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【サッカー】プレーの幅を劇的に広げる!正しいアウトサイドキックの蹴り方のコツを徹底解説

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こんにちは!ちくです!

サッカー歴30年以上の大ベテランです!

サッカー好きですか?

ボクは大好きです!

今日のテーマはアウトサイドキックです。

  • アウトサイドキックっていつ使うの?
  • アウトサイドキックって必要?
  • アウトサイドキックを簡単に蹴れるようになりたい!

皆さんのこういう気持ちに応えたいと思います。

アウトサイドキックは少し難易度が高いキックです。

ですので、使えない人が多いです。

ぶっちゃけ絶対に必要なキックかというとそうではありません。

しかし、だからこそ、マスターすると他の人と差が出るのです。

元ユーゴスラビア代表のレジェンド、ピクシーことストイコビッチは言います。

「キックの球種はたくさんあるほうが良い」

なぜならば、球種が増えるごとに選択肢が増えるからです。

サッカーでは選択肢が多い選手は良い選手と言えます。

今をときめく三笘薫選手の武器のひとつもアウトサイドキックです。

縦からの突破で右足のアウトサイドでセンターリングを上げています。

ぜひマスターしましょう。

ちっくん

アウトサイドキックはきちんと使える人が少ないから、頑張って練習しような!

インサイドキックにまだ自信がないと言う人はこちらの記事で詳しく解説しています▼

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アウトサイドキックをマスターするために知っておきたいこと

ここではアウトサイドキックをマスターする上での前提の話をします。

前提として

  • 蹴り方がわかってもすぐに完璧に出来るようにはならない
  • 蹴り方は人によって違う

これですね。

他のキックのときも同じことを言っていますが、とても大事なことなので何度でも言います(笑)。

アウトサイドキックは少し難易度の高いキックです。

やり方がわかっても、自分で繰り返し練習しない限りうまくなることはありません。

うまくいかないときは、なぜうまくいかないかを考えてもう一度チャレンジする

こういう姿勢で練習すれば必ずうまくなります。

あきらめずにチャレンジしましょう。

そして、蹴り方には個人差があります。

ですので、基本通りの蹴り方を目指すより、自分の蹴り方を見つけることを考えましょう。

誤解を恐れずに言えば、キックはどんな蹴り方でも

自分でイメージしたボールが飛べばいい

これなんですね。

基本は大事ですが、基本にこだわり過ぎなくてもいいので、どんなボールが飛んで行くかに集中してください。

ちっくん

日本人は蹴り方にこだわりがちやけど、大事なんはどんな球が行くかやで!どんな蹴り方でもしっかり飛べば問題ないからな。

アウトサイドキックとは?

アウトサイドキックとは足の外側を使って蹴るキックのことです。

よく小指のつけ根と言われますが、ボクは割と広い面でボールをとらえています。

蹴り足の当てる部分は人によって違います。

軸足はややボールより後ろで、蹴りたい方向より左を向いています。

蹴り足は内側を向いて、内また気味になっています。

一連の流れを見てみましょう。

このような流れで蹴ります。

アウトサイドキックは

  • ゴロ(グラウンダー)
  • 浮き球
  • カーブ

などの球種を蹴り分けられる便利なキックです。

ボールの真ん中を蹴るとまっすぐ蹴れますし、中心を外してあげるときれいに曲がっていきます。

インステップキックやインサイドキックに比べて、きちんと蹴れる人が少ないキックです。

実際に多用する選手は少ないですが、クロアチアのモドリッチ選手や三笘選手のように極めるとかなり違いを生み出せるキックです。

※アウトサイドキックのメリットについては後ほど解説します。

ちっくん

小学生年代なんかはアウトサイドキックより正確性のあるインサイドキックを使えという人もいるやろうけど、どんどん練習したらうまくなるからチャレンジしたらええで!

