こんにちは!ちくです!
サッカー歴30年以上の大ベテランです!
今日はこんな本を読みました。
ボクも大好きなサッカー選手のひとりイニエスタ選手の書籍ですね。
サッカーやってる人ならご存知だと思いますが、世界最高の選手のひとりです。
イニエスタは元スペイン代表の選手で2010年にワールドカップで決勝点を入れて優勝してる。
クラブではFCバルセロナの黄金期を作った中心選手で世界最高の選手のひとりと言えるで!あのメッシから「天才」と言われる人物や!
そんな選手が日本のJリーグでプレーしていたんですが、退団が決まりましたね。
ヴィッセルからの退団が決まったニュースを見て、なんとなく「本読んどこう!」と思って読みました。
この本に書いてあることは、「イニエスタがどのように考えて日本を選んだのか」から始まり「日本で過ごした数年間にイニエスタ自身が経験したことや熱い思い」などが書かれています。
ボクがこの本で注目したのは
イニエスタのメンタリティ
の部分です。
イニエスタも長いサッカー人生で困難をたくさん経験しています。それを乗り越えてきて今があるんですね。
超一流のサッカー選手のメンタリティはどうなっているのか?
これからサッカーを一生懸命やっていく子供たちにヒントがたくさん詰まった本ですので解説していきます。
ではさっそく見ていきましょう!
『キャプテン翼』と同じチームでプレーするのが夢だった
(出典:キャプテン翼オフィシャル)
翼と同じチームでプレーしたいという夢がありました。
いきなりメンタリティと全然関係ないんですが、なんとイニエスタの小さい頃にスペイン版『キャプテン翼』がスペインで放送していたそうです。
キャプテン翼にあこがれて翼くんたちのユニフォームを着て真似しながら、毎日遅くまでサッカーをして遊んでいたそうです。
もっともその時はスペイン版だったので、日本のアニメとは気づいていなかったみたいですが…。
日本に来てイニエスタの希望で作者の高橋洋一さんのスタジオに行って一日見学したそうです(笑)。それ程好きだったんですね。
さすが世界の『キャプテン翼』!
友達3人で順番に翼くん役を交代しながらサッカーをしてたそうや(笑)。かわいらしいな。
以前このブログでも書きましたが、アニメやマンガがサッカーを夢中にさせるきっかけになることがあります。
ボクもキャプテン翼が大好きでめっちゃ真似して遊んでいました。
マンガやアニメだからと最初から嫌わないで、パパさんは一緒に観て楽しんだらいいと思います。
サッカーを好きになる子供の環境の作り方とキャプテン翼について詳しく書いてる記事です▼
イニエスタは自ら踏み出し、挑戦し続ける
父や母にバルセロナに行くように言われたわけではありません。自分でそう決断したのです。
イニエスタは自分のことを「どんなに厳しい道のりとわかっていても、自ら踏み出し、挑戦し続け、新たな世界を切り開く人」だと言っています。
イニエスタはわずか12歳の時に家を飛び出しているんですね。
FCバルセロナの育成組織であるラ・マシアへ親元を離れて行きました。
故郷から500キロも離れているのでめったに両親に会うことはできません。
ラ・マシア入団の話が来たとき、最初は怖くてしかたなかったそうです。
それでも考えた末に「今行くしかない!」と自ら挑戦することを決めたんですね。
そして長年バルセロナで過ごした後も、神戸へ挑戦の旅は続きます。
思慮深く考えた結果、新しい扉を開くことを決心して神戸に来たんです。
じっくり考えてから自分の納得いく決断をしているのがポイントだね。
挑戦することは怖いことですが、挑戦しないと得られないこともたくさんあります。
イニエスタは「12歳のときに決断しなければ今の僕はなかった」と語ります。
夢を追いかけるためにはときに怖いと思えることにもチャレンジしないといけないことがあるということをわからせてくれますね。
イニエスタが語る勝者のメンタリティ
自分の仕事に対して200%真剣になる
イニエスタが理解している勝者のメンタリティは「自分の仕事に対して200%真剣になること」だそうです。
100%でも120%でもなく200%真剣になることが重要なんですね。真剣度が段違いです。
これを読んだときにボクは自分の仕事に200%真剣になれてるか自問自答しました。
200%真剣になるとさらっと言えてしまうところがすごいな。考えてる時点で200%とは言えへんもんな。
皆さんはどうですか。
常にトップを走り続ける人は200%の力で自分の仕事に臨んでるんですね。
それを子供の頃から何年も続けていて、未だに情熱がさめていないということです。
逆にボクらでも、もし200%真剣になれるものを見つけて、その情熱が何年も続くならイニエスタのようになれる可能性はあるということです。
200%真剣に打ち込めるものを見つけるのは大変かもしれないですが、超一流になりたいなら200%真剣になれるものを探してやるべきですね。
ボクはサッカー少年にとって、サッカーが200%真剣になれるような情報を発信していきたいです。
ボクは決めました。このブログに200%真剣になることを(笑)。(真剣じゃなかったんかい)
イニエスタ流、逆境の乗り越え方
自分が持っているものをすべて捧げれば、物事はうまくいくと信じています。
イニエスタの逆境の乗り越え方は、
- どんな逆境に追い込まれても家族と共にいること
- 自分が持っているものをすべて捧げればきっとうまくいくと信じること
です。
イニエスタは逆境に立たされたときこそポジティブなメンタリティを持たないといけないと言います。
イニエスタでも不安になるときはあるけど、それでもいつか上手くいくと信じてるんだね。
