こんにちは!ちくです!
サッカー歴30年以上の大ベテランです!
サッカーは好きですかー?
今日はインステップキックが「なぜうまく蹴れないのか」「どうすればうまく蹴れるようになるのか」を解説していきます。
- インステップキックがうまく蹴れない…
- ロングキックが飛ばない…
- 強いシュートが打てない…
こんな悩みを抱えている人は多いんじゃないでしょうか。
先日、とあるグラウンドに行ったとき、隣で高校生がロングキックの練習をしていたのを見て、「インステップキックはなかなか難しいんだろうな」と思いました。
高校生になってもちゃんと蹴れていなかったんですね。
それを見ながら、「ちゃんとした蹴り方を知らないと高校生になっても出来ないんだ」と怖くなりました。
実はボク自身も小学校5年生ぐらいのときにインステップキックができなくて苦しんだ経験があります。
ですので、できない人の気持ちがよーくわかります。
ネットで調べてみても蹴り方を書いているだけで、「じゃあどうすれば上手くなるの?」という情報がほとんど載っていなかったのでボクが解説します。
今日の記事を読めばインステップキックがきちんと蹴れるようになります。
もうインステップキックで悩まなくてよくなりますよ。
ぜひ最後まで読んでください。
今日でインステップがちゃんと蹴れない自分とはおさらばやで!
最初に練習すべき基本の5つのキックについて解説した記事はこちらです。ぜひ合わせて読んでみて下さい。
≪最初に練習すべき基本のキック5種類を徹底解説!使用場面と蹴り方のコツ
インステップキックをマスターするために知っておきたいこと
ここではインステップキックをマスターする上での前提を話します。
前提として
- 蹴り方がわかってもすぐに完璧に出来るようにはならない
- 蹴り方は人によって違う
これですね。
まず今日の記事で「最短でインステップキックが蹴れるようになる方法」をお伝えしますが、それでもすぐ簡単に蹴れるようになるわけではありません。
これはサッカーの技術すべてに言えることですが、マスターするまでには繰り返し練習する必要があります。
うまくいかないときは、なぜうまくいかないのかを考えてもう一度試してみる。
こういう姿勢でのぞんでいけば必ず上手くなります。
そしてもうひとつ、蹴り方には個人差が大きいということです。
これは体格や足の付き方が人によって違うからです。
- 軸足の位置
- 蹴り足の角度
- 足に当てる部分
などは人によってかなり違います。
ブログやYouTubeで説明されてる蹴り方はあくまで一般的な蹴り方で、うまくなるには
自分にあった蹴り方を見つけなくてはならない
これが大切です。
自分にあった蹴り方を見つける方法も後で説明します。
わからなくなったときはまたこの記事に戻ってきてください。
要は自分に合う蹴り方を見つけて練習すればちゃんと蹴れるようになるわけや!
なぜインステップキックがうまく蹴れないのか?
なぜインステップがうまく蹴れないのか?
大きな原因は1つだけです。
きちんとミートできていないから
これですね。
多くのインステップキックが苦手な人を見てきましたが、蹴れていない人はきちんとミートできてないです。
足の当たるべき部分がボールの中心に当たっていないとキックがまっすぐ遠くに飛ぶことはありません。
そして、しっかりミートできないまま練習をいくら続けてもなかなかうまくならないんです。
逆に当たる部分にしっかりと当てることができたら、ボールは勝手に飛んでいきます。
インステップキックは足の甲の部分で蹴るキックです。
足の当たるべき部分も人によって少し違いがあります。
ボクは甲の硬い骨の部分で蹴っています。
しっかりとミートできるとスコーンとボールが飛んで、感覚的にもめちゃくちゃ気持ちいいです。
逆にミートできないとボールは飛ばないし、不快感が残ります。
ではなぜきちんとミートできないのかを考えていきましょう。
細かく見ていくと
- 足首が伸びていない
- 足首が固定できていない
- 変な力が入っている
この3つが考えられます。
これだけ気をつけてうまくできるようになれば、あとは勝手に飛ぶようになってきます。
では順番に見ていきましょう。
足首が伸びていない
インステップでキックするときにとても重要になるのがこの足首が伸びている状態です。
インステップキックが飛ぶ人は蹴る瞬間に足首がしっかりと伸びた状態でボールをとらえています。