アウトサイドキックの主な使用場面

アウトサイドキックの主な使用場面は

  • ショートパス
  • スルーパス
  • サイドチェンジ
  • クロス(センターリング)
  • シュート

基本的にはパスで使うことが多いと思いますが、場合によってはシュートで使うこともあります。

一言でパスと言っても

  • ゴロ(グラウンダー)のキック
  • 浮き球のキック

この2パターンに分けられます。

ゴロでも浮き球でもカーブをかけることができます。

ゴロ(グラウンダー)のキック

ゴロのキックは基本的に近くの選手にパスを送る場合に使います。

  • ショートパス
  • スルーパス
  • クロス(センターリング)
  • シュート

上記のどの場面でもゴロのキックは使うことができます。

近くの味方にパスを出して壁パスを要求したり、ゴロのスルーパスも効果的です。

ボクはトップ下をやっていたので、味方フォワードにスルーパスを出すときにゴロのアウトサイドキックをよく使っていました。

他にもサイドの選手が右足のアウトサイドキックでスルーパスを出す場合

この場合は、カーブをかけると通りやすいです。

サイドから相手選手を抜ききって味方にグラウンダーのセンタリングを出す場合

この場合は、はたくように速いゴロがいいですね。

このようなときに使えます。

三笘選手の得意なプレーです。

シュートではゴロで蹴る場合はカーブをかけてゴールの隅を狙うことがあります。

浮き球のキック

アウトサイドキックで浮き球が蹴れると、長短のパスが出せるので非常に有利です。

  • スルーパス
  • サイドチェンジ
  • クロス(センターリング)
  • シュート

などで使います。

モドリッチ選手はよく浮き球のスルーパスで味方フォワードに決定的なパスを出します。

浮き球でしっかりとカーブをかけて蹴ることで長いボールでも通すことができます。

カーブをかけることでサイドチェンジ気味のスルーパスを出すこともできます。

スペースに蹴るときはカーブをかけると通りやすいです。

サイドの選手は浮き球でアウトサイドキックを蹴れることで、カーブをかけてクロスを上げることができます。

正確なクロスが上げられるようになると、決定的な場面を演出できます。

最近のサッカーでは右利きが左サイドのポジションをやることが多いです。

これのメリット・デメリットは

  • メリット→カットインからそのまま右足でシュートできる
  • デメリット→縦へ抜いたとき左足でクロスを上げなくてはならない

ということがあります。

右足のアウトサイドキックが得意なら、右足でクロスが上げられるので有利です。

アウトサイドキックの浮き球はシュートとしても使えますが、どちらかというとインステップ気味の蹴り方になります。

インステップキックと同じ蹴り方でアウトにかけると強烈なカーブキックが蹴れます。

ちっくん

これほどいろんな場面で使えるキックやねんで!難しいけど練習する価値はあるよな。

アウトサイドキックの2種類の蹴り方

世界のスーパースターのプレーを観ていると、ゴロと浮き球の蹴り方に微妙に違いがあることに気づきます。

モドリッチ選手のキックを観ておきましょう。

美しいアウトサイドキックですね。

アウトサイドキックは

  • ゴロ(グラウンダー)→足首のスナップではたくように蹴る
  • 浮き球→膝から下をしっかり振るように蹴る

のように2つの蹴り方があります。

ゴロで蹴る場合は足首のスナップでボールの中心に当てるだけで、ボールはビシッと飛んでいきます。

ほぼノーモーションで蹴れるキックです。

まずはこれが出来るようになれば、蹴り足の当たる感触がわかるので、浮き球にもいきやすいです。

次に浮き球は、膝から下をしっかりと蹴らなくてはうまく飛びません。

きちんとアウトサイドキックで浮き球が蹴れるようになれば、ゴロは問題なくできるようになります。

2つの蹴り方をそれほど意識する必要はありませんが、混乱を避けるために一応ふれておきます。

ちっくん

ゴロで蹴るときと浮かすときは少し蹴り方が違うということだけ知っておけば大丈夫や。

内側に曲がるカーブキックができるようになるインフロントキックの蹴り方について詳しく解説しています▼

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アウトサイドキックがうまく飛ばない理由

キックが飛ばない大きな理由はひとつです。

きちんとミートできていないから

これですね。

ミートとは蹴り足の当たる部分が、きちんとボールの当たるべきところをとらえることです。

では、なぜきちんとミートできないのかを考えていきましょう。

きちんとミートができない細かい原因は

  1. 蹴り足が内側を向いていない
  2. 足首が固定されていない
  3. ボールの外側を蹴りすぎている
  4. 軸足の位置が悪い
  5. 足をしっかり振れていない
  6. 変な力が入っている

