こんにちは!ちくです!
サッカー歴30年以上の大ベテランで、日々サッカーの研究をしているサッカー研究家です!
サッカーに『夢中』になる人を増やすために発信をしています。
つい先日の話ですが、うちの3歳の娘がパズルをやっているのを見ていました。
娘はあまりパズルが得意ではないのか、今までそれほど興味を持ちませんでした。
その時は、たまたまなんとなく興味を持ってやり始めたようです。
そこでボクが思ったことを今日は書いていきます。
娘のパズルを見ていてサッカーを思い出した
ボクが何も口出しせずに見ていると、娘はバラバラのパズルを見ながら固まったまま、じーっと考えているんですね。
たまにパズルを触ったりしていますが、ほとんど動かない。
3歳の子どもにとっては絵に描いてあるものから予想して、パズルを合わせていくのはどうも難易度が高いようです。
ではどうすればパズルが完成していくかと言うと、とにかく合わせていくしかないわけです。
自分がなんとなく「これかな?」と思うパズルとパズルを合わせて「あ、これは違う。今度はこっち」というようにやっていかない限りパズルが完成することはありません。
ですので、ボクは
「とにかくどんどん合わせてみ。失敗してもいいからどんどん挑戦せな。」
という声がけをしました。
娘は恐る恐る自分が思うパズルを少しずつ合わせるようになりました。
ここでハッと思ったのは、「これサッカーと同じやん」ということです。
パズルの場合は明確に正解があるから若干の違いはありますが…。
サッカーは「選択を正解にするスポーツ」
今日の主題にサッカーは「選択を正解にするスポーツ」と書きました。
サッカーは「選択を正解にするスポーツ」なのです。
めちゃくちゃ大事なことなので、2回言いましたw
これはどういうことかと言うと、自分がとった選択(行動)はその時点では間違えているかどうかはわからない。
今とった選択が最終的にゴールにつながればそれは正解だ(だった)ということです。
だから今の選択が正解になるように行動し続けないといけません。
逆に、失敗を恐れて何もチャレンジしないままだと正解にたどり着くことはないですよね。
つまりゴールを奪うことはできないということです。
例えば味方選手に横パスを送るとします。
その1本の横パスが正解なのかどうかは、ゴールが決まってからの振り返りでしかわからないということです。
結果からしか判断できないんですね。
ですので、パスを送った段階では正解も失敗もありません。
何ごとも正解を求めたがる日本人
ただ、ボクたち日本人は「正解を選択したい」人が多いと思います。
とにかく「絶対的な正解」を求めたがります(笑)。
違いますかねw
こんなん言ったら怒られるかな?(笑)
※ここで言う日本人は日本の社会で生きてきて、日本で教育を受けた人のことを言っています。
ボクも日本人なので、日本の教育を受けてきたわけですが、日本の教育は正解が与えられている教育です。
「1+1は?」と聞かれたらみんな「2」と答えますよね。
「2」もいいけど「3」もありかな?なんて言われたら、ボクはとても混乱して途方に暮れてしまいます。
テストでも「〇をたくさん取ればいいけど、✕を取ったらいけない」。基本的にはこのように決められています。
日本の教育を受けていけば正解を求めるようになっていくのが普通なんですね。
ボクもブログを書き始めたときは、何をどう書くのが正解か分からず、ノウハウ本を読んでばかりいました。
とにかく「これをやったら正解だ!」という答えを見つけたいと躍起になっていました。
でも、冷静に考えてみれば、「自分はこうやったらうまくいったよ」「こうやってたくさんの人に読んでもらえたよ」という人がいるだけで、「これが正解だ!」という正しい答えはないんです。
だから、自分で書きまくって「選択したものを正解にしていく」、あるいは「少しずつ正解に近づけていく」しかないですよね。
「これが唯一の正解だ」と言っている人がいたらそれは詐欺ですw
日本で成功者の本が売れ続けているところを見ると、やはり正解を求めている人が多いのは間違いなさそうです。
サッカーもこれと同じで、「唯一の正解」はありません。
だからどんな選択をしてもそれがゴールにつながるように働きかけ続けないといけない。
ここで重要になってくることはチャレンジをし続けなくてはいけないということです。
われわれ指導者が出来ることと言えば、せいぜい「優先順位」があることを教えることぐらいで、正解を教えることはできません。
なぜなら、何度も言っているように正解はないからです。
サッカーに正解が無いならどうするか?
では、正解がないならどうすればいいのか?という事を考えていきます。
選手にとにかくチャレンジさせる。
これですね。
チャレンジしたことは褒めればいいし、結果、その判断が失敗だったとしても判断を責めることはしない。
これがめちゃくちゃ大事です。
判断したことを叱られると、どんどんチャレンジしなくなっていきます。
いろんな本や記事に「日本人は監督の言うとおりにしかしない」という記述を見かけることがあります。
そもそも絶対的な正解を求めてしまう日本人が、判断したことに対してもぐちぐち言われたり叱られると次から自分で判断しなくなりますよね。
ですので、判断を攻撃してはダメだと思います。
先ほどの娘のパズルの例で言うと、
娘の行動に対してボクが「いやいやそこは違うだろ!」とか「なんでそこに置くの?」などと言い始めたら娘は委縮して、ますます動かなくなっていたでしょう。
もしくは、ボクの言う通りにしかしない。という行動を選びます。
話をサッカーに戻します。
さらにここで大事なのは振り返ることでしょう。
ビデオで撮って映像を観ながらでもいいし、その場でコーチングするなら一度ゲームを止めてもいいです。
判断に対して言うのではなく、「あの場面で他の選択肢が見えていたのか?」「あの場面で相手の位置を把握していたのか?」など認識の部分を確認をしたいところです。
そうすればどんどん視野が広がって、自分で気づいて最適解を探していく力がついていくと思うからです。
とにかく正解を探すのではなく、どんどんチャレンジしてそのチャレンジを正解にするように促していくべきなんですね。
そうしないといつまでたっても「監督に言われたこと」しかできない日本人ができあがってしまいます。
まとめ:サッカーはチャレンジだ
では今日の話をまとめておきます。
- 選手にはどんどんチャレンジさせよう!
- 選手が判断したことをぐちぐち責めない!
- プレーの振り返りは大事(認識部分を確認する)
これですね。
サッカーはチャレンジです。
みんな諦めずにチャレンジしよう!
今日も明日も頑張ってチャレンジしていきましょう。
以上、長くなりましたので今日はこの辺で終わります。
わからないことがあれば、お問い合わせフォームやX(Twitter)で直接聞いていただければお答えします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
少しでも皆様のサッカーライフが充実して、よりサッカーを好きになってくれたら嬉しいです。
サッカーさいこー
ブログさいこー
おしまい。