こんにちは!ちくです!
- サッカーが上手いってどんな人のことを言うの…
- うちの子とサッカーが上手い子と何が違うんだろう…
- うちの子が足りない部分を教えてあげたい!
具体的にサッカーが上手いのはどんな人なのか説明できる人は少ないです。
お子様に「サッカーが上手いってどういうこと?」「どうすれば上手くなれるの?」と聞かれることがありませんか。
この問いにしっかりと答えてあげないとお子様は迷子になります。
自分が目指すべき『サッカーが上手い人』がイメージできないとそこにたどり着くことはできません。
ゴールがどこかわからずにマラソンを走るのと同じです。
僕は30年以上サッカーをやってくる中でたくさんの上手い人を見てきました。
そこで今回の記事では、子供たちが迷わずに上手くなれるように、サッカーが上手いとはどういうことなのかを具体的に説明していき、それぞれの鍛え方も解説します。
この記事を読めば「自分のどこを鍛えていけばサッカーが上達するのか」がわかります。
目標が明確になればみるみる上達していきます。
ますますサッカーが好きになり、好きになれば上手くなれます。
ぜひ最後まで読んでください。
自分の足りないところを見つけて練習すればいいんだね。
そうやな。それと自分の得意なところを伸ばしていくことやな。
サッカーの才能がある人の特徴について詳しく書いている記事はこちらです▼
≪「才能がある人の特徴」と「成功に必要な才能」を徹底解説!成功している人の共通点
サッカーが上手い人の5つの特徴
結論からいうと次の5つです。
- ボールコントロールが上手い
- キックの精度が高い
- 運動能力が高い
- サッカーIQが高い
- メンタルが強い
すべてが完璧な人はいませんが、上手い人はこの5つが高いレベルで揃(そろ)っています。
プロになるような人はこの中のどれか、または複数のレベルが異常に高いです。
順番に見ていきましょう。
サッカーが上手いっていうのはいろんな要素があるんだね。
ボールコントロールが上手い
まずはテクニックの部分です。ボールコントロールはサッカーの基本です。
ボールを上手くコントロールできることはサッカーが上手くなることに直結します。
もっと言ってしまえば、ボールコントロールが下手な選手はサッカーが上手いとは言えません。
サッカーの基本動作は『止める』『運ぶ』『蹴る』『走る』の4つです。
ボールコントロールは『止める』『運ぶ』の2つの重要な部分を担(にな)っています。
サッカーをやる上で誰もがまず磨くべき能力は、ボールをきちんとコントロールする力でしょう。
ボールコントロールを具体的に言うと▼
- ドリブル
- キープ力
- トラップ
これらを鍛えていきましょう。
サッカーをやる上でボールコントロールを鍛え過ぎて困ることはないのでどんどん練習していきましょう。
ボールコントロールの練習方法
練習方法として、まずはリフティングを練習していけば間違いありません。
リフティングでボールコントロールの基礎は身に付きます。
リフティングで意識してほしいことはボールと友達になることです。
下の記事でリフティングが上手くなるためのステップを初心者から中級者まで順番に解説しています▼
ドリブルの練習に関してはまた違う記事で解説したいと思いますが、まずは1対1をやるのがいいでしょう。
リフティングと並行してドリブルの1対1の練習をしていきましょう。
原口元気選手は飼っている犬に取られないようにドリブルの技術を磨いたそうです。そうやってあの鋭いドリブルが誕生したんですね。
パパさんママさんがディフェンス役になって、お子様はドリブルで抜けるように練習しましょう。
ドリブルで抜けなくてもボールは取られないように身体を使ってキープしましょう。
こういう練習を繰り返しやればボールコントロールは確実に上手くなります。
さらにボールコントロールを鍛えたければ、家の中でもボールを触ることが効果的です。
幼児がサッカーが上手くなる家の中の環境の整え方は次の記事で解説しています▼
トラップ練習はパパやママにボールを軽く投げてもらい、止めてから蹴り返すを繰り返しましょう。
壁に向かって自分で蹴って、帰ってきたボールを止めてもう一度蹴る練習もトラップとキック両方の練習になります。
この時、自分の蹴りやすいところにトラップできるように練習してください。
右利きの選手ならば右足の周辺にボールをピタっと止めましょう。
次のプレーを考えながらトラップ練習をすることが非常に大切です。
ボールコントロールの基礎が出来ると世界はぐっと広がるから楽しんでやってみてな!