イニエスタは2009年にうつ病をわずらっているそうです。この本でもそのことについて触れています。
うつ病を乗り越えるときも家族に力をもらって、専門の医師の力を借りて乗り越えました。
実際にうつ病で苦しんでいるときは、元通りの自分に戻れるか不安で不安で何度も主治医に「元に戻れるか」と尋ねていたそうです。
それでもイニエスタは乗り越えています。
自分のこと、家族のことを信じて一歩ずつ進んで行けばいつかはうまく行くということをイニエスタは教えてくれます。
いま困難に直面している人はなかなか難しいですが、いつか必ずよくなると信じて歩いていきましょう。
いつか”いま”を笑い飛ばせる日は来るのです。
イニエスタのリーダーシップ
いかなるときでも自分の責任を果たそうとしてきただけです。
イニエスタは自分にリーダーの資質があるのかわからないし、リーダーシップに関する講義などを受けたことはないと言っています。
ですが、チームメイトが自分をリーダーと認めてくれて信頼してくれているのは感じるそうです。
イニエスタは常に自然体でいるんですよね。裏表を作らずにありのままの自分でチームメイトや監督に接しています。
そしてサッカーに関してはひたすら真摯に向き合い、自分の責任を果たそうと全力で立ち向かう。
この姿勢で信頼を勝ち取れないわけがないと思いました。
どんなときでも自分の責任を果たそうとする人間を周りが信頼するのは当たり前やな。
人はやはり裏表がある人やコロコロ言うことが変わる人を信頼しようとは思わないですよね。
一生懸命で誠実な人を信頼しようとするはずです。
おそらくイニエスタは自分からぐいぐい引っ張っていくようなタイプのリーダーではないと思います。
自分から「僕がリーダーになる!」と宣言するようなタイプでもないでしょう。
この本のコラムにあるダニエウ・アウヴェスの話でも「声を荒げたりせず、常に冷静」と書いてあります。
ただ、その存在が周りの人の信頼を得て、自然とリーダーになっていくんだと思います。
イニエスタの自然体でいる姿勢、サッカーにひたすらに真摯に向き合う姿勢はすぐにでも取り入れることが出来るんじゃないでしょうか。
イニエスタは常に観察し学び吸収する
私の頭は乾いたスポンジのように、たくさんのことを吸収し続けています。
イニエスタはまわりをよく観察するそうです。周りの人や環境を観察して学んで吸収していきます。
チームメイトからもあらゆることを学び、プライベートでは両親、奥様、子供たちなどどんな人からも学び、サッカーをよくすることを考えています。
イニエスタほどの超一流選手がいまだにどんな人からも学びを得ているというのは、ボクにとっては驚きでした。
自分のことを乾いたスポンジやと言うてるで!どんなことからでも吸収していく貪欲さが必要やな。
こういうメンタリティでいるからこそ、あれほどの選手になれたんだということがわかります。
ともすれば、子供には教えてあげてるという態度になってしまいそうになりますが、どんなものからも学ばせてもらってるという姿勢でいることの大切さがわかります。
イニエスタ流の子供の教育
誰に対しても礼儀正しく、丁寧に接すること。
子供たちが成長していくのに大切な価値観を教えているとイニエスタは言っています。
その価値観は
- 尊敬
- 謙虚
- 努力
- 犠牲
- ベストをを尽くす
などです。
何より大切なのは、子供たちが「良い人間」であることで、相手を尊重し、誰にでも礼儀正しく丁寧に接することを教えているそうです。
イニエスタはいかなる人もリスペクトしているとも話しているで。サッカーマンとして上のような価値観で生きたいものやな。
ボクが現役の頃に「サッカーマンは紳士たれ」と教えられたんですが、サッカーやスポーツを通して人格が育てられることも多いですよね。
子供たちに教えるということは、イニエスタ自身も上のような価値観で生きているということです。
イニエスタの親としての教えも非常に参考になると思いました。
まとめ:超一流の人はメンタリティも超一流
今日はイニエスタが書いた本について解説してきました。
イニエスタが超一流でいる理由が少しわかった気がします。
今日解説した内容は
- 『キャプテン翼』について
- 挑戦
- 勝者のメンタリティ
- 逆境
- リーダーシップ
- 学び
- 教育
この本にはイニエスタの考え方のエッセンスがたくさん詰まっていてとても参考になりました。
やはり超一流の選手は超一流のメンタリティを持っていますね。
何歳になってもサッカーへの情熱がこれっぽっちも冷めていないし、まだ上手くなろうとしているあくなき向上心があります。
ありのままの自然体で周りの人に接し、他人へのリスペクトを忘れない。イニエスタは信頼を勝ち得ようとするのではなく、自然と信頼されていく人間です。
ボクもこうありたいという部分がたくさんありました。
すぐにでも取り入れていけるところは取り入れたいと思います。
この本のコラムはイニエスタの元チームメイトがイニエスタに当てた短い手紙みたいになっています。そうそうたるメンバーですよ!
題して「拝啓イニエスタ様」です(笑)。
- リオネル・メッシ
- ネイマール
- ダニエウ・アウヴェス、ジェラール・ピケ
- ハビエル・マスチェラーノ
- 中村憲剛
- 古橋享梧
すごいメンバーですよね。
この豪華な短い手紙もイニエスタの人望を表していますね。
以上、長くなりましたので今日はこの辺で。
記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
ブログさいこ―
サッカーさいこー
おしまい。