この6つです。

順番に見ていきましょう。

①蹴り足が内側を向いていない

アウトサイドキックは蹴り足の外側を使って蹴るキックです。

上の部分でボールをとらえようとすると、蹴り足が内側を向いている必要があります。

この感じです。

人によって蹴り足の当てる部分や足の角度は違うので一概には言えませんが、上のような角度でしっかりと蹴り足を内側に曲げないと、ボールを面でとらえることができません。

ゴロを蹴るにしても、浮き球を蹴るにしてもこの角度でボールにしっかりと当てることが重要です。

ボールをしっかりととらえるために蹴り足をグッと内側に曲げて下さい。

②足首が固定されていない

アウトサイドキックがきちんと蹴れない人は、ミートの瞬間にきちんと足首が固定されていません。

ボールを強く蹴ろうと思ったら、しっかりとボールに力を加える必要があります。

ボールに蹴り足が当たった瞬間に足首がグラグラしているとボールはふにゃーっと転がります(笑)。

ポイントは

蹴る瞬間に足首にグッと力を入れる

どんなキックでもこの意識がとても大事です。

ミートの瞬間は足先までしっかりと力が入っているように蹴りましょう。

③ボールの外側を蹴りすぎている

アウトサイドキックでカーブをかけて蹴ると言うと、ボールの外側をこすり上げるイメージを持つことが多いです。

決して間違ってはいないですが、ボールの外側を蹴りすぎると回転は強くなりますが、ボールはしっかりと飛んでくれません。

下手すると、ほとんど前に飛ばずにシュルシュルと目の前をボールが回転する、空しい結果をまねいてしまいます(笑)。

ボールがしっかりと飛ばない人はボールの外側を蹴りすぎている可能性があります。

ボールを飛ばそうと思うなら、

しっかりとボールの中心付近を蹴る

これが重要です。

あまりボールの外ばかり蹴っていると、足がすっぽ抜けたような状態になり、膝を痛めるリスクもあります。

ボールをしっかりとミートしましょう。

④軸足の位置が悪い

キックの基本はボールの真横に軸足を踏み込むと習いますが、アウトサイドキックの場合は少しボールから離す方が蹴りやすいです。

ボールの横に踏み込んでうまくいかない人は、軸足の位置をボールから離しましょう。

ボクの場合はボールより後ろで、蹴りたい方向よりも左を向いています。

これは蹴り足を左方向に向けて振るからです。

※蹴り方のコツに関してはあとで詳しく解説します。

⑤足をしっかり振れていない

アウトサイドキックがうまく飛ばない人は、足を横に振ってしまいます。

ゴロでしかアウトサイドキックを使わないなら、この蹴り方でも間違いではありません。

足首のスナップで足を横に振るだけで、当たるところに当たればビシッとしたショートパスは蹴れます。

ですが、浮き球を蹴ろうと思うと

膝から下をしっかりと振る

必要があります。

アウトサイドキックで長い距離を蹴りたいなら足をしっかりと振る練習をしましょう。

⑥変な力が入っている

キックを飛ばそうと思うと必ず「なんとかして飛ばしたい!」こういう気持ちが出てきます。

特にアウトサイドキックは蹴り方がよくわからなくて、「力で飛ばそう」と思ってしまいがちです。

闇雲に力を入れてもボールはますます飛ばなくなります。

それどころか、力で蹴ろうとすると膝を痛めてしまうこともあります。

誤解を恐れずに言えば

キックに力はいりません

いつも言っていますが、当たるところにきちんと当たればボールは飛びます。

それよりも

身体の力を抜いて蹴る

これが非常に大事です。

ちっくん

項目が少し多かったけど、大事なのはミートすることや!

飛ぶアウトサイドキックを蹴るコツ

ここでは浮き球のアウトサイドキックの蹴り方について詳しく解説します。

浮き球がちゃんと蹴れるようになれば、ショートパスは蹴れるようになります。

それではアウトサイドキックをしっかりと飛ばすにはどうすればいいか見ていきましょう。

先ほどのなぜ蹴れないかの逆をやればいいだけです。

簡単ですね。

アウトサイドキックの蹴り方のコツは

  1. 蹴り足を内側へ向ける
  2. 足首を固定する
  3. ボールの中心を蹴る
  4. 軸足の向きと位置を調整する
  5. 膝から下をしっかりと振る
  6. リラックスして蹴る

