こんにちは!ちくです!
サッカー歴30年以上の大ベテランです!
サッカーは好きですかー?
今日のテーマは挫折を乗り越える力、「リバウンド・メンタリティ」について解説したいと思います。
- いま壁にぶつかってるけどどうすればいいかわからない。
- もっとうまくなりたいけど自主練が続かない。
- 挫折を乗り越える方法があれば教えて欲しい!
たくさん本を読んで、一流選手に関して調べていると、共通点がわかってきました。
結論からいうと、みんな例外なく壁にぶつかり、壁を乗り越えて今の成功を手にしています。
壁を乗り越える力を「リバウンド・メンタリティ」と言います。
今日は「リバウンド・メンタリティ」を必ず身につけてもらいたいと思います。
今日の記事では
- 「リバウンド・メンタリティ」とは一体なんなのか?
- 「リバウンド・メンタリティ」はどうやって身につけたらいいのか?
これらを徹底解説していきます。
「リバウンド・メンタリティ」を持っていないと夢に到達できる確率がグッと減りますが、身につけることができれば多くの目標が近づくことは間違いありません。
あなたは夢を叶えることができるんです!
ぜひ最後まで読んでください。
挫折を乗り越える力「リバウンド・メンタリティ」とは?
「リバウンド・メンタリティ」とは簡単に言えば
逆境からはい上がる力
のことです。
サッカーをやっていると、どんな人でも必ず壁にぶち当たります。
今は世界で活躍していて順風満帆に見える選手でも、過去には必ず壁にぶつかっているんですね。
その壁を「どうやって乗り越えていくか」を考えることができる能力と言えます。
自分の夢を叶えたい人は「リバウンド・メンタリティ」が絶対に必要ということです。
「リバウンド・メンタリティ」とは「傾聴力」と「主張力」の2つの要素から成り立っています。
- 「傾聴力」とは「人の意見に耳を傾ける力」
- 「主張力」とは「自らをアピールしていく力」
です。
「傾聴力」と「主張力」というと相反する力という感じがしますが、この2つは両立します。
具体的に言うと、壁にぶち当たったとき冷静に人の話を聞き、課題を見極め再びチャレンジし、また自らをアピールしていくということです。
まとめると
「壁」→「人の意見を聞く」→「練習する」→「自らをアピールする」→「壁」
これを何度も何度も繰り返していける選手が一流になっていきます。
一流選手のたったひとつの共通点が「リバウンド・メンタリティ」です。
「リバウンド・メンタリティ」を持つことができたら夢は確実に近づくで!
「リバウンド・メンタリティ」を養う方法
ではどうすれば人は逆境に強くなるのかを考えていきましょう。
結論から言うと、壁にぶち当たってもそれを乗り越えていくためには
- どうしても叶えたい夢・目標を持つ
- 逆算思考を身につける
- 壁、挫折は必ずあることを知っておく
- 自分の課題の本質を見極める
必要があります。
順番に説明します。
どうしても叶えたい夢・目標を持つ
まずは自分の夢・目標をしっかりと認識することです。
ここでは最終的に叶えたい目的を夢とし、夢を叶えるために達成すべきことを目標とします。
夢・目標の立て方のポイントは
自分で選んだどうしても叶えたい夢・目標である
これが大事です。
夢・目標はなんでもいいですし、動機もなんでいいです。
自分でどうしても叶えたいと思っていることが肝心です。
- 親がなって欲しそうだから
- なんとなくかっこよさそうだから
- みんなが言うから
こういう理由だと夢を叶えることは難しいです。
もしプロのサッカー選手になりたい場合、「プロにれたらいいな」ぐらいだと夢としては弱いんですね。
夢は
「何が起きても絶対にプロになるんだ」
これぐらいの強さが必要です。
プロになって成功している人はどこかの時点で必ず「絶対プロになる」と決めています。
ブラジルなどの貧しい人が世界で大活躍するようになるのは、どうしてもやらなくてはならない理由があるからです。
ボクの経験から言っても、どうしても叶えたいと思ってない夢が叶うことはまあないです。
理由は簡単で、ふんわりした目標を思い描いていても、何かあったら諦めてしまうからです。
夢というのは実は持ち続けるのも大変です。
なんとなくで終わってしまう夢なんていくらでもあります。
ボクのサッカーの夢は「なんとなくもう無理そうやな」で終わってしまったで。
夢を叶える人はどうしても叶えたい夢を持っています。
中村俊輔選手でも本田圭佑選手でも、挫折があっても夢から1ミリもブレていません。
どうしても達成したい夢だからです。
どうしても叶えたい夢なら多少のことがあってもへこたれません。
逆算思考を身につける
夢を確認してどうしてもプロになりたいと思ったとしてもそれだけで、「リバウンド・メンタリティ」が獲得できるかというとそうではありません。
次に大事になるのは
ゴールまでのプロセスを視覚化すること
です。
なぜなら、ゴールの設定がちゃんとできていたとしても、明日あさ起きたら急にプロ級にうまくなってプロになれるわけではないからです。
夢だけ描いても「今日すればいいこと」がわからなければ成果が出ることはありません。
ゴールにたどり着くまでのステップを知り、今できることにフォーカスすることでやっと成果が出てきます。
いくら強烈な目標を持っていたとしても、何年もなんの成果も出なければ途中であきらめてしまいます。
人は何年もうまくならないまま同じことを続けられるほど強くはできていません。
多くの人は夢を抱いてもそれに向かって進んでいる感覚がないので、途中であきらめてしまいます。
小さなステップを乗り越えていくことで自然と自信もついてくるで!