キックの精度が高い
キックもサッカーの中では基本中の基本です。
キックが良い選手は上手い選手と言えます。
ベッカムや中村俊輔選手を見て下さい。あの異常なキックの精度はため息が出ますね。
キックが正確な選手はそれだけで重宝されます。
他の技術が平均ぐらいでもフリーキックがめっちゃ入るとか、クロスが異常に正確というだけで、トップまで駆け上がることだってできます。
サッカーではシュートを打つにも味方にパスを出すにもキックを使います。
キックの種類にもさまざまあります。
- インサイドキック
- インフロントキック
- インステップキック
- アウトサイドキック
細かく言えばもっとたくさんありますが、代表的な基本のキックです。
まずは基本のキックを鍛えていきましょう。
キックの練習方法
ここではキックの簡単な練習方法を解説します。
トラップのところでも書きましたが、近くの公園や普段使える学校のグラウンドに大きな壁があれば、壁打ちをしましょう。
壁に何度も好きなようにボールを蹴ります。
そういう場所がない人は友達やパパさんママさんと蹴り合いをして下さい。
最初は距離をあまり開けないでいいので、自分の蹴れる範囲で蹴り合って下さい。
ゴロで構わないので自分の蹴りやすいように、蹴りやすい部分で何度も蹴りましょう。
最初はなかなか上手く出来ないと思いますが、とにかく蹴ってみることが大切です。
最初からフォームを気にする必要はありません。
リフティング練習をしている人は足のどの部分に当たればいいのか感覚をつかめてきていると思います。キックするときに足のどこに当たっているかを確認しながら練習しましょう。
自分が楽しいとか気持ちいいと思うようにどんどん蹴ってみて下さい。
キックは蹴れば蹴るほど上手くなるで!足のどこに当たってるかだけ意識しような!
キックについて詳しく解説しています。よかったら読んでください。
運動能力が高い
サッカーにおいての運動能力とは持って生まれた身体能力だけではなく、あとから鍛えられる俊敏性(しゅんびんせい)や敏捷性(びんしょうせい)も含まれます。
俊敏性(しゅんびんせい)のことをクイックネス、敏捷性(びんしょうせい)のことをアジリティと言います。
運動能力と言うとサッカーの上手さとは関係ないような気もしますが、サッカーにおいてスピードが速いということは正義です。
運動能力が高い選手はそれだけで評価されます。技術面が全く同じなら運動能力が高い方が選ばれるのがサッカーです。
最近アジリティっていう言葉はよく聞くからどんな意味か知っておく方が良いで!
運動能力の種類について説明します。
- スピード
- アジリティ(敏捷性)
- クイックネス(俊敏性)
それぞれの頭文字を取ってSAQなんて言われたりもします。簡単に説明します。
スピード
スピードは単純に足の速さですね。スプリント能力です。
アジリティ(敏捷性)
タイミングに合わせて方向転換したり、加速や減速の緩急をつけた動きが素早くそしてスムーズに出来ることです。アジリティは単純に素早さだけではなく正確に動ける力も含まれます。
身体を上手くコントロールする力と言えます。
クイックネス(俊敏性)
アジリティとの区別がわかりにくいかもしれませんが、クイックネスは単純に速さだけを考えます。
方向転換する速さ、急に動き出す速さ、急に止まる速さなど、パワーを伴う素早い反応と動作を行う能力のことです。
クイックネスに「正確さ」「スムーズさ」をプラスしたのがアジリティと言えます。
簡単に言うと足の速さと身体を動かす速さと正確性のことやな!
