こんにちは!ちくです!
サッカー歴30年以上の大ベテランです!
今日はサッカーで「化ける子」の特徴を考えていきたいと思います。
- 中学ぐらいで挫折したのに、日本代表で活躍してる人が結構いる?
- あとから化ける子に共通してるところってあるの?
- 今あんまりうまくなくても可能性はあるのか教えて欲しい!
皆さんこんな疑問を持ったことがないでしょうか。
久保建英選手のようにエリート街道を突き進んできた選手がいる一方で、中学や高校で挫折を味わったり、無名だった選手が日本代表で大活躍するケースも少なくありません。
サッカーに長いこと関わってくる中で、高校では目立たなかったのに日本代表で活躍した選手も見てきました。
あとから「化ける子」はなぜ急にうまくなるのでしょうか。
サッカーに関するいろんな本を読むうちに、あとから「化ける子」に共通するところがあることがわかってきました。
今日は最初からうまい子ではなく、あとから「化ける子」の特徴について解説していきます。
今、自分のことがうまいと思えなくても、いつか化ける可能性は誰にでもあります。
それでは見ていきましょう。
今、自分に自信がなくても化ける可能性は誰にでもあるから今日の記事を読んで頑張ってみてな。
育成年代で挫折したり無名だったが「化けた選手」
ここでは、育成年代に上のカテゴリーに上がれなかったり、高校のときは無名だったけど日本代表になって活躍した選手を挙げていきましょう。
意外とたくさんいることに驚きます。
- 中村俊輔選手 マリノスのジュニアユースからユースに上がれなかった
- 本田圭佑選手 ガンバのジュニアユースからユースに上がれなかった
- 遠藤航選手 マリノスの入団テストで落とされる
- 鎌田大地選手 ガンバのジュニアユースからユースに上がれなかった
- 上田綺世選手 アントラーズのジュニアユースからユースに上がれなかった
- 伊東純也選手 高校まで全くの無名だった
- 中村憲剛選手 大学まで全くの無名だった
他にもいるでしょうが、有名なところを挙げました。
これらの選手たちは育成年代やジュニアユースではそれほど評価されていなかったと言える選手たちです。
ですが、それぞれ日本の中でトップクラスの選手に「化けた」ことは、ボクが説明するまでもないですよね。
ではこれらの選手たちにどのような共通点があるのか、あとから「化ける子」の特徴について考えていきます。
こんなすごい選手たちがなんで子どものときは評価されなかったんだろうね。
サッカーであとから「化ける子」の特徴
サッカーであとから「化ける子」の特徴は
- サッカーが大好き
- 基礎が出来ている
- 言うことを聞かない
- 目的がブレない
- 努力を継続できる
- 最後まであきらめない
です。
順番に見ていきましょう。
サッカーが大好き
これは大前提と言うか、いちばん大事な部分です。
サッカーが大好きというのはあとから「化ける子」だけにあてはまることではなく、サッカーがうまくなる子全員に共通することです。
- なんとなくやっている
- 親にやらされていて、やめさせてもらえない
- コーチがやったほうがいいというからやっている
こういう考えでやっている子は、続けていても化けることはありません。
ボクはサッカーが好きじゃないのにうまくなったという人は見たことがありません。
本当に純粋にサッカーが大好きでやっているという人だけが、あとから化ける可能性があります。
基礎が出来ている
あとから「化ける子」と言っても、全くサッカーをやったことがなくて、高校から始めてうまくなるという人は少ないです。(全くいないわけではないです(^^;)
大体は小学生からサッカーをしっかりやっていて、基礎は出来ている人がほとんどでしょう。
先ほど紹介した選手たちも、多くはJリーグの下部組織に挑戦するほどジュニア世代からしっかりとサッカーをやってきています。
やはりジュニア世代とジュニアユース世代でサッカーに前向きに取り組んで、基礎を磨いていくことは重要です。
これは基礎練習ばかり重点的にやれということではありません。
育成年代にサッカーが好きで夢中になってやっていれば基礎は自然と出来てきます。
言うことを聞かない
言うことを聞かないというとちょっと驚かれる人もいると思いますが、これは
- 自分で考えられる
- 自分で判断できる
ということです。
もっと言うと自分の判断にしっかりと自信を持っていて、自分で考え抜くことができる子は化ける可能性が高いです。
元日本代表の監督であったオシムさんは日本人の従順さを残念がっていたそうです。
ヨーロッパの選手は
コーチが右へ行けと言っても、知らん顔して左へ行く
「俺の判断では左だ」と主張する
日本の選手は
コーチが右へ行けというと、みんな右へ行く
こういう違いがあるようです。