プロセスを視覚化するのに
逆算思考を身につける
これが重要です。
逆算思考とはゴールから考えて、今、何をすべきかに落とし込む考え方です。
逆算思考で有名なのは三笘薫選手です。
三笘選手は
プロになる→自分の武器が必要である→ドリブルを鍛える
というようにことあるごとに目標から逆算して今の活躍までたどりついています。
そして、ボクが調べてきたいま大活躍している選手は、ほとんどがこの逆算思考を使っています。
例えば堂安律選手は
「7年後の東京五輪でエースとして日本を優勝させる」→「U-20W杯で活躍して海外へ行く」→「ガンバ大阪のトップチームで活躍する」→この3~4年でどう自分を磨くか
このようにめちゃくちゃ具体的に目標を考えて逆算しています。
遠藤航選手は
「五大リーグとワールドカップで活躍する」→4つの具体的な目標を立てる「①海外に移籍する」「②ボランチで勝負できるチームを選ぶ」「③剥がせるボランチになる」「④戦う姿勢を手にいれる」→今できることにフォーカス
という感じですね。
本田圭佑選手も中村俊輔選手も同じです。
大きなゴールを思い描いたらゴールまでのプロセスを考えていきましょう。
遠藤航選手は
「逆算」しながら目標設定することで、もしどんなに苦しい出来事があっても、それは「目標を達成するためのひとつのステップだったな」と捉えられるようになり、挫折はなくなった。
こう語っています。
挫折を乗り越える大きなヒントです。
逆算思考は「リバウンド・メンタリティ」を手に入れる方法のひとつということがわかります。
壁、挫折は必ずあることを知っておく
なんども言いますが、どんな一流選手でも必ず挫折を経験します。
今は成功していて、キラキラしているスーパースターも必ず壁にぶつかっているんですね。
みんな大好きメッシもクリスチャーノ・ロナウドも例外なく壁にぶつかっています。
ですので、あなたも壁にぶつかります(笑)。
これを想定していないと壁にぶつかったときに簡単に心が折れて元に戻らなくなります。
人は
- 想定外のトラブル→大ダメージを受けて、モチベーションが下がる
- 想定内のトラブル→少しダメージを受けるが、耐えられる
こういう風にできています。
もちろん実際にネガティブなことが起きたらショックは受けます。
ですが、あらかじめ想定していたらなんとか耐えられます。
ですので、あらかじめ壁が出てくることを認識しておくことは非常に重要です。
そして、挫折があることを想定していると
B案(他の案)を生み出す原動力になる
これですね。
どういうことかというと、逆算して細分化したステップが、仮にうまくいかなかない場合は他の案を考えなくてはいけません。
「もしこの案がうまくいかなかったらどうしよう?」と考えますよね。
うまくいかないときがあることを想定していると、他の道を探すことができます。
ゴールへの道はひとつではないからです。
例えば
プロになる→Jリーグのユースで活躍して順調にトップに上がる→Jリーグのジュニアユースからユースに上がる✕
こういうプランを立てていてもJリーグのジュニアユースからユースに上がれないということは起こり得ます。
本田圭佑選手、中村俊輔選手がそうでした。
ですが2人とも
名門の高校に進学(B案)→全国大会で活躍→プロになって大活躍
こういう道をたどっているんですね。
これが壁は必ずあることを知っていることのメリットです。
ここで大事なことは
ゴールへたどり着く唯一の方法は、あらゆる可能性を捨てずにプロセスを改善していくこと
これなんですね。
A案が無理ならB案、B案でも無理ならC案と柔軟に道を模索していけば、いつかゴールにたどり着ける可能性はあります。
その過程で人はどんどん成長していきます。
もうひとつ他のエピソードです。
中村俊輔選手はスペインリーグに在籍していた時期について「とても良かった」と語っています。
その理由が
「ことごとくうまくいかなかったから」
これです。
普通のメンタルならば、「とてもつらかった。もうイヤだ。」になりますよね(笑)。
ですが、中村俊輔選手は「逆境は自分を成長させてくれるもの」というとらえ方をしています。
「うまくいかないことは必ず起こる」→「それを乗り越えれば成長できる」→「ゴールに近づくことができる」
