こんにちは!ちくです!
- サッカーシューズのスパイクとトレシューの違いって…
- 天然の革か人工の革はどっちがいいの?
- 結局なにを選んでいいのかわからない!
初めてサッカーシューズを選ぶときは何を基準に選んでいいかわからないですよね。
種類も素材もいっぱいあって、ショップの店員さんに聞いても、わからないから高いものを売りつけられる怖さがあります。
今回の記事ではシューズの種類や用途、素材や表記について初めての人でもわかるように解説していきます。
この記事を読めばサッカーシューズについて詳しくなります。サッカーシューズのことがわかってしまえば、もう怖がることはありません。
スポーツショップに行って、「その機能はいらないからこのシューズ下さい!」って言えるようになりましょう。
人はわからんことは怖いけど、わかってしまえば怖くないんや!知識をつけて安心しような!
試し履き(フィッティング)ついて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでください▼
≫最適なサッカーシューズの選び方と正しい試し履き(フィッティング)の基本
サッカーシューズの種類
サッカーシューズには主に種類が3つあります。
- スパイク
- トレーニングシューズ
- フットサルシューズ
スパイク
一般的なサッカーシューズでアマチュアの学生からプロまで使用しています。靴底に『スタッド』と呼ばれる背の高い突起が前後に複数個ついたシューズです。
土や芝にスタッドが食い込むので、前後左右への激しい動きやストップ&ゴーをしても滑りにくいのが特徴です。また、力強いキックや繊細なボールコントロールができるように設計されています。
小学生の高学年以上は基本的には、試合でも練習でもスパイクを使います。スパイクはグランドに合わせて芝生用や土用などの違いがあります。
スパイクの商品名の後にあるHGなどの表記が、グラウンドタイプによる違いを表しています。後で詳しく説明します。
スパイクは固い靴底で踏ん張るため、大きな力が加わり足にかかる負担も大きくなります。小学生の高学年になるまでは足の負担の軽い『トレーニングシューズ』を選びましょう。
人によっては使い分ける人もいるけど、基本的には小学生高学年以上はスパイクを使って練習も試合もするで!
トレーニングシューズ
いわゆる「トレシュー」です。靴底はゴム素材でできており、スパイクの『スタッド』がないので足への負担が軽いです。
靴底には小さなポイントがたくさんついており、特に固い土のグラウンドでの使用に向いていますが、ほとんどのグラウンドで使用できます。
運動靴とスパイクのちょうど間ぐらいのシューズをイメージしてもらうとわかりやすいです。トレーニングシューズという名前ですが、試合でも使えます。
上でも書いていますが、小学生低学年までは足の負担の軽いトレーニングシューズをおすすめしています。
トレシューはフットサルや他のいろんなグラウンドで幅広く使えるから便利なんや!スパイクの他に予備として1つ持っといたらええで!
フットサルシューズ
フットサルシューズは体育館などの室内で使用するものと、屋外のフットサルコートで使用されるものの2種類にわかれます。
室内用のフットサルシューズは靴底部分が平らにできており、体育館シューズのような飴色の靴底が多いです。
屋外の人工芝で使うフットサルシューズは、靴底が固めでデコボコがあるものを選ぶと滑らなくて動きやすいでしょう。いわゆるトレシューと同じです。
室内のフットサルの大会によっては飴色の靴底しかダメな場合もあるから先に問い合わせとかなあかんで!
サッカーシューズの素材について
サッカーシューズに使われる生地の素材は天然皮革か人工皮革にわかれます。今のシューズは足の部分によって変えたり混ざっているものが多いです。
どんな素材もメリットデメリットがあるので混ぜることでより良いハイブリッドになってきています。天然皮革が伸びすぎるから人工皮革を混ぜているものなどもあります。
ここでは素材の特徴を簡単に知っておきましょう。
どっちがいいというより、特徴が違うから知っておいた方がいいんだね。
昔はカンガルー一択みたいなとこがあったんやけど、今は人工のものもかなり良くなっとる!両方混ざってるもんも多いしな!
天然皮革
天然皮革は伸びる素材です。履いていると足に馴染んでくるので、最初はややきつめを選ぶ人もいます。ただ、縦は伸びないのでつま先がきついものは避けましょう。
天然皮革にはカンガルー皮革と牛皮革があります。
カンガルー皮革
カンガルー革は昔からサッカーシューズに使われている素材で、プロでもカンガルー革じゃないとダメっていう人が多い最高級レザーです。
- メリット
- カンガルー皮革は強度が高く、柔らかく、軽いと3拍子そろっていて、通気性にも優れています。
- 革は薄く柔らかく足にフィットするので、繊細なボールタッチが可能です。カンガルー革は弱いというイメージがありますが革自体は弱くありません。
- デメリット
- 水や汚れに弱く、乾燥すると革が固くなりやすいので定期的にメンテナンスが必要なこと、値段が高いことが挙げられます。
- 革は弱くないですが伸びやすく柔らかいので型崩れしやすい面があります。
面倒くさがりの人には向かないと言えますね。
天然皮革、特にカンガルー革は自分の足に合ってくるからかなりフィットするで!丁寧に手入れしてあげたら長持ちするしな!