以上6つです。

順番に解説します。

①蹴り足を内側へ向ける

アウトサイドでボールをしっかりとミートするために蹴り足は内側を向いていないといけません。

写真のように足先を内側にしっかりと向けて、アウトサイドがボールの中心をとらえるようにしましょう。

ポイントは

足首をしっかりと内側に曲げる

これですね。

②足首を固定する

これはどんなキックでも口を酸っぱく言っていることですね(笑)。

「もう聞き飽きたよー」という声が聞こえてきそうですが、ここでも言わせてもらいます。

ポイントは

当てる瞬間に足首を固定する

これです。

アウトサイドキックは足首のスナップでも蹴れるキックなので、「固定しなくていいのでは?」と思う人もいるかもしれません。

ですが、スナップを使って蹴ったとしても、蹴る瞬間はしっかりと足首は固定されています。

ボールに当たる瞬間にグッと力を込める感覚

これを意識していきましょう。

③ボールの中心を蹴る

アウトサイドキックはカーブをかけることができるキックです。

ですので、ボールの外側を蹴るイメージが強いですが、浮き球をしっかりと飛ばそうと思うと外側を蹴りすぎるとボールは飛んでいかないです。

しっかりと浮き球で飛ばすなら

ボールの中心の少し下をしっかりとミートする

これがとても大事になります。

しっかりと蹴れていればボールの中心を蹴ったとしてもボールにカーブはかかります。

アウトサイドキックを蹴るときは足が斜めに入るからです。

ボールの中心をしっかりとミートする意識を持ちましょう。

それができるようになればあとは中心からずらしていくだけなので、いろんなカーブが蹴れるようになります。

④軸足の向きと位置を調整する

アウトサイドキックは蹴り足を斜めに振るキックです。

多くの場合、軸足がボールに近づきすぎてしまい、うまく蹴ることができません。

蹴り足をしっかりと振るために、ボールから少し離す必要があります。

写真のように足を斜めに振ります。

軸足とボールとの間に、蹴り足をしっかりと振れるスペースを確保しなくてはいけません。

ポイントは

軸足はボールの位置より後ろに置く

これですね。

位置関係は個人差があるので、自分で何度も試していくうえで最適な場所を見つけましょう。

もうひとつ軸足の向きですが、蹴り足を斜めに振るので軸足も斜めになります。

基本的には足を振る方向へ軸足は向きます。

  • 右利き→やや左
  • 左利き→やや右

ですね。

これはそこまで意識する必要はありません。

正しいキックをすれば勝手に軸足は正しい方向を向きます。

「軸足は斜めになってもいいんだ」ぐらいに思っておけば十分です。

⑤膝から下をしっかりと振る

アウトサイドキックは足ぜんたいを振るのではなく、膝から下のコンパクトな振りを意識しましょう。

足の振りが大きくなると、どうしてもミートするポイントがずれてしまいます。

しっかりと当たるべきところに当たればボールは飛んでいきます。

ポイントは

膝から下をコンパクトに振り、ミートに集中する

これですね。

膝から下をコンパクトにしっかりと振ることでボールに勢いは生まれます。

⑥リラックスして蹴る

先ほども言いましたが、

キックに力はいりません

大事なことなので、何度もいいます(笑)。

身体は脱力してリラックスしている状態がいいです。

ポイントは

脱力している状態からインパクトの瞬間に力をグッと込める

これですね。

一流の選手のキックを観ているとまったく力が入っていないのに飛んでいきます。

逆に力んでおもいっきり蹴ったときはボールの芯を外してコロコロと転がることもあります。

プロでもそういうことがあるんですね。

ですので、ボールはリラックスして蹴りましょう。

それがキックが良くなる近道です。

ちっくん

余計な力を入れんで蹴るのは難しいけどかなり大事や!

アウトサイドキックのメリット

なぜアウトサイドキックを使うのかというところを考えていきましょう。

大きなメリットは

  • キックが読まれにくい
  • 選択肢が増える

これですね。

順番に説明します。

キックが読まれにくい

アウトサイドキックは非常に読まれにくいキックです。

理由は

  • キックの形がドリブルの形と同じ
  • キックモーションが小さくても蹴れる

からです。

アウトサイドキックで蹴るときの形は、ドリブルの形とほぼ同じです。

特にゴロのキックは、ドリブルの形のままノーモーションで蹴ることができます。

相手ディフェンダーからするとドリブルの続きで、急にパスが来るので非常に読みづらいです。

選択肢が増える

アウトサイドキックの最大のメリットは選択肢が増えることです。

冒頭でも述べましたが、

キックの球種の数=選択肢の数

このように言えます。

三笘選手も書籍の中でアウトサイドキックの重要性について語っています。

なぜアウトサイドキックが使えた方が良いか。それは選択肢が増えるからである。同じ足元に置いたボールでも、インサイドのパスとアウトサイドのパスを持っている選手は、相手の配置やスペースによって、同じキックモーションから足首の角度を変えるだけでキックを使い分けることができる。