なぜ足首が伸びていないとボールが飛ばないかというと、理由は簡単で足首が伸びていないとしっかりと足の甲(インステップ)に当たらないからです。
バレーダンサーのようにつま先の方に力を入れて、足首を伸ばした状態にします。
上の最初の写真の足首が伸びている状態を目指してください。
足首が固定できていない
先ほどの足首が伸びていない状態と同じですが、足がボールに当たるインパクトの瞬間に足首がぐらついてしまうとキックは飛びません。
ボールにキックの力がしっかりと伝わらないからです。
野球でも柔らかいプラスチックバットより硬い金属バットのほうがボールが遠くに飛んでいくのと同じです。
ですので、足がボールに当たる瞬間に足首にグッと力を入れて、足首を固定する必要があります。
足首が伸びた状態を保ったままボールにしっかりと当たると、ボールはウソみたいに飛んでいきます。
足首を伸ばすタイミングは
- 軸足を踏み込んで蹴り足を引く←(ここで足首を伸ばす)
- 蹴り足を振り下ろす←(足首を伸ばした状態を保つ)
- ボールに当てる←(ここで足首を固定する)
①の蹴り足を後ろに引くと同時に足首を伸ばします。
②の蹴り足を振り下げるときは足首を伸ばしたまま蹴り足を振ります。
③の足をボールに当てるタイミングのときに足首を固定するようにグッと力を入れます。
足首が伸びたまましっかりと固定されて、ボールの中心をとらえることができたらボールは気持ちよく飛びます。
変な力が入っている
最初に紹介したロングキックを練習していた高校生の話です。
みんなどうしても
- 「なんとかして遠くへ飛ばしたい」
- 「なんとかして強いシュートが打ちたい」
こう思ってしまいますよね。
その気持ちはよーくわかります。
ロングキックを練習していた高校生もみんな、「なんとかして」という気持ちがキックににじみ出ておりました。
でもですね、いったんこの「なんとかして」を脇へ置いといてください。
理由は「飛ばしたい」「強く蹴りたい」と思えば思うほどキックは思い通りに蹴れなくなるからです。
ここで大事なことをお伝えします。
誤解を恐れずに言えば
キックに力はいりません
これなんです。
もちろん身体ができてない小学生と高校生を比べると、高校生のほうが飛ぶでしょう。
ですが、必要最低限の筋力さえついてくれば、あとはミートがしっかりしていれば力がなくてもボールは飛んでいきます。
それよりも大切なのは
脱力して、リラックスしていること
です。
助走から軸足の踏み込みまではできるだけ体の力を抜き、インパクトの瞬間のみ足首に力を入れるようにします。
キックに力はいらないことを頭に叩き込んどいてください(笑)。
力を抜けと言われても難しいと思うけど、ほんまにちゃんとミートさえすればボールは飛んでいくからな。力を抜いて蹴る練習はあとで紹介するで。
インステップキックできちんとミートするコツ
インステップキックできちんと蹴れない理由を書いてきましたので、蹴れるようになるには上記の逆をやればいいだけです。
簡単ですね。
もっとも大事なポイントは
ボールにきちんとミートすること
でした。
とにかくボールにミートすることを意識すればいいわけです。
そのために、以下のことに注意していきましょう。
注意すべきポイントは
- 足首を伸ばすことを意識する
- 当たる瞬間に足首を固定することを意識する
- 体の力を抜くことを意識する
これだけですね。
簡単に説明します。
足首を伸ばすことを意識する
足首が伸びていないときちんとミートさせることができません。
バレーダンサーがつま先で立つように足首をしっかり伸ばしたままインパクトしましょう。
足首を伸ばすタイミングは
軸足を踏み込んで蹴り足を引いたとき
ですね。
だいたいこのぐらいのタイミングで足首を伸ばせばいいです。
とにかくインパクトの瞬間に足首が伸びていれば問題ありません。
当たる瞬間に足首を固定することを意識する
当たる瞬間に足首を固定してください。
先ほども言っていますが、大事なのは
足がボールに当たるインパクトの瞬間に足首が伸びた状態で固定されていること
です。
この状態じゃないとしっかりとボールにミートすることができません。
蹴ったとしてもボールに力が伝わることはありません。
インパクトの瞬間に足首を伸ばしグッと力を入れて固定した状態でボールを蹴りましょう。
体の力を抜くことを意識する
先述していますが、インステップキックを蹴るのに力はいりません。
とにかく体の力を抜くことを意識して、リラックスして蹴りましょう。
