必要です。

自分が試合を決めるんだと思ってるぐらいがちょうどいいでしょう。

フォワードはボールに触る機会も少ないし、1試合にチャンスは何度も訪れないです。

その少ないチャンスをものにするのにこの意志力は欠かせないです。

強いメンタル

上でも書きましたが、フォワードは少ないチャンスをものにしなくてはならないポジションです。

相手のセンターバックは強くて大きくて上手いことが多いです。

失敗を恐れずにシュートを打つメンタル、シュートを外してもへこたれないメンタル、相手ディフェンダーに立ち向かっていくメンタルが必要です。

なんかフォワードだけ精神論みたいになっていますが、フォワードは細かいテクニックより上記の力が大切です。

ちっくん

ゴールを決めなあかんというのはすごいプレッシャーやで。

日本のCFの名選手

岡崎慎司、中山雅史、高原直泰、前田大然など

世界のCFの名選手

リオネル・メッシ(アルゼンチン)、クリスチャーノ・ロナウド(ポルトガル)、ロナウド(ブラジル)、マルコ・ファンバステン(オランダ)など

ウィング(WG)

両サイドに位置するフォワードをウィングといいます。

センターに位置するよりもマークが剝(は)がれやすく、自らカットインでシュートまで持って行ったり、サイドからクロスを上げるポジションです。

サイドハーフに近いですが、より攻撃に特化したポジションと言えます。

サイドハーフはどちらかというとチャンスメーク重点を置き、守備も大事です。

より前線でプレーして、ゴールに向かっていける選手がなるのがウィングです。

ネイマールやメッシ、クリスチャーノ・ロナウドなんかはセンターにいながらサイドに流れてボールをもらうことが多いですよね。

その方がマークが少なくなってドリブルで仕掛けられるからです。

ウィングとセンターフォワードの中間にいるようなポジションなので、ウィングといったり、フォワードとひとくくりにされることもあります。

ここら辺のニュアンスが難しいですね。

サッカーは自由なスポーツなのであまり気にせずに行きましょう。

ウィングに向いている人はこんな人

ウィングに向いている人はこんな人です▼

  • 上手い
  • 速い
  • 自ら点が取れる

なんか牛丼みたいになっちゃいました。

「うまいの早いの安っすいの~」ですね。

順番に見ていきましょう。

上手い

ウィングはドリブル突破が一番の見せ場になることが多いです。

サイドで足元にボールをもらって、自分でドリブルで中央に仕掛けていってフィニッシュできれば最高です。

ですので、ボールテクニックが上手くてバンバン抜いていける選手が向いています。

速い

相手のディフェンスの裏を狙って走ることも多いので、足のめちゃくちゃ速い選手がなることも多いです。

ロッベン、エムバペなんかは次元の違いを感じますね。

十分スプリンターとしても通じたんじゃないかと思わせるほど早いです。

点が取れる

ウィングはフォワードなので得点を取ることも大切な仕事です。

特に個人の力で点を取れる能力を求められます。

逆サイドから攻めてるときはゴール前まで行ってクロスに合わせて点を取る動きも大事です。

ちっくん

ウィングも華のあるポジションやで!ボールが来たら自分で勝負や!

日本のウィングの名選手

三苫薫、伊東純也、三浦知良、乾貴士、原口元気など

世界のウィングの名選手

キリアン・エムバペ(フランス)、ネイマール(ブラジル)、リオネル・メッシ(アルゼンチン)、クリスチャーノ・ロナウド(ポルトガル)など

まとめ:サッカーのポジションはやってみないとわからない

ここまでサッカーのポジションの役割とどんな人が向いているのかを解説してきました。

ですが、自分がどのポジションに向いているかはやってみないとわかりません。

体の成長にともなって、向いてるポジションが変わっていったりもします。

最初は興味のあるポジションをやればいいと思います。

合わなければ違うポジションにチャレンジしていきましょう。

難しいのは好きなポジションと向いてるポジションが違う場合ですよね。

チームから求められるポジションとやりたいポジションが違うこともあります。

やってみたら楽しくなるということもあるので、一度はチャレンジするのがいいと思います。

ポジションは与えられることが多いので、どうしても嫌になってしまうこともあります。

親御さんはお子様の話をしっかり聞いて、否定することなくどうするべきかを一緒に考えていきたいですね。

どうしても嫌ならばチームを変えるという選択肢もありますので、サッカーが嫌いにならないようにするのが一番だと思います。

長くなりましたが、今日は以上です。

ブログさこ―

おしまい。