VISION~夢を叶える逆算思考~ 三笘薫

ボールが同じ位置にあるときに、足首の角度を変えるだけで右にも左にも蹴ることができるので、相手は狙いを絞ることができません。

インサイドキックとアウトサイドキックの両方が使えるということは、常にどちらの方向にも蹴れるということです。

浮き球が使えるとさらに選択肢が広がります。

ボールを浮かすことで、このようにスペースへのスルーパスも可能になります。

「インサイドキックだけでも、どっちにも蹴れるよ」と思う人はいるかもしれません。

ですが、逆サイドへ同じインサイドキックで蹴ろうと思うと、ボールを持ちかえる必要があります。

上のレベルになればなるほど、時間とスペースは一瞬で消されてしまいます。

この一瞬をつくるのが球種の数と言えるわけです。

ちっくん

アウトサイドキックはあまり得意じゃない人が多いから、蹴れる蹴れないで大きな違いになるんやで!

基本の5種類の蹴り方について解説した記事はこちらです▼

≪最初に練習すべき基本のキック5種類を徹底解説!使用場面と蹴り方のコツ

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アウトサイドキックの練習方法

それではどういう練習をすればアウトサイドキックがうまく蹴れるようになるかを考えていきましょう。

ボクが提案する練習は

  1. 素振り
  2. ボールを転がしてもらいキック
  3. 短い距離の壁打ち
  4. 壁打ちの距離を伸ばす

以上の4つです。

順番に詳しく見ていきましょう。

①素振り

素振りは家でできるイメージトレーニングです。

ステップとして

  1. スーパースターのプレーを観る
  2. 真似をして素振りしてみる

これだけです。簡単ですね。

まずは三笘選手やモドリッチ選手のアウトサイドパスを観てイメージを膨らましてください。

皆さんのアウトサイドキックのゴール地点の基準になります(笑)。

イメージを膨らましたら一連の流れを素振りでやってみて下さい。

ポイントは

  • 膝から下をコンパクトに振る
  • インパクトの瞬間だけ足首を固める

この2点を意識しましょう。

②ボールを転がしてもらいキック

これは相手がいる場合の練習です。

ステップとして

  1. ボールを転がしてもらう
  2. ダイレクトでアウトサイドキック

これだけです。

向こうからインサイドキックなどで軽くボールを転がしてもらって下さい。

そのボールをトラップせずにダイレクトで打ち返します。

ボールがこちらに来る勢いを使うので、うまく当てると簡単にボールが飛んでくれます。

ポイントは

面をつくってしっかりとボールをミートする

これですね。

この練習は「蹴り足のどこに当たればボールが飛ぶか」の感覚を養う練習です。

蹴り足の面を意識して、ボールにミートさせましょう。

余裕が出てきたら、蹴り足の膝から下をしっかり振って蹴る練習もしてみて下さい。

自分なりに感覚がつかめたら次の練習へ進みましょう。

この練習はあくまで感覚をつかむ練習なので、こればっかりやってもうまくなりません。

ちなみに、この練習でうまくボールが飛ばない場合は、

  • 足首が固定されていない
  • 蹴り足の面がつくていない

などが考えられますので、もういちど確認してみて下さい。

③短い距離の壁打ち

ボールをしっかりとミートする練習でいちばん効果的です。

ステップは

  1. 5メートルほど離れて壁の前に立つ
  2. 足をしっかりと振ってゴロでボールを蹴る

です。

場合によっては返ってきたボールをダイレクトで蹴り、ミートする感覚を確かめましょう。

ポイントは

ゴロでいいので力を入れず、ミートに集中する

これですね。

余計な力を入れずに蹴る練習です。

近い距離でしっかりとミートができるようになれば、あとは距離を伸ばすだけで蹴れるようになります。

距離を伸ばしてもうまくいかないときはこの練習に戻ってきてください。

④壁打ちの距離を伸ばす

上でやった練習の実践です。

ステップは

  1. リラックスして蹴れる距離で壁に向かって立つ(自分の感覚)
  2. リラックスして浮き球を蹴ってみる
  3. しっかりとミートして浮き球が蹴れたら距離を少しずつ伸ばす

です。

リラックスして浮き球を蹴ってみて下さい。

ポイントは

しっかりとミートする

これだけです。

きちんと当たるべきところに当たっていれば飛ぶし、当たっていなければ飛びません。

できるようになれば自分で「リラックスして蹴れるな」という距離を伸ばしていきましょう。

ちっくん

練習はやればやるだけうまくなるもんやけど、うまくできんと思ったらまたこの記事を読んでみてな。

小学生年代でアウトサイドキックは必要か?