運動能力は練習で鍛えなくていい
運動能力に関しては小さいうちから練習で鍛える必要はないと思っています。
スプリント能力を本格的に鍛えるのは中高生になってからで問題はありません。
小さい頃からスプリントの練習ばかりやると大人に近づくにつれ伸び悩みます。
練習で鍛える必要はありませんが、小さい頃からいろいろな種類の運動をさせることが運動能力の向上に役に立ちます。
3~5歳は出来るだけ公園や自然の中で遊ばせ、5~8歳はサッカー、野球などいろんなスポーツをさせ、9~12歳でさらにやってきたスポーツを磨いていくというイメージです。
幼少期はサッカーだけに絞らず他のスポーツを並行してさせる方が成功する可能性が上がるそうです。
運動能力が育つゴールデンエイジの考え方に関しては別の記事で詳しくまとめています。
小さい頃から走る練習ばかりせんでいいから、外でいっぱい遊ぼうな!
ただ、足がすごく遅くて自信が持てないお子様に関しては、簡単なトレーニングをやるのはいいでしょう。
本格的なスプリントトレーニングではありませんが、楽しんで足が速くなるトレーニングを紹介します。
親子でできるのでぜひチャレンジしてみて下さい。
サッカーIQが高い
サッカーIQって何?っていう方がほとんどだと思いますが、「サッカーにおいて頭がいい選手のこと」を言います。勉強ができる頭のよさとは違います。
つまり簡単に言うと「サッカーをよく知っている選手」のことです。
上のレベルに行くごとにサッカーIQは大切になります。
日本で言うと遠藤保仁選手、世界の選手で有名なのはシャビ、イニエスタなどですね。もちろん他にももっとたくさんいます。
サッカーIQが高い人は何が優れているのかと言うと▼
- 問題解決能力
- 判断力
- 情報収集能力
などです。
簡単に解説します。
問題解決能力
サッカーは相手にどんどん問題を起こされるスポーツと言えます。問題をクリアして相手のゴールを目指さなくてはなりません。
目の前の問題を解決する力が必要となります。
判断力
サッカーでは判断が的確で速いことが求められます。
シュートを打つべきかパスにするべきか、はたまたそのままドリブルか、次々と起こる問題に対して良い判断を速くしていかなくてはなりません。
情報収集能力
起きた問題に対して最適な判断をするためには、その場その場の状況を正確に把握する必要があります。
一般には視野の広い選手と言われます。
今、「味方と敵がどこにいて、スペースはどこにあるのか」こういう情報を常に収集する力が必要です。
サッカーでは首をよく振る選手が良い選手と言われます。首を振ってまわりを見て、情報を集めているわけです。
状況を把握する能力が高い選手はサッカーが上手いと言えます。
サッカーIQとは情報を集めて、判断して、問題を解決する能力やで!
サッカーIQを高める方法
サッカーIQとはかなり多岐に渡る能力なので、例えばまわりを見る練習とか細かい物はたくさんあります。
ですが、ここではサッカーそのものを良く知るための方法をお伝えします。
まずはこれをやるのが一番効果的だというものです▼
サッカーの試合をたくさん、じっくり観よう!
サッカーIQを高めるためにはサッカーの試合をよく観ることが必要です。
たくさんの試合をじっくりと観ることで確実にサッカーIQは高くなります。
サッカーをたくさん観ると何がいいプレーかわかってくるもんね。
「判断力が大切だ」「プレーに優先順位を持て」とか言われても、何を基準にすればいいかわからないですよね。
まずは上手い人たちのプレーを真似ることが一番の近道です。
とっかかりとしてはYouTubeなどでスーパープレー集を観て、サッカーを楽しむことから始めたらいいです。
ですが、サッカーIQを高めるためには一試合全体を通して観ることをおすすめします。
その時に次のプレーを予測しながら観れるようになるのが理想です。この場面なら自分ならどうするかを常に考えながら観るようにしましょう。
かなり負荷がかかる観戦の仕方なので、初心者のうちはただ楽しむために観てもいいと思いますが、慣れてきたらやってみましょう。
試合はワールドカップやJリーグなど自分の好きで楽しめるものを観て下さい。
特に好きな選手がいる場合は、その選手が出ている試合を追いかけるがすごくいいです。
自分がその選手になったつもりで観てみましょう。
いいプレーがどんなものかわかってきたら確実に上手くなるで!