そして、海外で子育てをした方によると
ヨーロッパの親は
子どもがみんなと違うことをやりたいと言うと安心する
日本の親は
みんなと違うことをやりたいと言われると不安になる。
みんなと同じように動いていると安心する。
と言います。
もちろん一般論ですが、なんとなくわかりますよね。
もうひとつ、オランダの育成年代を対象にしたサッカーの研究で、プロになるような子供にはある「行動」の特性があることがわかっています。
「行動」の特性とは
- 人より多く練習するだけでなく、責任を持って質の高い練習をしようとする
- トレーニング内容に納得できないと「なぜこの練習をしないといけないの?」とトレーナーに質問する
このように自分で考えて練習を判断できる子があとから「化ける子」になっていきます。
育成年代では日本もヨーロッパに勝つこともありますが、大人になるにつれヨーロッパの強豪国は段違いの強さを身につけていきます。
これは自分で判断する力、自分で考える力の違いが大きい原因のひとつだと思っています。
人から言われるままにやっていてもどこかで壁にぶつかったときに、越えていくことができないからです。
目的がブレない
本田圭佑選手は小学生の卒業文集で
- 世界一のサッカー選手になる
- ワールドカップで有名になってセリエAに行く
- セリエAで10番をつける
などを書いていますが、その多くがかなっています。
みんな小学生の頃は「サッカー選手になりたい」という夢を抱くと思います。
ボクも卒業式で将来の目標を「セリエAで大活躍する」と発表しました。
でもそれが実現することはありませんでした。
多くの人は成長の過程で、「あれ、これムリちゃうかな。」みたいに思って、夢が自然と消えていったり、違う目的にすりかわったりします。
ですが、あとから「化ける子」は目的がブレないです。
本田圭佑選手は
ガンバのジュニアユースからユースへ上がれなかった
→石川県の名門「星稜高校」を選んだ
ガンバで落ちたのは、かなり大きな挫折だったと想像できます。
「あれ、俺ムリかも。」と思ってもおかしくない状況だと思います。
ですが、
石川県の名門「星稜高校」を選ぶという、次にプロになれる可能性の高い方法をすぐに探している
これなんですね。
中村俊輔選手も
マリノスのジュニアユースからユースへ上がれなかった
→神奈川の名門「桐光学園」を選んだ
2人とも高校で全国大会に出られる可能性の高い名門を選んで、高校で大活躍してプロになっています。
ポイントは
プロになるという目的から1ミリもブレない
これですね。
あとから「化ける子」は挫折しても、目的がブレずに夢を叶える他の方法をすぐに探し出します。
プロになるという大きな目的の変更は、はなから頭にないわけですね。
努力を継続できる
あとから「化ける子」は努力を継続できる人です。
どんなにサッカーが好きでメンタルが強い人でも、
- 壁にぶつかる
- 思うようにいかない
- 結果がでない
こういう時はモチベーションが下がります。
それでもやり続けることができる人だけが、あとから化ける可能性を秘めています。
メッシの有名な言葉で
努力すれば報われる?そうじゃないだろ。報われるまで努力するんだ。
というのがあります。
あとから「化ける子」になるまで努力を継続できた人のみ、「化ける子」になれるわけですね。
最後まであきらめない
あとから「化ける子」の特徴のラストは、「最後まであきらめない」ことです。
当たり前かと思うかもしれないですが、これはとても重要でありとても難しいことです。
なぜなら
いつ化けるかは、誰にもわからない
からです。
かつて流行った1万時間の法則のように、
1万時間の意識的な練習を積めば、誰でも1流になれる
と、これだけやればいい時間がわかっていたら、その時間だけ必死にやることもできるでしょう。
※1万時間の法則はすでに否定されています。
ですが、自分の才能がいつ開花するなんて、誰にもわからないんですね。
あと1年頑張っていたら化けていたかもしれないですが、それはわかりません。
化けるまであきらめなかった人が「化ける子」になり得ます。
中村憲剛選手のエピソードです。
中村憲剛選手は高校まで全くの無名で、プロになれるなんて思ってもなかったそうです。
ですが、大学になってもサッカーを続けて頑張っていました。
中村憲剛選手の大学は、Jリーグのチームに練習試合の相手として指名されていたんですね。
最初は全くうまくプレーできなかった練習試合ですが、やっているうちに慣れてきました。
そして回数を重ねるうちに自分でもプロで通用するんじゃないかと思ってきたそうです。
それからプロになるために川崎フロンターレに挑戦したいと監督に言い、練習生として試験に合格し、のちの活躍に繋がりました。
中村憲剛選手は大学生になっても自分を磨き続けたから、チャンスをものにできました。