最後に小学生年代でアウトサイドキックが必要かどうかについて考えていきましょう。

「アウトサイドキックを使うより、正確なインサイドキックを使え!」なんてコーチに言われたりしますよね。

結論から言うと

アウトサイドキックでロングキックを蹴る必要はないけど、どんどんチャレンジしていけばいい

です。

無理にロングキックを蹴らなくていい理由は、まだ筋力が十分でない小学生が力で無理に蹴ろうとすると

  • ケガのリスクがある
  • 変なクセがついてしまう

この2つが考えられるからです。

ですが、ゴロでアウトサイドキックを蹴る練習はどんどんしたらいいです。

そして、練習したものは試合で使って行きましょう。

基本的に

子どもが自分たちでやりたいと思ったプレーは止める必要はない

こう思っています。

「それはやめろ」「あれはやめろ」と言われてるとチャレンジをしない子どもになります。

しっかりと練習すればアウトサイドキックは大きな武器になります。

無理のない範囲で練習をしてみて下さい。

ゴリちゃん

チャレンジできない子どもになるリスクのほうがよっぽど怖いよね。

まとめ:アウトサイドキックでプレーの幅を広げよう

まとめいきましょう。

今日の記事ではアウトサイドキックについて詳しく解説しました。

アウトサイドキックをマスターするために

  • 蹴り方がわかってもすぐに完璧に出来るようにはならない
  • 蹴り方は人によって違う

これが大事ですね。

アウトサイドキックは難易度の高いキックです。

繰り返し練習しないとうまく蹴れるようになりません。

あきらめずに練習すれば必ずうまく蹴れるようになります。

アウトサイドキックとは足の外側を使って蹴るキックで

  • ゴロ(グラウンダー)
  • 浮き球

の2種類の蹴り方ができます。

主な使用場面は

  • ショートパス
  • スルーパス
  • サイドチェンジ
  • クロス(センターリング)
  • シュート

などかなりたくさんあります。

ゴロのキックは足首のスナップを使ってノーモーションで蹴ることができます。

浮き球は膝から下を使ってしっかりと蹴り足を振ることで蹴れます。

あまり意識する必要はありませんが、2種類あるということを知っておきましょう。

アウトサイドキックがうまく飛ばない理由は

  1. 蹴り足が内側を向いていない
  2. 足首が固定されていない
  3. ボールの外側を蹴りすぎている
  4. 軸足の位置が悪い
  5. 足をしっかり振れていない
  6. 変な力が入っている

この6つです。

この逆をやれば飛ぶようになりますね。

飛ぶアウトサイドキックを蹴るコツは

  1. 蹴り足を内側へ向ける
  2. 足首を固定する
  3. ボールの中心を蹴る
  4. 軸足の向きと位置を調整する
  5. 膝から下をしっかりと振る
  6. リラックスして蹴る

これですね。

うまく蹴れない場合はひとつひとつ確認してみて下さい。

そして、アウトサイドキックのメリットについて解説しました。

メリットは

  • キックが読まれにくい
  • 選択肢が増える

ですね。

アウトサイドキックはモーションなく蹴れるキックなので、相手に読まれにくいです。

そして最大のメリットは選択肢が増えることですね。

ボールを同じ場所に置いても左右どちらも蹴れるようになります。

サッカーにおいて、一瞬でも早くパスが出せるのは非常に有利です。

サッカーは状況が一瞬で変わってしまうスポーツだからです。

アウトサイドキックの練習方法についても解説しています。

  1. 素振り
  2. ボールを転がしてもらいキック
  3. 短い距離の壁打ち
  4. 壁打ちの距離を伸ばす

この4つです。

最後に小学生年代でアウトサイドキックは必要かについて考えました。

答えは

アウトサイドキックでロングキックを蹴る必要はないけど、どんどんチャレンジしていけばいい

これですね。

子どもたちがやりたいことはどんどんチャレンジさせてあげるのがいいと思っています。

ですので、アウトサイドキックをいっぱい練習して、試合で使って行きましょう。

アウトサイドキックをマスターすればプレーの幅がめちゃくちゃ広がります。

世界が違って見えることでしょう。

パスが楽しくなることは間違いなしです。

以上、長くなりましたので今日はこの辺で終わります。

わからないことがあれば、お問い合わせフォームやX(Twitter)で直接聞いていただければお答えします。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

少しでも皆様のサッカーライフが充実して、よりサッカーを好きになってくれたら嬉しいです。

サッカーさいこー

ブログさいこー

おしまい。