牛革
- メリット
- 天然皮革なので足に馴染みは良く、通気性が高いです。
- 基本的にカンガルー革に比べて価格帯は低いですが、上質の牛革を使っている高級シューズもあります。
- デメリット
- カンガルー革ち比べると分厚さと重さが出てしまいます。
- カンガルー革と同様、水や汚れに弱くメンテナンスが必要です。乾燥しすぎると革が固くなってしまうことがあります。
人工皮革
合成繊維やポリウレタン樹脂を使用した素材です。人工皮革は基本的に伸びにくいという特徴があります。最初から足にフィットしているものを選びましょう。
- メリット
- 水や汚れに強く型崩れしにくいので、メンテナンスがほとんどいらず手軽に使えます。
- 耐久性にも優れているので長く使うことが可能です。
- 価格帯も比較的低く設定されているモノが多いです。
- デメリット
- 一般に足に馴染みにくく、通気性が悪いと言われています。
上記は一般的に言われていることですが、最近ではマイクロファイバーのような天然皮革に引けを取らないフィット感を実現した高価な人工の素材も出てきています。
部分的に天然皮革や人工皮革を使い分けているものも多いので、どちらが良いというのは言えないです。自分で履いてみて確かめていくしかありません。
値段とも相談やけど、人工皮革もびっくりするぐらい軽いのあるし、今はええものになっとるで!
商品名の後に書いてある「HG」「FG」などについて
商品名の後に「HG」「FG]とか書いているのを見たことありませんか。あれは実はグラウンドの種類のことです。
グランドの種類によって適したスタッドがあります。それを表しているのが「HG」などの表記です。
HG(ハードグラウンド) | 硬い土のグラウンドで使用 |
FG(ファームグラウンド) | 天然芝で使用 |
AG(アーティフィシャルグラウンド) | 毛足の長い人工芝で使用 |
TF(ターフ) | 天然芝、人工芝、土いずれでも使用可(トレシュー) |
IN(インドア) or IC(インドアコート) | 体育館や屋内のフットサルコートで使用 |
HG(ハードグラウンド)
硬い土用のグラウンドで使用するスパイクです。
日本では学校など未だ土のグラウンドが多いので、多くの学生が使うのがこのHG(ハードグラウンド)です。
スタッドが低く数が多いのが特徴で、接地面を多くしていることにより、硬い地盤でも衝撃を吸収しやすく足への負担を軽減しています。
HG用スパイクは基本的にどのグラウンドでも使用可能です。使用目的にもよりますが、学校の部活などの基本的な使用はHGで十分でしょう。
FG(ファームグラウンド)
主に天然芝で使用するスパイクです。多くのプロ選手が使用しているのがこのFGのスパイクです。
初心者が選ぶことはあまりないですが、メインのグラウンドが芝生の場合はFGを選択することになります。
スタッドは細く長めで数が少ないのが特徴で、柔らかく滑りやすい天然芝のピッチにスタッドが食い込むことでしっかりとグリップします。
FG用スパイクが対応しているのは天然芝と柔らかい土で、硬い土のグラウンドや人工芝には向きません。
AG(アーティフィシャルグラウンド)
人工芝で使用するスパイクです。アーティフィシャルグラウンドは世界中で増加傾向にあります。
人工芝は天然芝より硬く毛足が長いため引っかかりやすいので、丸い形状のスタッドで芝の引っかかりを抑え、抜けやすくしているのが特徴です。
TF(ターフ)
いわゆる「トレシュー」です。天然芝、人工芝、土のいずれのグラウンドにも対応しています。
トレーニングシューズとは言いますが、試合で使用することも可能です。
ラバー素材でできた底面全体に小さなポイントが敷き詰められており、足の負担を軽減しています。スパイクと運動靴の中間のような作りです。
小学生低学年以下のお子様はこのトレーニングシューズをオススメしています。人工芝のフットサルコートでもこのトレシューを使います。
IN(インドア) or IC(インドアコート)
主に体育館などの室内施設に使用するシューズです。
靴底はラバー素材でフラットな作りになっており、木材などのコートに密着することで生まれる摩擦により滑りにくくなっています。
施設や大会によっては飴色(あめいろ)のアウトソール以外のものは禁止になっていることもあるので注意が必要です。