高校生の時点であきらめてしまっていたら、Jリーグでの活躍はなかったでしょう。
ボクもそうやけど、あきらめた時点で「化ける子」になる可能性はなくなる。
「化ける子」は選択肢が他にもあること探し出せる子や。
今、伸び悩んでいる人が「化ける」ためにできること
ここからは、現時点で伸び悩んでいる子がなにをすればいいのかを考えていきましょう。
結論から言うと、「化ける子」の特徴をしっかりとやっていけばいいだけです。
- サッカーを好きだと確認する
- サッカーの基礎を身につけておく
- 自分で考えるクセをつける
- 目的を定める
- 目的に向かって努力をつづける
- 最後まであきらめない
これですね。
順番に見ていきましょう。
サッカーを好きだと確認する
一つ目は「サッカーを好きだと確認する」です。
これは「自分がサッカーを好きでやっているのか」をいちど確認してほしいということです。
先ほども述べましたが、
- 誰かにやらされている
- なんとなくやっている
だと、やはりあとから化ける可能性は低いです。
ですので、ここでしっかりと
自分は自分の意志でサッカーが好きでやっている
と確認しておきましょう。
いつもここに戻ってきたら、多少の壁に当たってもへこたれることはないでしょう。
サッカーの基礎を身につけておく
2つ目です。
サッカーの
- 技術
- 判断力
- 考え方
など、自分で身につけられる基礎的なものは身につけておきましょう。
しっかりとした土台ができていないと、あとから飛躍的に伸びることは少ないです。
これは、先ほども述べましたが、1人で基礎練習ばかりやれというわけではなく、育成年代の間にしっかりとサッカーをやって欲しいということです。
サッカーは「サッカーをやることで上手くなる」と言います。
育成年代で試合や練習をたくさんやって自分の課題に向き合っていきましょう。
自分で考えるクセをつける
3つ目ですね。
コーチに「これをやれ」と言われたまま素直にやるだけでは、いつか限界がきます。
大きな壁を乗り越えたり、「化ける」ような実力をつけるには、自分で考え抜く必要があります。
もちろん人に聞くことも大切ですが、自分で考えた上で聞くのと、なにも考えずに「教えてー」と聞くのでは結果が大きく変わってきます。
ではどうすれば自分で考えるクセがつくのか?
いちばん簡単に自分のことを考えられるのは、
サッカーノートをつける
です。
このブログでは何度もサッカーノートをつけることをおすすめしています。
サッカーノートで
- 自分の課題について
- 試合や練習の振り返り
- 目標
など、上記だけでも毎日考えておけば、だんだんと考えるクセがついてきます。
自分の課題もはっきりとしてくるので、伸び率も変わってくるでしょう。
中村俊輔選手は高校生の頃からプロになってもずっと、サッカーノートをつけていました。
本田圭佑選手も三笘薫選手もサッカーノートを書くことを推奨しています。
サッカーノートを書いてみましょう。
サッカーノートの具体的な書き方について詳しく書いた記事です。是非ご覧ください。
ブレない目的を定める
4つ目は「ブレない目的を定める」ですね。
この目的は夢と書き換えてもいいかもしれません。
例えば「プロになる」という目的を立てたとして、ここからブレないで追い続けることができれば「化ける子」になる確率も上がります。
ブレない目的を立てるポイントを解説しておきます。
目的は
- どこまでも個人的である
- 自分の価値観に合っている
- 本当に達成したいもの
である必要があります。
意外と「親に言われた」とか、「人がやっているから」など、他人に思わされていることが目的になってしまっていることがあります。
自分が本当に達成したいと思えるものでないと目的は達成されません。
そして、自分が本当に達成したい目的をリアルに具体化していくとブレにくくなります。
本田圭佑選手は小学生のときにめちゃくちゃ具体的な夢を掲げています。
ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。
世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。
だから、今、ぼくはガンバっている。
今はヘタだけれどガンバって、 必ず世界一になる。
そして、世界一になったら、 大金持ちになって、親孝行する。
Wカップで有名になって、 ぼくは外国から呼ばれて、ヨーロッパのセリエAに入団します。そして、レギュラーになって10番で活躍します。
一年間の給料は40億円はほしいです。
プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り、世界中の人がこのぼくが作ったスパイクやジャンパーを買って行ってくれることを夢みている。