力を入れるべきポイントは
インパクトの瞬間に足首にグッと力を入れる
この時だけです。
安心して脱力して蹴るイメージを持ってください。
本当に力を抜いて、しっかりとミートすることに集中しようということしか言ってないね。
インステップキックがうまく蹴れるようになる練習方法
インステップキックがうまく蹴れない理由とうまく蹴るポイントがわかれば後は練習あるのみです。
自分の蹴り方がわかってしっかりとミートできるようになる練習方法を見ていきましょう。
- YouTubeでスーパースターのキックを確認する
- 家で素振りをしてみる
- 助走を取らずに蹴る
- スポンジ or マーカーを使って感覚を覚える
- 5メートルぐらいの短い距離で壁打ち
- リラックスして蹴れる距離を伸ばしていく
上の3つは家の中でもできる練習です。
「うるさい!」と周りから苦情が入らない範囲でやってみてください(笑)。
では順番に見ていきましょう。
YouTubeでスーパースターのキックを確認する
まずはイメージトレーニングですね。
自分がこうなりたいという目標の選手を自分の中に作るとうまくいきやすいです。
YouTubeを観るポイントは
蹴り方をそのまま真似するのではなく、一連の流れをイメージする
これですね。
蹴り方は人によって違うので、そのままの動きを真似するのではなく、一連の流れを真似するようにしてみましょう。
観れば観るほど、スーパースターのキックには力が入っていないのがわかると思います。
助走からキックまでの一連の流れを自分のものにするようにイメージしてください。
参考にすべきスーパースターはたくさんいますが、ロングキックが手本になるのは
- シャビ・アロンソ
- トニ・クロース
などです。
ちなみにボクはシャビ・アロンソのキックをイメージして蹴るようになって、めちゃくちゃロングキックが得意になりました。
シャビ・アロンソのキックに力みは微塵も感じられないですよね。
何度も観てイメージを作り上げましょう。
イメージが非常に大事です。
家で素振りをしてみる
YouTubeを観てイメージができてきたら家の中で素振りをしてみましょう。
サッカーで素振りと言われると変な感じがするかもしれませんが、「イメージを固める」のと「足首に力を込める」練習に役立ちます。
素振りは
- 一連の流れをイメージして素振りする
- 膝から下を重点的に素振りする
この2種類をやってみましょう。
順番に説明します。
一連の流れをイメージして素振りする
YouTubeで観て頭の中にできたイメージを持ちながら、実際に素振りしてみます。
- 体から力を抜く
- 助走に入る
- 軸足を踏み込む
- 蹴り足を後ろに引く
- 蹴り足を振り下げる
細かく分けると工数が多く感じますが、これらを流れるようにやってみましょう。
そのとき、シャビ・アロンソの蹴り方をイメージすると力の抜けた感じなどがわかると思います。
ここで、ポイントは
ボールに当たるインパクトの瞬間は足首を固定する
これですね。
脱力から足首に力を入れるところまでやって感覚をつかみましょう。
膝から下を重点的に素振りする
こちらの素振りはテーブルや壁などをつかんで立ち、膝から下の動きを重点的にスイングします。
インステップキックは膝から下がスムーズに動いているとボールに力が伝わります。
膝から下の素振りをするポイントも同じですね。
- 足首をしっかりと伸ばすことに集中する
- 力を入れるのはミートの瞬間だけ
力はいらないので、膝から下のスイングを軽く繰り返してみましょう。
この練習では足首を常に伸ばすことを意識しながらスイングして下さい。
足首を伸ばす感覚が身に付きます。
助走を取らずに蹴る
この練習は、軸足をボールの横に踏み込んだ状態で準備し、軸足を動かさずにそのまま蹴る練習です。
踏み込まずに蹴る方の足だけ動かします。
この練習をやることで
- 自分の蹴りやすい蹴り方を探す
- ボールの中心をミートする感覚をつかむ
ことができるようになります。
要は、自分がどういう風に足を振ればボールの中心をミートできるかを探していくわけです。
ですので、
軸足とボールの距離がどれぐらいあると自分は気持ちよくミートできるか
これを試しながら練習してください。
基本的には軽く当ててミートする練習を繰り返してください。
しっかりミートできるポイントがわかったら思いきり蹴ってみて、どれくらい飛ぶか試してみましょう。(家の中では思いっきり蹴らないように)