迷ったらHG(ハードグラウンド)かMG(マルチグラウンド)
いろんなタイプのグラウンドで練習する人など、どのスパイクにしようか迷う人は、HGかMG(マルチグラウンド)をおすすめします。
HGやMGは天然芝や柔らかい土のグラウンドでは多少滑りやすくはなりますが、基本的にはどのグラウンドにも対応しています。
現状の日本のグラウンドやと、HGのシューズを買っとけば問題ないやろうな。土のグラウンドがまだ圧倒的に多いからな。
スタッドの種類(固定式・取り換え式)
スタッドの種類は固定式と取り換え式があります。
基本的には固定式を使えば問題ありません。
固定式
スタッドがスパイクの靴底に固定されているモデルです。サッカースパイクの主流で普通に使うにはこの固定式で間違いありません。
日本のサッカーグラウンドに多い土のグラウンド、短い芝のグラウンドなど幅広く使用できます。
足に対する負担も少ないのが固定式です。
取り換え式
スタッドを金具で取り付けるタイプのもので、長い芝や雨で柔らかくなったグラウンドで使うのに適しています。
グラウンドコンディションによって取り換えがきくのと、スタッドがすり減っても交換できるのがメリットです。
スタッドの数が少なく地面への接する面積が少ないため、下半身に大きな負担があります。メイングラウンドが芝生などでプレーする上級者向けのスパイクです。
基本的に初心者が選ぶことはありません。
初心者は固定式のスタッドを選べばいいんだね。取り換え式はスタッドが少ないから足を痛めそうだね。
スタッドの形状(丸型・ブレード型)
スタッドの形状には丸型とブレード型があります。
丸型
丸型のスタッドの特徴は、前後左右から力を均等に受けることができるので、足への負担がかかりにくいことです。
またスタッドの数も多いので、安定感がありバランスがいいです。子供や初心者におすすめです。
デメリットとして、ブレード型と比べるとグリップ力が少し落ちます。天然芝や柔らかい土の上では若干滑りやすく感じるでしょう。
ブレード型
ブレード型のスタッドは形状が棒状やL字型で、グリップ力が高く滑りにくいのが特徴です。急な方向転換やストップ&ゴー、激しいドリブルや力強いキックが行いやすいです。
デメリットとして、グリップに優れている分足腰への負担が大きいです。子供や初心者には向かないと言えます。
初心者が選ぶスタッドは、固定式の丸型や!慣れてきて自分のプレースタイルがわかってきたら他のも考えたらええわ!
スパイクの選び方
成長過程のお子様の場合、ジュニアモデルがオススメです。サイズがあるならばジュニアモデルを選びましょう。基本的に足に負担が少ないように設計されています。
サイズの合うモデルがあるならジュニアモデルを選ぼう!
繰り返しになりますが、小学生低学年以下のお子様はトレーニングシューズを選びましょう。
素材やスタッドの形状がわかってきたところで、実際にスパイクを選んでいかなくてはいけません。僕が何を気にしてスパイクを選ぶか基準を解説します。
自分がスポーツショップに行ったところをイメージしてみて下さい。
スパイクを選ぶとき見るところは▼
- 価格で選ぶ
- 素材で選ぶ
- デザインで選ぶ
- メーカーで選ぶ
- グラウンドの種類で選ぶ
- 自分のプレースタイルで選ぶ
価格で選ぶ
価格は大事なところです。基本的には値段が高いものほどいいものですが、自分のレベルや使い方に合ってるものを選ぶことが大切です。
他と比べて安すぎるのはオススメできませんが、初心者のうちは安めのものから試して、徐々にグレードを上げていけばいいと思います。
いくらぐらいまでのものを買うのか、だいたいの予算が決まれば素材も決まってきます。
例えば、予算が1万円までならカンガルー革は選択肢からはずれるとかですね。逆に絶対にカンガルー革のものがいいなら予算も上がってしまいます。
機能性が高く安いものを求めるなら、セール品を狙うのもオススメです。基本的には型落ちやデザインが奇抜であまり売れなかったものがセール品になりますが、中には仕入れすぎて在庫が多くなってセールになるものなどいいものもたくさんあります。
質の高い商品を安く買える可能性がありますので、選択肢に入れておいてもいいと思います。
値段だけで決めるのはどうかと思うけど、値段も大切やで!