中村俊輔選手はこのことを知っているから「うまくいかないこと」が大歓迎なんだと思います。
どんな挫折も乗り越えることができれば、どんどん成長していきます。
いつか自分が思っている舞台に行くことも可能なんですね。
自分の課題の本質を見極める
ここまでで、壁には誰でも必ずぶち当たるという話をしてきました。
そして、壁にぶち当たったときに
プロセスを改善することでゴールへ近づくことができる
と言いました。
プロセスを改善する重要なポイントは
自分の課題の本質がどこなのかを見極めること
です。
本当はキックに問題があるのにドリブルばかり練習しても目標には近づけないですよね。
それが続くと心が折れて戻らなくなります。
- 「なにが問題なのか?」
- 「自分の課題の本質はどこなのか?」
これらに正確に気づく力が必要になります。
先ほどの「リバウンド・メンタリティとは?」を説明した時に出てきた「傾聴力」の部分です。
「傾聴力」とは
人の話にきちんと耳を傾けることができる力
でした。
人の話をちゃんと聞くことで自分の課題の本質をとらえることができます。
自分のことすべてを冷静かつ客観的に見ることはむずかしいです。
意外と問題の本質からずれた努力をすることはたくさんあります。
例えば
15歳を過ぎているのにひたすらボールコントロールの練習をする
ボールコントロールがいちばん身に付く期間はゴールデンエイジと言われる12歳ごろだと言います。
成長には個人差があるので15歳としましたが、15歳を過ぎた場合、ボールコントロールの練習にすべての時間を費やしても急激な成長は見込めません。
逆にフィジカルのトレーニングをする方が結果が出やすいです。
こういうことを自分で気づくのは意外とむずかしいんですね。
「キックに問題があるのにドリブルの練習ばっかりする」というと「そんなアホな」と思うかもしれんけど、的外れな努力は意外とやってしまうからそれをわかっとかなあかんで!
ですので、人の話を冷静に聞ける「傾聴力」が重要になります。
自分の課題を正確にとらえて、そこにフォーカスすることができれば必ず実力は上がります。
以上が「リバウンド・メンタリティ」を獲得して自分の夢・目標を叶える方法です。
まとめ:「リバウンド・メンタリティ」を手に入れて挫折を乗り越えよう
まとめいきましょう。
夢を叶えるためにカギとなるのが「リバウンド・メンタリティ」です。
今日は「リバウンド・メンタリティ」について徹底解説してきました。
「リバウンド・メンタリティ」とは
逆境からはい上がる力
で、一流選手が必ず持っているメンタリティです。
「リバウンド・メンタリティ」は
- 「傾聴力」とは「人の意見に耳を傾ける力」
- 「主張力」とは「自らをアピールしていく力」
この2つの力から成り立ちます。
要は冷静に自分を客観視できる力と自分の意見を主張していく力です。
この2つを両立させていくことでゴールへと近づいていきます。
「壁」→「人の意見を聞く」→「練習する」→「自らをアピールする」→「壁」
これですね。
「リバウンド・メンタリティ」を養う方法として
- どうしても叶えたい夢・目標を持つ
- 逆算思考を身につける
- 壁、挫折は必ずあることを知っておく
- 自分の課題の本質を見極める
ことが必要でした。
「絶対に叶えたい夢を持つ」→「プロセスを細分化する」→「今やることにフォーカスする」→「壁は必ずあると知る」→「自分の課題を改善していく」
こういう順番で夢に近づいていきます。
こうすることで、挫折もひとつのステップだと思い、次の行動へとつないでいくことができます。
まさに「リバウンド・メンタリティ」ですね。
ゴールに近づくまでに必ず挫折はあります。
それも何回もです。
ですが、あなたは必ず乗り越えることができます。
勇気をもってもう一歩ふみ出しましょう!
挫折を感じたら、この記事に戻ってきていただけたらなと思います。
以上、長くなりましたので今日はこの辺で終わります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
少しでも皆様のサッカーライフが充実して、よりサッカーを好きになってくれたら嬉しいです。
サッカーさいこー
ブログさいこー
おしまい。