助走なしなのであまり飛ばないとは思いますが、思いきり蹴るときもミートだけ意識するようにしてください。
スポンジ or マーカーを使って感覚を覚える
上の軸足を固定して蹴る練習がしっかりとできていれば、スポンジ、マーカーの練習は必要ないかもしれません。
ですが、まだミートする感覚がつかみ切れていない人はやってみるのがいいでしょう。
スポンジでもマーカーでもどちらでもいいです。
やり方は、
スポンジかマーカーの上にボールを乗せて蹴ってみる
これだけです。
要はボールを少し浮かせた状態で蹴るとミートしやすいということです。
固い土の上で蹴るよりも芝生の上で蹴るほうがボールが飛びやすいのは、芝生の上にボールが乗って軽く浮いた状態になるからです。
その状態を自分で作って足にしっかりと当たる感覚を覚えるようにしましょう。
5メートルぐらいの短い距離で壁打ち
公園やグラウンドにある壁や段差の前に立ち、軽くインステップキックをする練習です。
距離は5メートルぐらいの短い距離でやるのがおすすめです。
やり方は
- 5メートルぐらい距離をあけて壁の前に立つ(壁が無ければ階段などでもよい)
- 助走を取ってゴロで壁に向かってインステップキックをする
- 戻ってきたボールをトラップする
- ①~③を繰り返す
これだけです。
ポイントは
とにかくインステップにしっかり当てることを意識すること
ボールの飛距離とか強さとかを考えなくていいので、とにかくしっかりとミートすることを考えて下さい。
このとき
- 蹴り足の角度
- 軸足の位置
これらを試しながら蹴っていきましょう。
「蹴り足はどのくらいの角度が蹴りやすいのか」「軸足はどれくらい踏み込むと心地いいのか」を考えながら蹴ってみて下さい。
リラックスして蹴れる自分に合った蹴り方を試しながら固めていきましょう。
リラックスして蹴れる距離を伸ばしていく
ボクが提案する最後の練習です。
ここまでやってミートする感覚が身に付いたらあとは徐々に蹴る距離を伸ばしていきましょう。
壁打ちでも対面でのパスでもいいので、自分がリラックスして力まずにミートできる距離を伸ばしていきます。
冒頭でも言っていますが、サッカーの技術をマスターするには繰り返し練習が必要です。
ポイントは
あとは練習あるのみ
です。
シンプルですね(笑)。
ここまでやってきて、またミートできないなと思ったら、上の練習に戻って自分のキックをチェックしてみてください。
変な力が入っていたり、足首が固定されていない部分が見つかるはずです。
インステップキックはミートが9割
軽く蹴ってしっかりとミートできるようになれば必ず飛ぶようになってきます。
ここで紹介してる練習をすればミートはできるようになるで。しっくりこんときはもう一度この記事に戻ってきてな。
強いインステップキックシュートの蹴り方
ここまでインステップキックのミートの仕方を練習してきました。
ここではしっかりとミートできるようになった前提で、強いシュートの打ち方について考えていきます。
ボク自身は
- シュート
- ロングキック
この2つの蹴り方を少し変えています。
ここではシュートについて説明します。
※ロングキックは後ほど説明します。
結論から言うと、強いインステップシュートを打つ蹴り方は
- 体をやや前傾に倒し、蹴り足はややまっすぐ立てる
- 膝から下を鋭く振る
- 0→100の力を入れるイメージを持つ
です。
順番に解説します。
体をやや前傾に倒し、蹴り足はややまっすぐ立てる
強いシュートを打とうと思うとどうしても上に蹴りすぎて、ゴールバーを越えて飛んで行ってしまうということが起こります。(キック力がついてきたとき)
上にふかすことを防ぐために体を少し前に倒します。
そして、このとき蹴り足の角度も横に倒すよりまっすぐに立て気味に蹴る方が強く、浮かないシュートを蹴りやすいです。
体を倒すイメージとしては
体をボールにかぶせてボールがうかないようにする
こういうイメージです。
ボクは直立よりやや前傾で体をグッとかぶせて打つという感じですが、どれぐらい前傾になるかは人によって違うので自分でいろいろ試してみましょう。
不自然に体を前傾にしすぎる必要はないので、注意しましょう。
蹴り足の角度も同様です。
蹴り足をまっすぐ立ててミートしにくい場合は少し横に倒してみたり、自分の蹴りやすい角度を探してみましょう。
上の写真より少し蹴り足を横に倒す方が蹴りやすいかもしれません。
自分が蹴りやすい蹴り方で鋭いシュートが行けばそれが正解です。