一方、世界中のみんなが注目し、世界中で一番さわぐ4年に一度のWカップに出場します。
セリエAで活躍しているぼくは日本に戻りミーティングをし10番をもらってチームの看板です。
ブラジルと決勝戦をし2対1でブラジルを破りたいです。
この得点も兄と力を合わせ、 世界の強ごうをうまくかわし、いいパスをだし合って得点を入れることがぼくの夢です。
SoocerKING “伊紙、本田圭佑の小学校卒業文集を紹介「10番で活躍します」より引用
この夢の多くが叶っているんですね。
これはすごいことです。
長期的な目的が見つけにくい場合は、5年後ぐらいに自分が
- どこで
- だれと
- どんなことを
していたいかを考えてみることから始めてみましょう。
本当に「プロのサッカー選手」になりたければ、自分がプロになっている具体的な姿をサッカーノートに書いていってください。
これをいつも見返せるようにしておけば、今うまくいかなくても頑張り続けられるはずです。
目的の作り方と達成の仕方を詳しく書いた記事です。
≪目的地を具体化すれば目標は達成できる!超・効果的な目標設定方法
目的に向かって努力をつづける
5つ目です。
目的を考えただけでは、目的に近づくことはできません。
目的から逆算して今できることまで落とし込んで、日々の努力を続けていけばいつか飛躍できる日が来ます。
「化ける子」になるのは将来の目的から考えて、今を必死に努力した結果です。
報われる(化ける)まで努力する。
これですね。
ブレない目的を見つけたら、あとは努力を積み重ねていくのみです。
継続するには根性だけでは難しいです。簡単に継続する方法を解説しています。
最後まであきらめない
先ほども書いていますが、いつ化けるかは誰にもわかりません。
ですので、最後を決めるのは自分になります。
大学卒業するまではあきらめずに頑張るなどと決めておけばいいと思います。
自分が納得できるまでは頑張れば後悔をすることはないでしょう。
ボクの場合は、高校で挫折してプロになる道をあきらめているので、もっと本気でやっておけばよかったという後悔は残っています。
やりきったと思えるまでは最後まであきらめずに挑戦し続けるのがいいですよ。
後悔してもそこには戻れへんから、自分のできる限りのことをやることをオススメするで。
ボクのように後悔してほしくないからな。
「化ける子」を落としてしまう育成年代の評価基準
先述しましたが、多くの世界的に活躍している選手が、育成年代では挫折を味わっています。
なぜこのようなことが起こるのかを考えていきます。
挫折を味わった子たちが奮起して、鬼のような努力をして「化ける子」になったということも言えるでしょう。
ですが、大きな理由の一つに「子どもたちを評価する基準」もあると考えています。
結論から言うと
- 「今うまい選手」を評価する
これですね。
元日本代表のオシムさんは
「日本の育成年代は『今うまい選手』をピックアップしてるからダメなんだよ」
と言っていたそうです。
では、なぜ「今うまい選手」ばかり評価されるのでしょうか。
それは、育成年代でもJリーグの下部組織や強豪高校は『勝ち』を義務付けられているからです。
各年代の日本代表もそうですね。
勝利という結果を出さないと、大人やチームが評価されないので「今うまい選手」が必要になります。
オシムさんは
「若い世代はね、勝つことが最終目的じゃないんだよ」
こうも言ってるんです。
この言葉は、20歳以下の日本代表がアジア大会で優勝して、その時の監督がオシムさんに優勝報告に行ったときに残しています。
オシムさんは勝利ばかりを追求する日本の育成年代を心配していたんでしょう。
もちろん「将来この子が伸びそうだから」という理由で選ぶというのは簡単じゃないかもしれません。
ですが、育成年代の目的は
選手を育てること
ですよね。
育成年代ではヨーロッパの強豪国にも勝てる日本が、大人になるにつれて強豪国に勝つことが難しくなるのはこういった理由もあるでしょう。
「勝つ」チームが偉いと思われるのは今も昔も変わってないで。伸びしろや将来性をもっと見れるようになったらいいけどな。
中学、高校で「化ける子」の正体
中学や高校へ行ってから「化ける子」の正体についてお話しします。
すべてがそうだとは言いませんが、多くの場合当てはまると思っています。
結論から言います。
成長期が遅かったり、体が小さくて評価されなかった子たち
これが「化ける子」の正体です。
上でも述べたように、日本では『今うまい選手』が評価されやすいです。
ですので、ユースへ上がる段階で、体が小さかったり成長の過程だったりする選手は外れる可能性が高くなります。
そこで落とされた選手が、高校や大学でしっかりと成長し評価を上げていきます。