メンタルが強い
メンタルもサッカーが上手い人の特徴でかなり大事な部分です。技術的に上手いだけではスポーツの世界では成功できません。
中田英寿選手や本田圭佑選手はメンタルが強くて成功した選手と言えるでしょう。
少年少女のサッカーでもある程度のレベルになると技術は拮抗(きっこう)してきます。
その中で試合で結果が出せる子と出せない子にわかれるんですね。
メンタルが強い子の方が結果が出せます。それはなんとなくわかることだと思います。
ではどうやってメンタルを強くするかです。
メンタルは鍛えられるんだ。
子供のメンタルを良くするにはパパママの力が必要やな!
メンタルを鍛える
メンタルと言ってもいろいろありますが、パパママが簡単に出来ることを考えましょう。
子供のメンタルを強くするには▼
- 自己肯定感を高める
- 小さな成功体験を積ませる
- 練習に一生懸命取り組む
この3つが特に大事です。
自己肯定感を高める
子供の自己肯定感を上げるためには、家庭に子供の居場所を作ってあげることです。
物理的な居場所だけではなく、精神的な居場所が必要になります。
親の愛情を表現し続けることが大切です。
「いつもどんな時でもパパとママはあなたを愛しているよ」「あなたが存在するだけで価値があることなんだよ」と伝え続けてあげましょう。
それだけで子供の自己肯定感は高まり、メンタルは安定します。
小さな成功体験を積ませる
簡単なことでいいので小さな成功体験を積ませてあげましょう。
成功体験を積むことで自信が生まれます。
小さなことでもそれは成功体験なんだよとわからせてあげるのが大切です。
頑張ってやっていることに対して積極的に声がけをしてあげましょう。
この時結果だけに注目するのではなく、プロセスに注目をした声がけをするのがいいです。
「毎日頑張って続けているね。」とか「すごく努力しているね。」など努力・過程・試行錯誤した手順をほめてあげましょう。
「きちんと挨拶をする」や「目覚ましで決めた時間に起きる」などの小さなことでかまいません。
もちろん「自分で決めた日はサッカーの練習をする」などでもいいです。
練習に一生懸命取り組む
たくさん練習をすれば自信になります。そしてメンタルは強くなります。
子供は好きになれば勝手に一生懸命にやるようになります。そうなるまでは親がサポートしてあげましょう。
具体的にはチーム練習以外の日でパパさんママさんが一緒に練習してあげる日を作りましょう。
僕は小学生の時、早朝6時に起きて父親と一緒に公園まで走って行って、サッカーをして帰ってから学校に行くということを続けていました。
この経験は今も僕を支えています。
毎朝一緒に練習する必要はありませんが、パパさんママさんは練習しなさいと言うだけでなく、一緒に練習してあげましょう。
練習時間が延びれば技術も向上するし、メンタルも良くなり一石二鳥です。
サッカーをやっていくといろんな能力が鍛えられるで!
まとめ:大切なのは心技体のバランス
今回の記事ではサッカーが上手い人の特徴とそれぞれを伸ばす練習方法を解説してきました。
サッカーが上手い人の特徴は以下でした▼
- ボールコントロールが上手い
- キックの精度が高い
- 運動能力が高い
- サッカーIQが高い
- メンタルが強い
上手い選手はこの中のどれかだけが上手いのではなく、それぞれが高いレベルで備わっています。
スポーツや武道の世界では心技体と言われますが、サッカーでも心技体すべてが大切です。
どれかが欠けたら上手い選手とは言えなくなってしまいます。
上のそれぞれの能力をバランスよく鍛えていくと同時に、自分の武器と言えるような得意なことも見つけましょう。
いろんなプレーにチャレンジしてみてください。
パパさんママさんはメンタルやサッカーIQにも気を配ってあげて下さい。
今日は以上です。この記事が皆さんの役に立ってくれたら嬉しいです。
努力は裏切らない!頑張っていきましょう!
ブログさいこ―
おしまい。