自分の蹴り方がわからないときはもう一度YouTubeでスーパースターのシュートの打ち方を確認してみるといいですよ。
膝から下を鋭く振る
シュートの強さとは蹴り足のスイングの速さと言い換えることができます。
要は力で強いシュートを打てるわけではなく、蹴り足の振りの速さで強いボールが蹴れます。
そして、シュートの場合は相手ディフェンダーのプレッシャーが厳しい状況で蹴ることがほとんどなので、あまりゆっくり蹴ることはできません。
できるだけシュートモーション(助走からシュートまでの一連の動き)が短く速いほうがいいです。
膝から下を鋭く振ることによって相手に読まれにくく、強いシュートが打てるようになります。
練習の仕方は
- 膝から下の素振りで鋭く振るイメージを固める
- 相手をかわしてすぐシュートを打つ練習をする
これですね。
先ほど解説した素振りの練習でシュートをイメージして鋭く振る練習をしてみてください。
そして、普段の練習でもシュートのときは、コンパクトに鋭く膝から下を振る練習をしましょう。
0→100の力を入れるイメージを持つ
ここまで一貫して、「インステップキックはミートが大事だから力を入れなくていい。ミートの瞬間だけ力を入れる」と言ってきました。
これはシュートを打つときも同じです。
強いシュートを打つときのイメージは
インパクトの瞬間だけ0→100の力を入れるイメージ
要は脱力からミートの瞬間に力をバンと入れる感覚です。
0→100と言うと力んでしまう場合は50~70ぐらいの感覚で打ってばいいです。
とにかく蹴る瞬間だけ力を込めるというイメージを忘れずにいましょう。
以上が強いシュートを打つ方法です。
強いシュートを打ちたいときは膝から下をコンパクトに鋭く振るということや。ミートを意識するのはおんなじやで。
飛ぶインステップロングキックの蹴り方
ロングキックを蹴るときも同じでいちばん大事なのはボールにしっかりとミートすることです。
これがしっかりとできるようになった上で以下を意識していきましょう。
インステップでロングキックを蹴るポイントは
- 上体を起こす
- 蹴り足を寝かせる
- ボールの中心より下を蹴る
これですね。
上体を起こす
先ほどの強いシュートの場合は、ボールをおさえるために体を前傾にしてかぶせました。
ロングキックの場合は逆にボールを浮かせたいので、体はかぶせずに上体を起こします。
人によってはやや後傾になる方がいいと言う人もいますが、バランスを取るのが難しくなってしまうので、ボクは上体を起こす感覚でいいと思います。
蹴るときにしっかりと頭が上がった状態をイメージしてください。
蹴り足を寝かせる
ロングキックの場合はボールの中心より下に足を当てて、ボールにバック回転を与えたいです。
ですので、足の角度はかなり倒すことになります。
イメージとしては
横から払うイメージ
です。
ロングキックの蹴り足です。
そして蹴り足を横に倒すとき、軸足がボールに近すぎると蹴りにくいです。
蹴り足を横にして払うように蹴ってみて、蹴りやすい蹴り方を自分で探しましょう。
ミートしやすい蹴り方がわかれば軸足の位置も自然と決まってきます。
自分がしっかりとミートできて蹴りやすい蹴り方ならオーケーです。
ボールの中心より下を蹴る
ロングキックを蹴る上で大事なポイントの最後はボールの中心より下を蹴ることです。
上で見たように蹴り足を横に倒しながらボールの中心より下に足を入れるように蹴ります。
先述したように
蹴り足を横から払うように入れる
これですね。
こうすると自然とボールの中心より下を蹴れます。
ボールは上にあがってバック回転がかかるようになります。
ボールの軌道はまっすぐに飛ぶことを意識しましょう。
中心からずれるとカーブがかかったり横に飛んでいきます。
以上が飛ぶロングキックの蹴り方です。
あくまでしっかりとミートすればボールは飛ぶようになりますので、ミートを意識してください。
少しだけシュートとロングキックの蹴り方は違うけど、いちばん大事な部分は同じや。もうわかるよな?「しっかりとミートすること」や。
インステップキックのフォームに関して
インステップキックをしっかりと蹴るのに、フォームが大事だというのをよく聞きます。
ボクたちが習ったときも「最初にちゃんとしたフォームを身につけるのが大事」と教えられました。
ボクの考えを言うと、
フォームはそれほど気にしなくていい
です。
なぜなら先述しているように、
