こんにちは!ちくです!
サッカー歴30年以上の大ベテランで、日々サッカーの研究をしているサッカー研究家です!
サッカーに『夢中』になる人を増やすために発信をしています。
今日は先日のサッカープレミアリーグの試合をボクなりに分析していきたいと思います。
初めての試みなので、自分でもどんな感じになるかわかりませんが、よろしくお願いします(笑)。
スターティングメンバー
両チームのスターティングメンバーです。
まずはホームチームのノッティンガム・フォレスト
続いてマンチェスター・シティーです。
ハーランドがケガでスターティングメンバーからは外れていますが、サブのメンバーには入っています。
ノッティンガム・フォレストは3バックと左右のウィングバックの合わせて5人でしっかりとディフェンスラインをつくり、ボールを奪ったらカウンターでできるだけ速く攻めるスタイルです。
マンチェスター・シティーはしっかりとボールを保持しながらゆっくり攻めつつ、相手のスキを作って背後にスルーパスを出していく戦術ですね。
前半は互角以上
前半はマンチェスター・シティーが思うような攻撃をさせてもらえない時間帯が多かったように思います。
シティーは両ウィングのグリーリッシュとドクを起点に攻めたかったと思いますが、ノッティンガム・フォレスト5人のディフェンスラインがしっかりとブロックを作っていることで足元に入っても中々ドリブル突破できません。
ディフェンスラインと中盤のラインの間のいわゆるライン間に、デ・ブライネとベルナルド・シウバが入っていきますが、ノッティンガム・フォレストのセンターバックがしっかりとその2人を捕まえに来て前を向くことができませんでした。
ベルナルド・シルバとドクのところでボールを取られてカウンターを受けるというケースも多かったです。
ノッティンガム・フォレストからするとライン間でボールを奪えるので、どんどんディフェンスの出足がよくなっていきましたね。
イケイケでボールを奪いにいく雰囲気があふれ出ていました。
シティーとしては相手の出足が速いのでなかなかうまくボールをつなぐこともできなくなっていたようです。
前半の展開としては、ノッティンガム・フォレストが善戦しましたが、結果としてはシティーがコーナーキックからグヴァルディオルが頭で合わせて1点先制しました。
思うようにいかないなかでも、決めたいところで決められるシティーはさすがだと言えます。
逆に、ノッティンガム・フォレストは前半カウンターからかなり決定的なチャンスを3回ほど作りましたが、ゴールを決めることができませんでした。
あのチャンスを1回でも入れることができたら結果は大きく変わっていたと思います。
後半にシティーがどう修正するかが見どころです。
後半もノッティンガム・フォレストは善戦するも…
後半はシティーは右サイドのドクに代えてコバチッチを投入しました。
コバチッチは中盤の底でロドリの横に位置します。
右サイドのドクのポジションにはベルナルド・シウバが入りました。
コバチッチを投入した意図としては、中盤でのつながりが悪かったので、コバチッチとロドリでつなぎながら中盤を支配していきたかったんだと思います。
ですが、後半の序盤はノッティンガム・フォレストの勢いがかなり強く、前半同様サイドの選手やライン間に入ってくる選手からボールを奪いカウンターでチャンスを作っていました。
前半の勢いそのままという感じです。
後半の15分を経過しとときにノッティンガム・フォレストがシュート4本に対してシティーは0本でした。
マンチェスター・シティーにしては珍しい展開と言えるんじゃないでしょうか。
そして、後半15分経過したころで満を持してアーリング・ハーランドの投入です。
なんども削られて足を痛めたグリーリッシュに代わっての出場でした。
ここらあたりからベルナルド・シウバが中盤の底あたりまで下がってきて、ロドリ、コバチッチ、ベルナルド・シウバの3人でパスをつなぐようになります。
まあこの3人でボールをつなぎだしたらボールを取られない。
ノッティンガム・フォレストも前掛かりのまま、ボールを奪いに行くべきか微妙に迷ったと思います。
デ・ブライネが少し降りてロドリ達3人のつなぎに加わろうとしたときに、今までデ・ブライネを抑えていたノッティンガム・フォレストのセンターバックのニアカテがディフェンスラインに下がりました。
その瞬間にデ・ブライネに縦パスが入ります。
デ・ブライネが前を向きました。
その時にはハーランドは相手のマークを外しています。
デ・ブライネの寸分違わぬパスがハーランドの足元に吸い付いていきます。
ペナルティエリア付近でハーランドはボールを受け、そのままドリブルで少し持ち運びワンフェイントでゴールに流し込みました。
ハーランドとデ・ブライネのホットラインです。
ハーランドはパワー、スピード、高さとフィジカルが注目されがちなんですが、ボールのもらい方が非常に上手いです。
デ・ブライネが前を向いてボールを持った時はめちゃくちゃいい動き出しでマークを外しているんですよね。
ほとんどボールを見ずに全速力で走り出しているときもあります。
相手の背後を突くのが非常に上手い選手です。
もし、フォワードをやっていてマークの外し方に課題を抱えている人はハーランドの動きは非常に参考になります。
2点目が入ってからは勝負は決まってましたね。
ほとんどノッティンガム・フォレストが付け入るスキを見せずに、マンチェスター・シティーがボールを保持し続けて終わりました。
マンチェスター・シティーの修正能力の高さ
前半を見て中盤で支配できていないと感じて、コバチッチを投入したんだと思いますが、コバチッチを入れてもなお、中盤は支配できていませんでした。
先ほども言いましたが、その後ベルナルド・シウバがウィングから中盤まで降りてきて繋ぎに参加するようになりました。
監督の指示なのか選手自身が考えてやっているのかはわかりませんが、うまくいっていないと感じたらマンチェスター・シティーはどんどん修正していきます。
そこがすごいところです。
ベルナルド・シウバが降りてきて3人で頻繁に横パスをつないで中盤を支配し始めます。
そこからノッティンガム・フォレストの勢いは沈んでいきました。
「横パスやバックパスに何の意味があるの?」と思うかもしれませんが、細かく繋がれると守る側はボールに合わせてポジションを少しずつ変えないといけません。
これが積み重なっていくと体力的にも消耗するし、少しずつディフェンスのズレが出てきます。
ノッティンガム・フォレストは出足速く前掛かりでボールを奪いに行っていましたが、ボールを繋がれ始めると急に疲労を感じたと思います。
ボールを最終ラインで奪うのか、中盤で奪うのかも絞れなくなっていました。
中盤で取ろうと思ってもロドリ、コバチッチ、ベルナルド・シウバから奪うことは困難だからです。
そのほころびを突かれた失点と言えるわけです。
まとめ:決定機を活かせるチームは強い
今回の試合ではノッティンガム・フォレストはかなり善戦していました。
先に1点取っていたら結果は逆になっていたかもしれません。
ですが、やはり強いチームは点が欲しいときに点を入れる。
当たり前のことですが、それができるから負けないチームになっているんですよね。
プレミアリーグも終盤に差し掛かってますます目が離せなくなってきました。
また、試合分析記事は書いていこうと思います。
以上、長くなりましたので今日はこの辺で終わります。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
少しでも皆様のサッカーライフが充実して、よりサッカーを好きになってくれたら嬉しいです。
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おしまい。