素材で選ぶ
天然皮革がいいか人工皮革がいいかというところです。
プロの選手でも重要視するところが人によって違います。軽さを一番重要視する人もいれば天然皮革じゃないと嫌だという人もいます。
正直、初心者にはどの素材がいいかわからないと思います。初心者で高級なカンガルー革を選ぶ必要もないでしょう。
今は人工皮革でも軽くていいものがいっぱいあります。
自分で実際履いてみないと素材の良さはわからないと思うので、軽さを確かめてフィッティングして自分の足に合うかで決めましょう。
いろんなシューズを試していくうちに自分の好きなシューズがわかってくるものです。
結局大事なのは自分の足にフィットしているかどうかってところだね!
デザインで選ぶ
見た目のカッコよさで選ぶのも大切です。シューズはテンションが上がるものなので、自分が気に入ったものを履くと練習に身が入ります。
好きな選手が履いているデザインとかでもいいと思います。ただ、同じものが売っているとは限らないのでいくつか候補を挙げておく方が良いでしょう。
絶対これが欲しいと思っていても売ってなかったらへこみます。
メーカーで選ぶ
好きなメーカーや信頼のおけるメーカー、人気のメーカーから選ぶ方法です。
昔は海外のメーカーは日本人には合わないと言われていましたが、今ではメーカー側も日本人向けのものを出していたり、日本人の足が変わってきたりして一概には言えなくなってきています。
同じメーカーのシューズでも幅が広いものや狭いものと選択できるシューズもあります。自分が好きで信頼できるメーカーの中から自分に合ったものを探すのも良いと思います。
サッカースパイクの人気メーカーです▼
- ミズノ
- アシックス
- ナイキ
- プーマ
- アディダス
この中から選べばまあ間違いはないでしょう。ですが、自分の足に合うかどうかはちゃんとフィッティングして確かめて下さい。
最近の高校サッカー選手権で一番履いている人が多いメーカーはミズノらしいよ!上のメーカーはみんな上位だよ!
グラウンドの種類で選ぶ
ここからは基本的には上級者の選び方です。
いつも使っているメインのグラウンドの種類によっても選ぶスパイクは変わります。
設備の整っているクラブチームに入る場合などは、メイングラウンドが芝生や人工芝の場合もありえます。その場合は適切なタイプのスパイクを選ばなくてはなりません。
日本のグラウンドは土のグラウンドが多いので固定式のHGやMGタイプを選べばいい人がほとんどです。
パパさんママさんはお子様が普段使用するグラウンドはどんなグラウンドか、スパイクを購入する前に把握しておきましょう。
プレースタイルで選ぶ
自分がスピードを重視するタイプなのか、繊細なボールコントロールを重視するのかによっても選ぶものは変わります。
スピード重視ならスタッドがブレードタイプを選んだり、ボールコントロール重視なら天然皮革を選ぶなどの選択肢があります。
いろいろなシューズを試した上で、自分のプレースタイルに合ったものを見つけていきましょう。
初心者は固定式の丸型のタイプを選べば問題ありません。
自分の気になるものを見つけて、試し履きをして、足にピッタリならそれに決めたらええんや!パパさんママさんは値段も見といてあげなな!
まとめ:スパイク選びを楽しもう!
本記事ではスパイクの種類や素材の特徴について解説してきました。
今日わかったことは▼
- スパイクの種類
- スパイク
- トレーニングシューズ
- フットサルシューズ
- スパイクの素材
- 天然皮革か人工皮革
- スパイクの使用グラウンド
- HG、FGなどの表記はグラウンドのタイプを示している
- スパイクスタッドの種類
- 固定式か取り換え式
- スパイクスタッドの形状
- 丸型かブレード型
これらのことがわかった上で、スパイクの選び方について考えていきました。
スパイクはいろんなメーカーからたくさん種類が出ています。自分のプレースタイルや好みなども刻一刻と変わっていきます。
一発で自分の最適なものを見つけるというのは不可能に近いです。そして最適を見つけたからずっと履き続ける必要もありません。
自分の好きなものを選んで自分の足に合うかを試していく感覚で楽しんでやっていきましょう。フィッティングはかなり重要になります。
シューズ選びは最初は難しいかもしれんけど、慣れたらほんまにテンション上がるで!楽しんでやっていこうな!
正しいフィッティングのやり方はこの記事を参考にして下さい▼
≫最適なサッカーシューズの選び方と正しい試し履き(フィッティング)の基本
シューズは単なる道具ではなく自分のパフォーマンスを上げてくれる相棒です。シューズ選びに終わりはありません。
この記事を書くために久しぶりにスポーツ用品店に通ったらめっちゃテンションが上がりました。最近のスパイクはすごい!進化してる!
以上で今日は終わります。この記事が少しでも皆さんのシューズ選びの役に立てたら嬉しいです。
ブログさいこ―
おしまい。