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【コラム】3月21日サッカー日本代表VS北朝鮮がつまらなかった理由

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こんにちは!ちくです!

サッカー歴30年以上の大ベテランで、日々サッカーの研究をしているサッカー研究家です!

サッカーに『夢中』になる人を増やすために発信をしています。

今日は3月21日のサッカー日本代表対北朝鮮の試合について感想を書いていきます。

X(旧Twitter)で試合がつまらなかったとつぶやいたら、「どんな視点で観ているのか?」という質問が来ましたのでお答えします。

サッカーを観て面白い面白くないと思うのはあくまでも主観なので、人によって違うとは思います。

ボクがサッカーのなにを観ているかを一言で表すと

「攻めている」かどうか?

もっと言うと「戦っているか」どうか?

これだけです。

一昨日の北朝鮮戦では「攻めている」場面が少なかったからつまらなく感じました。

ただ、ボクが言っているのは単純に攻撃だけのことを言っている訳ではありません。

守備に関しても「攻める守備」というのがあるわけです。

何を持って「攻めている」と認識しているかと言えば、

攻撃なら相手のゴールを奪うという目的に沿って攻めているか?

守備ならば相手のボールをしっかりと奪いに行っているか?

しかも、ひとり一人がバラバラに「攻める」のではなく、連動してチームとして「攻めているか」を観ています。

なぜ「攻めているか」を観ているかと言うと、そこが感情の動くポイントだからです。

「おー上手い!」とか

「おーすげー!」と思って感情が動いているのは、いつも選手が「攻めている」、

ようは「戦っている」プレーをしているときです。

これがないと全く波の無い海を観ているようで、次の日の記憶にもほとんど残ることはありません。

攻撃時の「攻めること」に関して言えばどれだけ相手の「センターバックを攻めているか?」これに尽きます。

もっと言うと、どれだけ相手の背後を奪うような攻撃ができているか?

もしくはセンターバックを壊す攻撃ができているか?で試合の面白さは決まると思っています。

「パスがどれだけ繋がった」とか、「ボールポゼッションは何%だった」とかは正直どうでもいいわけです。

※誤解のないように言っておきますが、ボクはペップ・グアルディオラのポゼッションサッカーは大好きです。

今でも当時のFCバルセロナは最高に面白いチームだったと思っています。

相手のセンターバックを壊す動き、そういうヒリヒリする攻防があれば例え試合が0対0のスコアレスドローでもボクは面白かったと思います。

昨日の試合で相手のセンターバックを壊すような攻撃はどれだけあったでしょう。

何度か決定的なチャンスはありましたが、意図して相手を崩す攻撃というよりも、偶然崩れたというような感じがほとんどだったと思います。

なんせ、上田綺世選手がいくどとなく相手のセンターバックを崩すべく、裏への飛び出しを試みていましたが、誰も見てなくてほぼスルーパスが出ませんでした。

上田選手はあまりにパスが出ないからリズムを崩して中央のクロスにも遅れて入る始末でした。

昨日の攻撃は誰を起点にしてどのように攻めたいのか?こういう意図もまったく見えなかったです。

ビルドアップに関しても同じで、ディフェンスラインでパスを回すだけで、前線への効果的な縦パスがまったくなく、

結局キーパーに戻して長いボールを蹴り入れるというだけでなんの工夫も見られませんでした。

あげくこぼれ球を相手に拾われると・・・。

続いて守備に関して言うと、守備での「攻める」はどれだけ相手のボールを奪おうという気持ちがあるか?そしてチームとして連動してそれを行うか?です。

遠藤航選手のすごいところの1つは足を出して相手のボールを奪いにいくところです。

そういう攻防を観るとヒリヒリと熱いものが込み上げてきます。

デュエルナンバー1という称号は本当にすごいですよね。

相手のビルドアップをハイプレスでハメに行くプレーなども見どころはあります。

昨日の試合で言えば、前田大然選手が前からすごいスピードで追いかけてボールを奪うシーンが何度かありました。

それを観てボクは「おーすごい!面白い!」

と感じます。

ただ、その後なんの連動もなく闇雲にシュートを打って終わったら、「もうちょっと考えようよ。」と思ってしまいます。

結局なんだか、「何をしたかったのかわからんかったなー」という消化不良の試合内容だったんですね。

最後の方に3バックにして、橋岡大樹選手が出てからは少し面白くなった気がします。

それは橋岡選手が再三オーバーラップをして、相手を崩すことを試み始めたからです。

周りがしっかり連動出来ていたとは言えませんが、どんどん仕掛けていく姿勢は観ていて面白かったです。

橋岡選手はどんどんアピールしようと戦う姿勢が見て取れました。

試合の総評をすると「勝てればいい試合」だったのかもしれません。

ですが、あくまでボク自身の考えですが、日本代表というのは、子どもたちに夢を与えるチームじゃないといけないと思うのです。

ボクは日本代表を『ドーハの悲劇』の時代から観ています。

カズ、ラモスのいた時代はめちゃくちゃ熱かったのを今も覚えています。

小学生だったボクは『ドーハの悲劇』を観ながら声がかれるほど応援して、負けたときは泣いてしまったぐらいです。

当時のボクはラモスに憧れ、ラモスのようになりたいと真剣に思っていました(笑)。

なんならボクの中で最強の日本代表は『ドーハの悲劇』のときの日本代表です(^^;

そして、中田英寿選手や中村俊輔選手、小野伸二選手の時代。

本田圭佑選手や長友佑都選手、香川真司選手の時代と、どんな年代も戦う戦士たちがいました。

今の日本代表は技術的にはめちゃくちゃ上がっているし、海外で活躍する選手も今までで一番多いでしょう。

ですが、一昨日の試合を観る限り「戦っている」とはいいがたかったです。

サッカーは戦う競技です。

戦いがないとおもしろくありません。

ボクが日本代表対北朝鮮が面白くなかったと言ったのはそういう理由です。

ボクには世界一の選手を育て、日本を世界一にするという夢があります。

ですので、かなりガチで厳しく日本代表を観てしまう傾向があります(笑)。

今日の記事を読んで不快に思った方はご容赦ください。

以上、長くなりましたので今日はこの辺で終わります。

わからないことがあれば、お問い合わせフォームやX(Twitter)で直接聞いていただければお答えします。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

少しでも皆様のサッカーライフが充実して、よりサッカーを好きになってくれたら嬉しいです。

サッカーさいこー

ブログさいこー

おしまい。