中村俊輔選手は高校2年生のときに身長が急に伸びて、フィジカルも上がったそうです。
それから、俊輔選手は
- 1年生のとき→川崎市選抜どまりだった
- 2年生のとき→県選抜、関東選抜に選ばれ
- 最終的→ユース世代の日本代表まで昇りつめた
このように、急に評価を高めています。
鎌田大地選手は中学生のときに身長が25cmも伸び、体のバランスが崩れ骨折を繰り返していました。
「いつになったら俺の体は思い通りに動くんだ」
と泣いていたそうです。
そこから徐々にフィジカルが安定し始めて、高校サッカーでの活躍につながっていきます。
もちろん身体が大きくなっただけで活躍できるようになるわけではありません。
ここで大事なポイントは
- サッカーを好きだと確認する
- サッカーの基礎を身につけておく
- 自分で考えるクセをつける
- 目的を定める
- 目的に向かって努力をつづける
- 最後まであきらめない
を続けていくということです。
これらの努力を続けているうちに、身体能力の発達がうまく重なると急に才能が開花したようになるということです。
ここでのポイントは
「化ける」までの努力の過程がいちばん大事
こういうことです。
成長期で急激に身長が伸びて身体が安定してきて「化ける子」になるわけやな。
だから成長期が終わってからのフィジカルの鍛え方も「化ける子」の大切な要素やで。
サッカーがいちばん上手くなる時期は「ゴールデンエイジ」
なんどかこのブログでも取り上げていますが、「ゴールデンエイジ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「ゴールデンエイジ」を簡単に言うと
「さまざまな神経回路の発達」「脳の柔軟性」「筋力や骨格の発達」が絶妙にバランスよくかみ合って「あらゆる動作をきわめて短期間で覚えることができる」時期
のことです。
ちょっと難しいですが、「人間には一生に一度、いろんな動作をすぐに覚えられる神期間」があるということです。
この期間は見たことをやってみるだけで習得できる「即座の習得」が可能な期間と言われます。
親御さんの中には、「サッカーは出来るだけ早く始めた方がいい」と言われたことがある人もいると思います。
それはこの「ゴールデンエイジ」が関係するからですね。
「ゴールデンエイジ」は9歳~12歳と言われています。
ここでポイントは
ゴールデンエイジにどれだけサッカーをすることができるか
あとからの伸び率はこれにかかっていると言っても言い過ぎではないと思います。
ボクは「ゴールデンエイジ」の頃に毎日サッカーをやって急激にうまくなりました。
ですが、今思えばこの頃にもっとボールコントロールを磨いておけばよかったなと思います。
ですので、
自分がやりたいと思うプレーは「ゴールデンエイジ」が終わるまでに身につける
これをしっかりとやっていればあとから「化ける子」になる可能性はかなり上がります。
- メッシのようなドリブル
- ネイマールのようなトラップ
- 小野伸二のようなリフティング
自分がやりたいと思うプレーは全部マスターするつもりで「ゴールデンエイジ」を過ごしましょう。
ゴールデンエイジも成長期と同様、個人差があるから注意が必要やな。
ざっくり9~12歳やけど、正確には誰にもわからんで。
まとめ:「化ける」まで努力を続けた人が「化ける子」
今日はあとから「化ける子」はどんな子なの?を考えてきました。
結論を言ってしまうと
化けようが化けまいがやることは変わらない
ということです。
これを言っちゃ身も蓋もないですが、最終的には自分を信じてやり続けないとうまくはなりません。
- サッカーを好きだと確認する
- サッカーの基礎を身につけておく
- 自分で考えるクセをつける
- 目的を定める
- 目的に向かって努力をつづける
- 最後まであきらめない
今日解説した上記を続けましょう。
「努力」「努力」言うと、とても大変だと思うかもしれないですが、実はサッカーが好きで情熱を持っていればそれほど大変ではありません。
多くの人が努力と言うとしんどいことをやらなくてはならないと思います。
ですが、サッカーはサッカーを楽しんでやる人がうまくなります。
ですので、飽きない練習の工夫をして課題を少しずつクリアしたり、得意を伸ばしていけばいいんです。
うまくなればますます夢中になっていきます。
そのための発信はどんどんしていきますので、またこのブログをチェックしてみて下さい。
以上、長くなりましたので今日はこの辺で終わります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
少しでも皆様のサッカーライフが充実して、サッカーを好きになってくれたら嬉しいです。
サッカーさいこー
ブログさいこー
おしまい。