キックは個人差が大きく人によって蹴り方が違う
からです。
先ほどの練習のところで書いたように、スーパースターの蹴り方をよく観て一連の流れをイメージできたらフォームに関しては十分です。
まったく同じように蹴ると言うよりも、だいたいの蹴り方を思い描けるようになっておきましょう。
大事なのは
フォームよりもミート
これですね。
スーパースターのロングキックのシーンや強いシュートを打っているシーンをたくさん観るだけでも練習になりますよ。
蹴り方よりもどんなボールが飛んでいくかのほうが大事やということや。フォームばっかり気にしてもちゃんと当たってなかったら一緒やからな。
インステップキックとは
ここでインステップキックとは何かを簡単にまとめておきます。
インステップキックとは蹴り足の甲の部分で蹴るキックのことです。
キックの中ではもっとも強く遠くに飛ばせるキックです。
主な使用場面は
- シュート(ミドルシュート)
- サイドチェンジ
- 前線へのロングパス
など基本的に長い距離を蹴りたいときや強いボールを蹴りたいときに使うキックです。
人によってはゴロで強いパスをしたいときに使ったりもします。
インサイドキックの次によく使われるキックで、インサイドキックとインステップキックが試合中に使われる比率は約90%を占めます。
インステップキックとインサイドキックさえマスターすればほとんどの場面で対応できるので困ることはないでしょう。
インサイドキックの蹴り方や使い方に関して詳しく書いた記事はこちらです▼
≪ゴロのパスだけじゃない!速くて強いインサイドキックの蹴り方・使い方
小学生にロングキックは必要か?
最後に小学生年代でこのインステップキックでロングキックをする必要があるのかを考えていきます。
結論から言うと
ロングキックは必要ありません
理由は、まだしっかりと身体が出来ていない小学生が強くて飛ぶキックを練習しすぎるとケガにつながったり、最悪、慢性的な足の痛みを引き起こしてしまうことがあるからです。
また先述しているように、力のない小学生が思いきり蹴る練習をすることで、かえって変なクセがついて大人になってもちゃんと蹴れないということも考えられます。
小学生年代で大事なのは
- しっかりとミートできていること
- 自分が思ったコースに飛ぶこと
この2つです。
ゴロでもいいので、
- 狙ったコースにシュートが打てる
- 狙ったところにパスができる
これらのほうがよっぽど大事です。
とはいえ、小学生年代では身体が大きくてキックが飛ぶ子どもが重宝されることが多いし、スーパースターに憧れてすごいシュートが打ちたいのもわかります。
練習するなとはいいませんが、ほどほどにしましょう。
そのとき注意すべきポイントは
きちんとミートすることを意識する
何度も言っていますが、これですね。
しっかりとミートができて正確なキックができれば、グラウンダーのセンタリングでも充分活躍できます。
キーパーが取れない左右にシュートを蹴り分けることができれば点はたくさん取れます。
しっかりとミートしてピシッとしたボールが蹴れるようになりましょう。
まとめ:インステップキックはミートが9割
まとめいきましょう。
今日は
- インステップキックを蹴る上での前提
- なぜインステップキックが蹴れないのか?
- どうすればインステップキックが蹴れるようになるのか?
- インステップキックをマスターするための具体的な練習方法
- 強いインステップシュートの蹴り方
- 飛ぶインステップロングキックの蹴り方
- インステップキックのフォームに関して
- 小学生年代にロングキックが必要か?
これらについて解説してきました。
たくさん解説してきましたが、今日いちばん伝えたかったことは
インステップキックはミートが9割!
これですね。
この記事では一貫して、「キックはしっかりとミートさえできれば力はいらない。」「余計な力を入れずにミートに徹しよう!」これだけを言っています。
やっていてわからなくなったらまたこの記事に戻ってきてください。
質問があるときはX(Twitter)やこのブログのお問い合わせに書いていただければお答えします。
以上、長くなりましたので今日はこの辺で終わります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
少しでも皆様のサッカーライフが充実して、サッカーを好きになってくれたら嬉しいです。
サッカーさいこー
ブログさいこー
おしまい。